3659ネクソンIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research
| IPO初値分析・株式投資  | What's New  | LINKs  | SITE MAP  | IPO株日記  |

ネクソン(3659 東証)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

12月の目玉案件であり、想定公募価格には、割安感有り
 11.12期の業績予想が未入手だが、前期までの実績と11.9期実績をみると、11.12期でのEPSは60円以上になりそうな勢いとなっている。EPS65円前後を前提とすると、想定している公募価格のPERは約20倍程度となる。

 グローバルオファリング付きで、資金吸収額の大きい大型案件のため、軽い値動きは期待できないものの、足元の業績の伸びを考慮すれば、十分に上値を見込めると思われる。

連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 09/12 10/12 11/9 11/12予
売上高(百万円)
51,572
35.3%
69,781

65,423

営業利益(百万円)
20,133
49.9%
30,183

28,895

経常利益(百万円)
22,351
27.4%
28,479

28,277

当期利益(百万円)
17,659
22.5%
21,638

19,940

総資産(百万円)
純資産(百万円)
94,530
45,895
123,717
66,904
130,432
82,060
--
--
株主資本比率(%) 48.6% 54.1% 62.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
23.6%
38.5%
23.0%
32.3%
21.7%
24.3%
--
--
発行済株式数 444,558(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
39.7
103.2
48.7
150.5
44.9
184.6

--
配当(円/株) -- 3 -- --

事業概要
オンラインゲームの制作・開発、配信
 ネクソングループは当社ネクソンと、連結子会社24社、関連会社11社から構成されており、オンラインゲームの制作・開発、配信に関連した事業を行っている。事業部門としては、1. オンラインゲーム事業、2. モバイルゲーム事業、3. その他事業の3つに区分している。

 オンラインゲーム事業部門では、「メイプルストーリー」、「マビノギ」、「カートライダー」、「ダンジョン・アンド・ファイター(日本名:アラド戦記)」、「カウンターストライクオンライン」等を配信している。

 新規ゲームタイトルの導入にあたっては、地域ごとのユーザー特性やその嗜好、配信するゲームのジャンルを考慮した上で試験的な配信を行い、市場の変化に柔軟に対応した選定を行っている。また、ネクソングループが開発したオンラインゲームは、ネクソングループ各社を通じて各国で配信を行っている。2011年9月末で、ネクソングループが開発したオンラインゲーム及び他社が開発したオンラインゲームを日本では28タイトル、韓国では37タイトル、中国では9タイトル、北米では13タイトル配信している。

 モバイルゲーム事業では、アジアにおいて携帯電話の利用量が多い日本及び端末機の普及が進む中国に注目し、また、スマートフォンを中心としたモバイルゲーム市場の形成が見込まれる韓国市場において事業を推進している。

 その他事業部門では、オンラインゲーム配信に係るコンサルティング事業とゲーム内広告事業、マーチャンダイジング事業を行っている。コンサルティング事業では、中国国内の配信会社に対して、ビリングシステム及び会員システムの構築及び管理業務、事業戦略、ゲーム運営、マーケティングに係るコンサルティングサービスを提供している。マーチャンダイジング事業では、ネクソングループが保有するゲーム内の人気キャラクターを用いて商品を製作・販売している。

 現在のオンラインゲームにおける収益モデルは、一般にゲームにおいて課金を行い収入を得ており、その課金方法は概ね以下の3種類に区分される。ネクソングループでは1. を主としている。
1. ゲーム内の有料アイテム購入時に課金するアイテム課金制
基本的なゲームの利用料は無料だが、これに必要なアイテム(衣装や武器等)の購入や特定のサービスを利用する際に課金する方式をいう。
2. 利用期間に応じた従量課金制(定額課金制)
従量課金制(定額課金制)とは、ゲームを行うための利用料金を、月数や日数、時間数単位で定額の固定利用料金をユーザーに対し課金する方法を指す。
3. 広告収入モデル
ゲームの利用料は無料だが、ゲームの前後やゲーム中に画面に表示される広告により収入を得るモデル。

収支の状況
10.12期は対前期比増収増益、11.12期も引き続き増益か
■10.12期実績
 オンラインゲーム市場では、光回線、公衆無線、LAN 、スマートフォンの普及等に伴うインターネット利用環境の向上や利用者数の増加及びアクセス方法の多様化、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)市場の安定的な成長に伴う、SNSをポータルサイトとした高機能なブラウザゲームの台頭等を背景に、その市場規模が引き続き拡大・成長した。

