3936グローバルウェイIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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グローバルウェイ(3936 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

景況リスクはあるものの、成長性は一定の評価が可能
 15.3期業績は伸び悩んだものの、16.3期業績予想では高い利益の伸びが見込まれている。定性的には今後の成長性は見込みやすいとはみられる一方、求人状況に左右されることになり、この点では景気敏感性が高いと思われる。

 16.3期業績予想でのEPSに基づく、想定されているPERは約26倍となる。景気動向に影響を受けるリスクが高いとみられるが、当面の評価は高いものになると予想する。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 14/3 15/3 15/12 16/3予
売上高(百万円)
915
3.4%
945

865
20.9%
1,143
営業利益(百万円)
78
1.0%
79

188
148%
196
経常利益(百万円)
75
8.0%
81

189
143%
196
当期利益(百万円)
50
4.4%
52

120
141%
125
総資産(百万円)
純資産(百万円)
415
160
427
212
589
333
--
--
株主資本比率(%) 38.6% 49.7% 56.5% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
18.0%
30.9%
18.9%
24.4%
32.1%
36.2%
--
--
発行済株式数 1,158 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
42.8
139
44.7
183
104.0
287
107.9
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
ソーシャル・ウェブメディア事業(働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」の運営および有料職業紹介サービスの提供)と、ビジネス・ウェブアプリケーション事業(クラウド型業務用ソフトウェアのカスタマイズ開発、導入支援および自社開発したソフトウェアのライセンス販売)
 グローバルウェイは、ITシステムに対する理解を強みとして社会人や就職活動生を対象とするインターネット情報サイト運営とIT業界等を中心とした人材紹介サービスを行うソーシャル・ウエブメディア事業と、クラウド領域に特化したシステム導入とソフトウエア製品の開発を行うビジネス・アプリケーション事業を行っている。

 ソーシャル・ウエブメディア事業は、企業の口コミ情報、口コミ情報を基にしたニュース記事、求人情報等を取り扱う働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」をインターネット上に運営しているワークプレイス・メディアサービスと、グローバルウェイの転職コンサルタントが求人企業に求職者の紹介を行うリクルーティング・サービスから構成されている。

ワークプレイス・メディアサービスの主な収益は以下の3つの成果報酬となる。
1/ グローバルウェイのサイト利用者が「キャリコネ」に会員登録等を行う際に、提携する求人情報サイトや人材紹介会社に「キャリコネ」への登録情報を同時登録する場合に、同時登録先から得る成果報酬。

2/ 「転職・求人」を通じて提携先求人情報掲載サイトの求人に応募が行われた場合の成果報酬。

3/ グローバルウェイが求人企業から直接掲載を依頼された求人情報を介して求人企業が採用に成功した場合の成果報酬。

 ビジネス・アプリケーション事業では、クラウド型業務用ソフトウエアを顧客のニーズに併せてカスタマイズ開発するサービスデリバリ・サポートと、「Salesforce」や「NetSuite」等のソフトウエアから汎用性の高い機能を選別して自社開発した業務用ソフトウエアをサービスデリバリ・サポート等の顧客にライセンス販売するプロダクト・ディベロップメントを行っている。

情報開示の状況
開示なし
 グローバルウェイのウエブサイトには、3月19日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
16.3期は大幅な増益の見通し
■16.3期業績予想
 ワークプレイス・メディアサービスでは、企業の口コミ情報、求人情報、ニュース等を取り扱う働く人のための情報プラットフォームにおいてコンテンツの強化を図っており、サイト訪問者数は対前期比+約23千人増の42千人となる見通し。この結果、同事業の売上高は対前期比+80%の増収の見通し。

 リクルーティング・サービスでは、外資系、メディカル、コンサルティング、IT業界の好調な転職市況を背景に、業界知識とコンサルティング力、ワークプレイス・メディアサービスの情報を活用することにより、積極的な事業展開を行い、成約数の増加をみこんでいる。この結果、同事業の売上高は対前期比+10%の増収の見通し。

 ビジネス・ウエブアプリケーション事業のうちサービスデリバリ・サポートでは企業情報システムのクラウド環境への移行を推進し、既存顧客に対する追加開発の要件に対応することに加えて、新規取引先の開拓を行うことで、対前期比+5.4%の増収の見通し。

 プロダクト・ディベロップメントでは、契約中の案件の継続的な売上などにより、売上高は対前期比+13.2%の増収の見通し。

 以上の結果、売上高は対前期比+21%の増収の見通し。増収効果により、営業利益・経常利益は同倍以上の増益の見通し。

株式の状況
VC出資無く、ストックオプションの大多数は行使制限あり
 ベンチャーキャピタルからの出資は無い。ストックオプションの未行使残高があるものの、行使制限が付されているものが多く、上場直後に行使可能になるものは一部分に留まる見通し。総じて、株式需給面での特段の課題は見当たらない。

A. 発行済み株式数 1,034,560株(単元100株、15.11に1:100株式分割後)
B. 公募 100千株、増資によるオーバーアロットメント 19,500株
C. 売出し 30千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 30,030株
 E. うち潜在株式に算入する数 3,970株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,158千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者多数に対して90日間、但し発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
06年11月 960株 63円 08年12月〜20年3月(*)
07年12月 1,600株 625円 08年12月〜20年3月(*)
08年12月 800株 625円 10年12月〜20年3月(*)
09年12月 1,240株 625円 11年12月〜20年3月(*)
10年12月 2,280株 625円 12年12月〜20年3月(*)
11年12月 2,440株 625円 13年12月〜21年3月(*)
14年3月 2,640株 625円 16年4月〜24年3月(*)
14年3月 3,930株 625円 16年4月〜24年3月(*)
15年3月 4,610株 1,300円 17年4月〜25年3月
15年11月 9,530株 2,600円 17年11月〜25年10月
*上場後一年間は行使上限1/4

 目論見書でのグローバルウェイの想定発行価格は2,760円で、この価格に基づく公募によるグローバルウェイの手取り概算額は約270百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限約53百万円と合わせた資金使途は、ソーシャル・ウエブメディア事業におけるウエブサイト訪問者数増加のための広告宣伝費に55百万円、ビジネス・ウエブアプリケーション事業における提携先ソフトウエア企業が主催するイベント・セミナーへの出展費用に20百万円、人材の採用費・人件費に117百万円、業務効率向上を目的とした管理基幹システム構築のための設備資金に12百万円を充当する予定。



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