3547串カツ田中IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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串カツ田中(3547 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

一般的な外食タイプの事業構造、あとは株主優待次第
 外食ビジネスであり、基本的には店舗数が増加・拡大することに伴って企業業績が伸びていく形になる。

 16.11期業績予想のEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約22倍となる。一般的な外食産業としては、これ以上に評価する点はない。公募で取りに行かなくても、株主優待の詳細が決まってから、或いは初回の株主優待が実施されてからの投資判断でも良いのではないかと思われる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 14/11 15/11 16/5 16/11予
売上高(百万円)
1,361
84.5%
2,511

1,820
61.6%
4,058
営業利益(百万円)
167
20.9%
202

139
45.3%
293
経常利益(百万円)
176
51.8%
268

187
40.2%
375
当期利益(百万円)
121
52.6%
184

108
33.8%
246
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,414
318
2,035
502
2,296
609
--
--
株主資本比率(%) 22.5% 24.6% 26.5% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
12.5%
37.9%
13.1%
36.7%
8.2%
17.6%
--
--
発行済株式数 1,504(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
80
211
122
333
71
405
164
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
串カツ居酒屋「串カツ田中」の直営及びFC運営事業
 串カツ田中は、「串カツ田中」の単一ブランドで、関東圏を中心に全国規模で飲食事業を展開している。

 提供する串カツメニューは、常時30品以上で、価格帯は1本100円から200円、その中でも100円と120円の串カツメニューが半数以上を占めている。

 店舗の立地は、出店当初はターミナル駅やビジネス街に出店するよりも、競合店が少なく、また店舗の賃料を低く抑えることができる生活道路に近い住宅街に出店していた。

 近年では、フランチャイズ展開拡大に向けて串カツ田中の知名度を向上させるため、ターミナル駅、ビジネス街、繁華街及び商業ビル内への出店を進めると共に、今後の全国展開を見据え、地方ロードサイドへのファミレス型店舗への出店を進めている。

情報開示の状況
開示無し
 串カツ田中のウエブサイトには8月15日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。上場承認のニュースリリースも掲載されていない。
収支の状況
16.11期も店舗拡大により増収増益の見通し
■16.11期業績予想
 今期の出店は直営18店舗及びフランチャイズ店20店舗を計画している。16年6月末までの実績は、直営店10店舗、FC店15店舗を出店しており、出店計画は順調に推移している。

 同期末には直営54店舗、FC78店舗の合計128店舗体制を計画している。店舗数の増加に伴い、売上高は対前期比+61.6%の増収の見通し。

 売上原価では、相対的に直営店売上原価率よりもFC商品売上原価率のほうが高いところに、前期中に開始したFC商品売り上げが今期から通期で寄与することとなる。これに伴って売上原価率は対前期比+82.4%に増加する見通し。

 増収効果はあるものの、原価率の上昇によって一部が相殺され、営業利益、経常利益はそれぞれ対前期比+45.3%、+40.4%の増益の見通し。

株式の状況
VC出資なく、ストックオプションはあるものの当面行使不可
 ベンチャーキャピタルからの出資は無い。ストックオプションの未行使残高があり、行使価格は十分に低いものの、ボリュームは大きいものではなく、当面は行使可能期間に入らない。当面の株式需給に関して、特段の課題は見当たらない。

A. 発行済み株式数 1,200千株(単元100株、16.7に1:5株式分割後)
B. 公募 250千株、増資によるオーバーアロットメント 54,300株
C. 売出し 112,500株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 67,080株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,504,300株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者3名と法人1社に対して90日間、但し発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
15年10月 67,080株 262円 17年10月〜25年10月

 目論見書での串カツ田中の想定発行価格は3,610円で、この価格に基づく公募による串カツ田中の手取り概算額は約894百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限約195百万円と合わせた資金使途は、直営店の新規出店のための設備投資資金に1,050百万円、残額は長期借入金の返済資金に充当する予定。


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