2883大冷IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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大冷(2883 東証二部)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:食料品

長期保有の候補銘柄として評価できる
 食料品関連のディフェンシブな銘柄ながら、特許を保有する独自技術をもって業績は安定的に拡大している印象。15.3期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約8倍となる。

 業種業態と東証二部上場という点も含めると、マーケットの評価としては、公募価格の水準にとどまると思われるが、株価が安定的に推移することが期待でき、配当性向もある程度の水準となることを考慮すると、長期保有の候補銘柄として評価することが可能。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 13/3 14/3 14/9 15/3予
売上高(百万円)
26,042
1.1%
26,341

13,703
1.2%
26,650
営業利益(百万円)
1.465
13.3%
1,660

905
0.5%
1,668
経常利益(百万円)
1,422
16.0%
1,649

908
0.9%
1,664
当期利益(百万円)
849
5.7%
897

650
24.4%
1,115
総資産(百万円)
純資産(百万円)
8,874
3,418
8,295
4,049
8,365
4,434
--
--
株主資本比率(%) 38.5% 48.8% 53.0% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
16.0%
24.8%
19.9%
22.1%
10.9%
14.6%
--
--
発行済株式数 6,008 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
141
569
149
674
108
738
186
--
配当(円/株) -- 50 -- 50

事業概要
業務用冷凍食品の企画・開発・販売
 大冷は、国内の医療食、弁当仕出し、外食等のエンドユーザー向けに業務用冷凍食品の企画及び販売を主な事業としている。

 食品業界の景気の変動による業績への影響を最小にするために、商品については大冷の検査基準を満たした製造先に委託するファブレス形態をとり、国内外(日本、中国、ベトナム、タイ)の協力工場において製造した自社ブランド商品を全国のユーザー・問屋向けに販売している。また、特定のユーザー仕様に対応したPB商品も取り扱っている。

 事業部門は以下の通り。
・骨なし魚事業
・ミート事業
・その他事業(惣菜等の調理冷食、冷凍野菜、魚フライ、練り製品、水産品)
収支の状況
売上高は微増、利益は着実に増加傾向
■14.3期実績
 骨なし魚事業では、「骨なし魚らくクックシリーズ」と「楽らく調味シリーズ」の販売が好調に推移したことにより、売上高は対前期比+1.4%の増収となった。ミート事業では、「楽らく匠味シリーズ」の開発強化による商品アイテム数の増加により、売上高は対前期比+5.9%の増収。その他の事業では、水産品等の売り上げ減少により、対前期比マイナス0.1%の減収となった。

 費用面では、原材料価格の高騰があったものの、運賃・保管料などの経費削減に取り組んだ結果、営業利益・経常利益では対前期比+10%強の増益となった。

株式の状況
ストックオプションなし、VCなし、主要株主はロックアップ対象に
 ストックオプションはなく、ベンチャーキャピタルからの出資もない。主要株主はロックアップの対象になっている。株式需給に関しては、特段の課題は見当たらない。

A. 発行済み株式数 5,308,300株(単元100株、14.10に1:2株式分割後)
B. 公募 700,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 800,000株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント 225,000株
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 6,008,300株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者16名と法人1社に対して90日間。対象株数は約4,660千株。

 目論見書での大冷の想定発行価格は1,770円で、この価格に基づく公募による大冷の手取り概算額は約1,131百万円とされている。

 資金使途は、大冷の主力商品である骨なし魚の原材料安定確保のため、主に秋さけ、さんま等の骨なし魚原材料調達資金と、骨なし魚製造委託先に対する原材料買付資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 大冷のウエブサイトには、11月23日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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