IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research |
アライドアーキテクツ(6081 東証マザーズ)IPO |
高い評価が狙える銘柄 Facebookとブログを利用したインターネットサービス事業で、足元の業績の伸びは著しい。13.12期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約33倍となるが、現状の成長性を考慮すると、更に高い評価が十分に狙えると考えられる。 株式需給等の面でも、特段のリスク要素は見当たらない。 個別データ(肩は対前期比(%))
アライドアーキテクツは、インターネットを利用したウェブサービスの運営等を通じて、顧客企業に対し、ソーシャルメディア)とウェブソリューションを掛け合せた総合的なマーケティング(ソーシャルメディアマーケティング)を支援する事業を展開している。 モニプラ ファンブログサービスとして、顧客企業とモニプラに会員登録したユーザーがインターネット上で交流するファンサイトモール「モニプラ ファンブログ」の運営を通じて、顧客企業のマーケティングや販売促進等の支援を行っている。「モニプラ ファンブログ」とは自社開発の、インターネット上で運営しているファンサイトモールであり、複数の顧客企業がマーケティングや販売促進等を目的として「モニプラ ファンブログ」上でキャンペーンを開催している。 モニプラ ファンブログサービスによる主な収入源は、上記機能や会員ユーザーを有している「モニプラ ファンブログ」をASP形態で顧客企業に提供することによる、サービス利用料収入等であり、顧客企業へは直販及び代理店経由で販売を行っている。顧客企業にとっての付加価値は「モニプラ ファンブログ」の各種機能を活用したキャンペーンの開催、ファンの蓄積及び分析が可能となること。 モニプラFacebookサービス等では、モニプラ ファンブログサービスをFacebook上で展開するサービスを行っている。具体的には、顧客企業のFacebookページにおいて、アンケートや商品モニター、投票コンテスト等の様々なユーザー参加型キャンペーンをシステム管理画面に沿った入力操作のみで実施することができるFacebookマーケティングプラットフォーム「モニプラ for Facebook」を運営し、顧客企業のソーシャルメディアマーケティング支援を行っている。 上述のモニプラ ファンブログサービスと同様に、「モニプラ for Facebook」をASP形態で顧客企業に提供することによる、サービス利用料収入及びキャンペーン運用支援による収入等が主な収益源。 ウェブソリューションサービスでは、顧客企業のホームページ制作の受託を行っている。 |
■12.12期実績 当期は、ソーシャルメディアマーケティング支援事業の「モニプラ ファンブログサービス」及び「モニプラFacebookサービス等」の拡販と「ウェブソリューションサービス」の安定運営に努め、特に「モニプラFacebookサービス等」については、顧客企業数、会員ユーザー数が急拡大し、売上高が前年同期比1,003.8%となった。 当期の全体の売上高は対前期比+89.0%の増益、営業利益・経常利益は前期の損失計上から、黒字化された。 表1 販売実績(百万円、前期比%) 12.12期 13.6期 モニプラ ファンブログサービス 518 +47.0% 264 モニプラFacebookサービス等 392 +903.8% 401 ウェブソリューションサービス 164 -0.5% 98 合 計 1,074 +89.0% 764
ベンチャーキャピタルの出資があるが、全数が売出しまたはロックアップの対象になっている。ストックオプションの未行使残高があり、行使価格は十分に行使可能な水準になっているものの、約半数は行使可能期間に入っていない。このため、行使可能なストックオプションのボリュームはそれほど大きいものではない。なお、ロックアップ対象株式数には、売出し予定株式数を含んでいる。 A. 発行済み株式数 3,734,100株(単元100株、13.8に1:100株式分割後) B. 公募 400,000株、増資によるオーバーアロットメント 99,300株 C. 売出し 262,500株(売出し元はベンチャーキャピタル36,500株、残は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし D. ストックオプション等の残高総数 407,600株 E. うち潜在株式に算入する数 210,000株 F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 4,443,400株 【参考】(株数は売り出し考慮前) ベンチャーキャピタルの推定保有株数 711千株 既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者5名、ベンチャーキャピタル1社、4組合、法人1社に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は3,658千株。 表2 ストックオプションの未行使残高の状況 総会決議 対象株数 行使価格 行使期間 06年1月 45,000株 20円 08年2月〜16年1月 08年6月 145,000株 270円 10年7月〜18年6月 10年3月 17,000株 350円 12年3月〜20年3月 11年3月 3,000株 350円 13年4月〜21年3月 12年7月 55,000株 350円 14年3月〜22年3月 13年3月 142,600株 460円 15年3月〜23年3月 目論見書でのアライドアーキテクツの想定発行価格は1,400円で、この価格に基づく公募によるアライドアーキテクツの手取り概算額は約509百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資の手取概算額上限127百万円と合わせた資金使途は、既存事業の拡大にかかる人材関連費、広告宣伝費等の運転資金に充当予定。 上記充当予定資金の内訳は、自社サービスの機能向上や開発等のための人員採用費、人件費及びシステム管理費用として470百万円、自社サービスの更なる知名度向上による会員ユーザー及び顧客企業の獲得のための広告宣伝費として166百万円を充当する予定。
アライドアーキテクツのウエブサイトには、10月24日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。 |
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本資料における個別銘柄に関する注意事項 EPS・BPS・株主資本比率の計算の元となる、純資産・総資産・株主資本は、各決算期末時点の会社公表数値を用いている。発行済株式数は、自己保有株を含まない。また、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。 一株当りの配当は、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。 その他の重要な注意事項 本資料は、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものであり、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資対象となる有価証券の価値や投資から得られる収入は、証券価格の変動のほか、発行体の経営・財務状況の変化、金利や為替相場の変動やその他の要因によって変化する可能性があり、投資額を下回る場合があります。また過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。 本資料は、当サイトが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、その情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、本資料に記された意見や予測等は、資料作成時点での当サイトの判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。本資料の著作権は当サイトに帰属し、その目的のいかんを問わず無断で本資料を複写・複製・配布することを禁じます。 |
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