3135マーケットエンタープライズIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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マーケットエンタープライズ(3135 東証マザーズIPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

基本的な業態は伝統的なものだが、成長性は高い
 いわゆる「古物商」の業態だが、ネット専業により事業拡大を続けている。15.6期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約26倍となる。

 足元の成長性を考慮すると、更に高い評価は十分に可能と思われる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 13/6 14/6 15/3 15/6予
売上高(百万円)
1,947
51.0%
2,941

2,799
39.4%
4,100
営業利益(百万円)
43
94.9%
84

124
179.8%
235
経常利益(百万円)
42
105.9%
87

121
161.1%
226
当期利益(百万円)
30
288.8%
115

74
24.4%
143
総資産(百万円)
純資産(百万円)
308
63
610
177
798
454
--
--
株主資本比率(%) 20.0% 29.0% 57.0% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
13.7%
47.9%
14.2%
64.9%
15.1%
16.2%
--
--
発行済株式数 2,554.5(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
11.5
24
44.9
69
28.8
178
55.9
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
ネット型リユース事業(販売店舗を有さない、インターネットに特化した多種多様なリユース品の買取及び販売)
 マーケットエンタープライズは販売店舗を有さない、インターネットに特化した多種多様なリユース品の買取及び販売=ネット型リユース事業を展開している。

 商品仕入れでは、総合窓口サイトである「高く売れるドットコム」をフラッグシップサイトとして、26の買取サイトを運営している。

 買取の手法としては、宅配買取、店頭買取、出張買取の3つの手法を採用しており、出張買取・店頭買取については、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡と全国6拠点のリユースセンターを配備し、広範囲の顧客に対応している。15年3月度の月刊買取依頼数は約26千件。

 商品販売では、ヤフーが提供するインターネットオークション「ヤフオク!」をはじめ、Amazon、楽天、eBay等、署名なEマーケットプレイスに「安く買えるドットコム」の屋号にて出店し、商品を販売している。

 販売商品に対しては、動作保証、修理保証、買取保証など顧客が必要に応じて選択できる付加サービスを用意している。15年3月度の月間販売商品数は約14千品、14.6期の在庫回転率(商品売上原価/年間平均棚卸在庫)は14.2回転となっている。

情報開示の状況
開示なし
 マーケットエンタープライズのウエブサイトには、5月21日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
15.6期も大幅な増収増益の見通し、当期利益のみ法人税発生により微増見通し
■14.6期実績
 当期は、買取依頼数の向上として、WEBマーケティングの精度向上や大手企業との事業提携を、仕入れ力の強化として、新規拠点展開と取扱商品の拡大を、販売力の強化として、海外販路を含めた販売チャネルの拡充を、トータルオペレーション力の強化として、ITシステムの積極的開発や業務プロセスのスタンダード確立、ナレッジの共有によるコスト削減等を進めた。

 この結果、売上高は対前期比+51.0%の増収となり、営業利益・経常利益は対前期比でほぼ倍増の増益となった。

株式の状況
VC出資とストックオプションあるが、共にボリューム小
 ストックオプションの未行使残高があるものの、ボリュームは大きいものではない。更に、大半は行使可能となるまで暫くの猶予期間があり、上場直後から行使可能となるものは20千株になるとみられる。ストックオプションの行使に関する株式需給への影響は、当面は限定的とみられる。

 また、ベンチャーキャピタルからの出資があり、ロックアップ対象とはなっていないものの、こちらもボリュームは大きいものではない。

A. 発行済み株式数 2,270千株(単元100株、15.3に1:500株式分割後)
B. 公募 200千株、増資によるオーバーアロットメント 64,500株 C. 売出し 230千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 97,200株
 E. うち潜在株式に算入する数 20,000株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,554,500株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 200千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者3名と法人1社に対して180日間。対象株数は2,041,500株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
13年6月 20,000株 17円 15年6月〜23年6月
14年2月 59,500株 24円 16年3月〜24年2月
14年2月  6,500株 24円 16年6月〜24年5月
14年6月  3,500株 24円 16年6月〜24年6月
15年3月  7,700株 800円 17年3月〜25年3月

 目論見書でのマーケットエンタープライズの想定発行価格は1,430円で、この価格に基づく公募によるマーケットエンタープライズの手取り概算額は約254百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額約84百万円と合わせた資金使途は、設備投資に150百万円、運転金に188百万円を充当する予定。

 設備投資の内訳は、今後の業容拡大に向けた仕入れ基盤拡充に向けたリユースセンターの新規開設費用に100百万円、顧客の利便性を向上することで、仕入れ量・販売量の拡大に向けたWEBサービスシステムの開発費用に50百万円。



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