1384ホクリヨウIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ホクリヨウ(1384 東証二部)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:水産・農林業

安定的な株価推移になると見込まれる
 事業自体には、鶏卵市場価格の動向や飼料価格の動向等、様々なリスク要素はあるものの、足元の事業展開としては安定的に推移している。また、積極的なM&Aの実施による事業拡大も志向しており、安心感と共に、今後の成長性に関して期待感も持てる状況にある。

 とはいえ、15.8期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約13倍となり、株式マーケットの当面の評価としてはこの水準から大きくかい離することは考えにくいとみられる。安定的な価格推移になるものと想定する。


連結データ(肩は対前期比(%))、13.8期は個別
決算期 13/8 14/8 14/11 15/8予
売上高(百万円)
10,660
24.2%
13,239

3,849
12.6%
14,907
営業利益(百万円)
388
-9.1%
353

334
37.2%
484
経常利益(百万円)
435
-4.9%
414

348
27.1%
526
当期利益(百万円)
202
-72.9%
55

242
391.8%
269
総資産(百万円)
純資産(百万円)
8,263
3,877
9,706
3,942
10,125
4,176
--
--
株主資本比率(%) 46.9% 40.6% 41.2% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
5.3%
5.2%
4.3%
1.4%
3.4%
5.8%
--
--
発行済株式数 7,459 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
27.1
520
7.3
529
32.5
560
36.1
--
配当(円/株) 3.33 6.67 -- 10

事業概要
鶏卵の生産・販売
 ホクリヨウグループは、当社ホクリヨウと連結子会社1社とで構成されており鶏卵の生産・販売(鶏卵事業)、及び畜肉販売(食品事業)を主たる業務としている。

 ホクリヨウグループの最大の特徴は、主力である道内鶏卵事業において、生産から流通会社(取引先)への販売まで、自社内で一貫して行っている点となる。

 鶏卵販売は、道内多くのスーパーで取扱われるとともに、ホテル、レストラン、パン・ケーキなどの業務用にも利用されている。また、13年の北海道の採卵鶏飼養羽数525万羽(農林水産省の畜産統計)に対して、道内におけるホクリヨウの飼養羽数は252万羽となっており、高いシェアを占めている。

 食品事業では、豚肉・鶏肉等の畜肉を主体に道内のホテル、飲食店に販売している。特に、札幌・小樽・旭川・北見・釧路・帯広では加工場の設備を有し、取引先の要求に応じたスライス等も行っている。その他、温泉たまご等の卵加工品、ハム・ソーセージ等の肉加工品、各種冷凍食品等も取り扱っている。

情報開示の状況
開示なし
 ホクリヨウのウエブサイトには、1月18日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。関連情報としては、電子公告が掲載されている。
収支の状況
14.8期は一時的要因により当期大幅減益だが、15.8期には回復見込み
■14.8期実績
 全国の鶏卵業界では13年夏の猛暑の影響による稼働羽数の減少で低位な生産量と堅調な需要を背景に卵価も堅調であった流れを14年に入っても継続し、かつ飼料コストの上昇もあり鶏卵相場は前年を上回り、通期(13年9月〜14年8月)の北海道相場Mサイズ平均は1キロ208円60銭と、前年同期177円90銭を30円70銭上回った。

 ホクリヨウでは、14年4月に鶏卵事業の販路拡大のため岩手県の第一ポートリーファームの全株式を取得し子会社化し本州進出を果たした。

 鶏卵事業セグメントでは、鶏卵の販売重量は54,475トンとなり、売上金額は高相場の影響で11,304百万円となり、営業利益は、飼料価格の高騰があったものの、高相場の影響で715,百万円となった。

 食品事業セグメントで、札幌支店の新設移転、帯広営業所肉食品加工場の設置効果が浸透し、売上金額は1,934百万円となった。営業利益は、豚肉仕入値の高騰があったものの、適正な利幅確保を徹底し38百万円となった。

 連結子会社の税務上の繰越欠損金に係る繰延税金資産の回収可能性を検討した影響により、多額の法人税等を計上している。

株式の状況
ベンチャーキャピタルからの出資はなく、ストックオプションの未行使残高も無い
 ベンチャーキャピタルからの出資はなく、ストックオプションの未行使残高も無い。既存株主に対するロックアップのカバー率も標準的な水準になっており、株式需給に関しては特段の課題は見当たらない。

A. 発行済み株式数 5,829千株(単元100株、14.11に1:3株式分割後)
B. 公募 1,300千株、増資によるオーバーアロットメント 330千株
C. 売出し 900千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 7,459千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者10名に対して90日間。対象株数は5,613千株。

 目論見書でのホクリヨウの想定発行価格は460円で、この価格に基づく公募によるホクリヨウの手取り概算額は約548百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取概算額上限140百万円と合わせた資金使途は、全額を設備投資に充当する予定。

 具体的には、15年10月竣工予定の第一ポートリーファームのGP工場建替え資金の一部に300百万円、16年7月竣工予定の当社登別農場の成鶏舎建替え資金の一部に180百万円、残額は、第一ポートリーファームの盛岡農場の成鶏舎建替え資金の一部に充当する予定。


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