 売上高については、日本では既存の主力ゲームタイトル「メイプルストーリー」、「テイルズウィーバー」、「アトランティカ」に逓減が見られたものの、09年3月に配信を開始した「ダンジョン・アンド・ファイター(日本名:アラド戦記)」の通期寄与や、1月からの「ドラゴニカ」の新規配信開始及びエヌドアーズ・コーポレーションの買収の結果、対前期比+0.8%の増収となった。

 韓国では、「メイプルストーリー」、「マビノギ」及び「カウンターストライクオンライン」等の既存ゲームタイトルがアップデート等により好調に推移した。更に、10年8月に「ダンジョン・アンド・ファイター(日本名:アラド戦記)」の配信権の移管を受けたことによる中国・台湾に対するロイヤリティ収入の増加、ゲームハイ・カンパニー・リミテッドの買収に伴う「サドンアタック」の韓国国内配信等によって、対前期比+46.5%の増収となった。

 中国では、人民元為替レートに対する円高の影響があったものの、インターネット環境の整備によるオンラインゲームユーザー数の増加に伴うコンサルティング収入が増加した結果、対前期比+31.0%の増収となった。

 北米では、「コンバットアームズ」の好調な推移に加え、09年10月から配信開始した「ダンジョン・アンド・ファイター(日本名:アラド戦記)」の通期寄与、10年5月のエヌドアーズ・コーポレーション買収による結果、米ドル為替レートに対する円高の影響はあったものの、対前期比+44.2%の増収となった。

 以上の結果、全体の売上高は対前期比+35.3%の増収、営業利益では対前期比+49.9%、経常利益で対前期比+27.4%の増益となった。

株式の状況
ストックオプションは割当からの経過期間に応じた行使制限付き
 ストックオプションの未行使残高があり、全数が割当からの経過期間に応じた行使制限が付されている。このため、潜在株式には、09年割当分の2/3と10年割当分の1/3を算入した。既存株主の一部にはロックアップが付されているが、カバー率は十分高い。筆頭株主である親会社のシェアが大きく、この親会社がロックアップの対象になっていることが、カバー率が高い原因となっている。

A. 発行済み株式数 355,388,900株(単元100株、11.7に1:100株式分割後)
B. 公募 70百万株(国内35.05、海外34.95百万株)、増資によるオーバーアロットメント 5,257.5千株
C. 売出し 100千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 22,271千株
 E. うち潜在株式に算入する数 13,912千株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 444,558千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 5,937千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者・法人等14者に対して180日間。対象株数は約324,039千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
09年8月 14,991,000株 153円 上場日〜15年9月
09年9月  4,543,000株 300円 上場日〜15年9月
09年12月   200,000株 300円 上場日〜15年9月
10年3月   197,000株 300円 上場日〜15年9月
10年10月 1,970,000株 640円 上場日〜15年9月
10年10月  100,000株 640円 上場日〜15年9月
11年6月   190,000株 640円 上場日〜15年9月
11年7月    80,000株 640円 上場日〜15年9月
* 全ストックオプションについて、割当後3年間は行使制限有り

 目論見書でのネクソンの想定発行価格は1,360円で、この価格に基づく公募によるネクソンの手取り概算額は約45,365百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資によるネクソンの手取り概算額約6,849百万円と合わせた資金使途は、サーバー等のオンラインゲーム用設備、ゲーム著作権に係る長期前払費用、ソフトウェア及び子会社ネクソン・コリア・コーポレーションのビル建設費用、当社グループにおける借入金の返済と、ゲームポートフォリオの拡充及びオンラインゲームの開発力の強化等を目的として、オンラインゲーム開発会社等への投融資に充当する予定

情報開示の状況
開示なし
 ネクソンのウエブサイトには11月24日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。


IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します > 「IPOのための証券会社・銀行選び」

 | 2010年IPO一覧(既上場)  | IPO初値分析・株式投資 |
本資料における個別銘柄に関する注意事項
 EPS・BPS・株主資本比率の計算の元となる、純資産・総資産・株主資本は、各決算期末時点の会社公表数値を用いている。発行済株式数は、自己保有株を含まない。また、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
 一株当りの配当は、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
その他の重要な注意事項
本資料は、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものであり、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資対象となる有価証券の価値や投資から得られる収入は、証券価格の変動のほか、発行体の経営・財務状況の変化、金利や為替相場の変動やその他の要因によって変化する可能性があり、投資額を下回る場合があります。また過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
本資料は、当サイトが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、その情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、本資料に記された意見や予測等は、資料作成時点での当サイトの判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。本資料の著作権は当サイトに帰属し、その目的のいかんを問わず無断で本資料を複写・複製・配布することを禁じます。
SEO [PR]  カード比較 冷え対策 株価 動画無料 ライブチャット 小説 SEO