3169ミサワIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ミサワ(3169 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

足元の成長性の高さが、マーケットで評価されるかがカギ
 12.1期業績予想ベースのEPSに基づく想定公募価格のPERは約8倍強となる。一般的な小売業であれば、これで妥当な評価と思われるが、ミサワの場合、足元の業績の伸びが目覚しい。この成長性を考慮すれば、想定される公募価格は相当ディスカウントされていると考えられる。

 パッと見ただけでは、普通の小売業かと思われる可能性がある点が不安材料だが、マーケットでこの成長性の高さが評価されることを期待したい。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 10/1 11/1 11/7 12/1予
売上高(百万円)
2,952
28.3%
3,787

2,263
20.7%
4,570
営業利益(百万円)
36
482.3%
210

232
84.3%
387
経常利益(百万円)
47
309.3%
191

224
98.1%
379
当期利益(百万円)
22
165.1%
58

104
251.2%
204
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,607
22
1,744
83
2,011
187
--
--
株主資本比率(%) 1.4% 4.8% 9.3% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
2.9%
98.9%
11.0%
70.0%
11.1%
55.5%
--
--
発行済株式数 2,070(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
10.6
10.7
28.1
40.1
50.1
90.3
98.6
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
家具・ファブリックとインテリア・雑貨の企画開発・販売等
 ミサワグループは当社ミサワと海外子会社1社から構成されており、家具・ファブリック、インテリア・雑貨の販売を主たる業務として「unico事業」を展開している。家具とファブリック商品については、ほぼ全ての商品の企画開発を自社で行い、「unico」ブランドとして全国の直営店・オンラインショップにて販売している。インテリア・雑貨については、「unico」ブランドの持つブランドイメージとメッセージ性を補完するような商品を、国内・海外から仕入れて販売している。

 「unico」ブランドは主に、20代中盤〜30代の女性をメインターゲットとしている。店舗数は、unico事業で19店舗、food事業で3店舗。

情報開示の状況
開示あり
 ミサワのウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。掲載されているコンテンツは、マネジメントメッセージ程度だが、マネジメントメッセージは、事業の方針について、わかりやすく説明した内容になっている。
収支の状況
11.1期実績、12.1期予想ともに、大幅な増益となる見通し
■11.1期実績
 unico事業では、新規に静岡店、西宮店、丸の内店の3店舗がオープンし、既存店舗でも堅調に推移した。これによって、売上高は対前期比+29.6%の増収となった。food事業では不採算店舗を閉鎖し、既存店舗では安定的に推移にした。以上の結果、全体の売上高では、対前期比+28.2%の増収となった。

 営業利益では対前期比5倍弱、経常利益で約3倍の大幅な増益。

■12.1業績予想
 12.2期業績予想についても、売上高で対前期比+約20%の増収、営業利益・経常利益ではほぼ倍増となる見通し。

株式の状況
ストックオプションの残高あるが、当面は行使不可
 ベンチャーキャピタルからの出資はない。ストックオプションの未行使残高があり、行使価格が想定されている公募価格と比較して極端に安いが、当面は行使できない期間になっている。ロックアップのカバー率も8割程度と、十分に高い。

A. 発行済み株式数1,600千株(単元100株、11.8に1:40株式分割後)
B. 公募 380千株、増資によるオーバーアロットメント 90千株
C. 売出し 220千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 159,800株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,070千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者5名に対して180日間。但し、発行価格の2倍以上での市中売却は可能。対象株式数は、1,674,300株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
10年9月 155,000株 45円 12年10月〜19年9月
10年12月  6,400株 45円 13年1月〜19年12月

 目論見書でのミサワの想定発行価格は860円で、この価格に基づく公募によるミサワの手取り概算額は約293百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資の手取り額上限約71百万円と合わせた資金使途は、基幹システム更新のためのソフトウエアライセンス費用に48百万円、新店出店に伴う設備投資に245百万円を充当する予定。



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