IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research |
エイチ・エス証券 |
一般コース
【会社概要】 元は対面取引がメインであった協立証券を、旅行業で著名な「HIS」の澤田社長が買い取って、「エイチ・アイ・エス協立証券」を設立したことが、発端です。その後「エイチ・エス証券」に社名を変更し、現在に至ります。証券会社としての特徴は、オンライン取引に事業を拡大しつつ、IPOの取扱いにも注力をしている点です。 【IPOの申し込み】 エイチ・エス証券への割当数量のうち、30%以上が抽選制、残りは裁量配分の方針です。オンライン証券の場合には、完全抽選制をとる証券会社が多い中、比較的裁量のウエイトが高いと言えます。 裁量配分の対象となるのは、預かり資産が1000万円以上、または前年の売買委託手数料が80万円以上などの条件を満たしている人です。また、一度IPOを配分してもらって、短期の保有しかしないで売却した実績があると、裁量してもらいにくいという方針が明文化されています。 抽選部分については、完全前金制で、申し込み枚数に関わらず、抽選の権利は1口座につき1権利です。 【総合評価】 IPOでの主幹事をとるケースが、少なくとも一年に数回はあります。また、IPOのシンジケート団に入るケースも比較的多くあり、この点からは、IPOには必須の一社と言えます。 |
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