3193鳥貴族IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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鳥貴族(3193 JASDAQスタンダード)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

更なる上振れを狙える理由は、特に見当たらない
 足元の業績は急拡大しているが、店舗数の増加に連動したタイプの伸びであり、飲食系小売業であることを踏まえると、成長性の点では、特に高く評価ができるポイントは見当たらない。

 14.7期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約13倍となる。この評価で、当面の成長性・銘柄評価は十分に織り込まれているとみられる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 12/7 13/7 14/3 14/7予
売上高(百万円)
10,848
18.6%
12,864

10,696
12.1%
14,422
営業利益(百万円)
130
201.5%
392

569
64.3%
644
経常利益(百万円)
196
151.0%
492

668
59.8%
786
当期利益(百万円)
63
236.5%
212

380
90.6%
404
総資産(百万円)
純資産(百万円)
5,754
600
6,165
812
6,656
1,192
--
--
株主資本比率(%) 10.4% 13.2% 17.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
3.4%
10.5%
8.0%
26.1%
10.0%
31.9%
--
--
発行済株式数 1,783(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
35
337
119
455
213
669
227
--
配当(円/株) -- -- -- 10

事業概要
居酒屋「鳥貴族」の飲食店舗の運営及びフランチャイズ展開
 鳥貴族は、「鳥貴族」の単一ブランドで、関西圏・首都圏・東海圏の3商圏に焼鳥店の店舗展開をしている。また、鳥貴族では、直営店のほかに、カムレード(同志)チェーン展開も行っており、加盟店からノウハウの提供の対価としてロイヤリティ等の収入を得ている。

 14.4末の店舗数は、直営店184店舗、加盟店169店舗、合計353店舗

情報開示の状況
開示なし
 鳥貴族のウエブサイトには6月11日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
店舗数拡大に応じて増収増益トレンド
■13.7期実績
 当期中に20店舗の新規出店を行ったことに伴い、売上高は対前期比+18.6%の増収となった。増収効果によって、営業利益で同+200%、経常利益で同+150%の増益となった。

株式の状況
ストックオプションの大半は上場後、即行使可能
 ベンチャーキャピタルからの出資があるが、ボリュームは大きいものではなく大半はロックアップの対象となっている。一方、ストックオプションの未行使残高があり、大半は上場後即行使可能となっている。ストックオプションに関しては一応注意が必要かと思われる。

A. 発行済み株式数 1,285,300株(単元100株、14.3に1:100株式分割後)
B. 公募 300千株、増資によるオーバーアロットメント 69千株
C. 売出し 160千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 157千株
 E. うち潜在株式に算入する数 128,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,782,800株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 31千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者20名と法人7社、金融機関1行とベンチャーキャピタル1組合に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は、1,264,500株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
09年7月 113,000株  160円 11年7月〜19年7月
11年7月  15,500株  910円 13年7月〜21年7月
13年12月 28,500株 1,000円 15年12月〜23年12月

 目論見書での鳥貴族の想定発行価格は2,950円で、この価格に基づく公募による鳥貴族の手取り概算額は約767百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限178百万円と合わせた資金使途は、直営店の新規出店のための差入保証金と固定資産等の設備投資に充当する予定。



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