3095大西電気IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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大西電気(3095 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:卸売業

短期的には妥当な公募価格だが、長期保有なら面白いかも
 プラズマテレビや半導体関連の事業が今08.3期は好調に推移している。08.3期業績予想ベースのEPS約180円に対して、想定されている公募価格のPERは約6倍となる。

 電気関連の商社でJASDAQ上場、しかも最近の市況を考慮すると、この公募価格以上には評価されにくいと思われる。しかし、想定公募価格ベースの配当利回りは4%あり、市況が回復するまで待つ気持ちで、中長期のレンジで保有するほうが良いかもしれない。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 06/3 07/3 07/9中 08/3予
売上高(百万円)
9,408

13,573

6,803
5.4%
14,300
営業利益(百万円)
273

594

333
14.6%
681
経常利益(百万円)
313

597

324
8.2%
646
当期利益(百万円)
164

320

201
25.6%
402
総資産(百万円)
純資産(百万円)
6,065
1,434
6,561
1,715
6,381
1,901
--
--
株主資本比率(%) 23.6% 26.1% -- --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
5.2%
11.4%
9.1%
18.7%
5.1%
10.6%
--
--
発行済株式数 2,225.5 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
74
644
144
771
91
854
181
--
配当(円/株) 3.75 7.5 -- 40
06.3期は9ヶ月決算
事業概要
電気・電子関連部材を扱う商社
 大西電気グループは、当社大西電気と子会社4社から構成されており、電気・電子関連部材を取り扱っている。

 主な販売商品は下記の通りで、家電メーカー、産業機器メーカー、電子部品メーカー、アミューズメント関連メーカーなどのエレクトロニクス産業分野に販売している。

■電気材料
電気絶縁用や電磁波シールド用の電気用テープ、マスキングや固定・耐熱用の片面テープ、接合用の両面テープ、部品固定用の接着剤など

■電気部品
基板対電線や電線対電線の接続用のコネクタ、放熱板、配線部品など

■電気モジュール
携帯電話用のワイヤーハーネス、半導体製造装置用のEMS、産業用ロボット用の省配線、計測器・医療機器用無停電電源装置用のUPSなど

■フラットパネルディスプレイ関連材料・部品
放熱用接合材の放熱シート

■無線周辺機器関連材料・部品
ICカード、ICカード用アンテナ、カードリーダーなど

■その他
クリーンルーム用製品、安全衛生対策用のマスク、ノンスリップ製品など


収支の状況
08.3期業績予想に対して中間期の進捗は、ちょうど半分
 07.3期は、電気材料では、中高年の需要を掘り起こしたゲームソフトの影響を受けて、携帯ゲーム機のヒットと、据え置き型ゲーム機の新製品発売の影響によって、関連材料が好調に推移した。

 電気部品では、海外のパソコン部品メーカーが使用する放熱板の需要があり、海外生産拠点を持つ基板納品が増加、また、携帯電話に使用する電池関連部品が好調なほか、基板の電磁波対策部品などが好調。

 電気モジュールでは、医療機器用などの電源販売と、海外での半導体生産の拡大に伴って、半導体製造装置に使用するフレキシブル基板を使用したPCBモジュールの販売が好調、フラットパネルディスプレイ関連材料・製品では、プラズマテレビ関連材料部品の販売が好調に推移した。

 07.9中間期の販売状況も、ほぼ前期と変わらない状況で推移している模様だが、この中では、電気モジュールで、前期には好調だった半導体製造装置用PCBモジュールの販売が今期に入って低調になっているとのこと。

表1 品目別の販売実績(百万円)
          07.3期  07.9中
電気材料     3,288  1,872
電気部品     4,945  2,515
電気モジュール 2,222   894
FPD関連     2,116  1,085
無線周辺      330   155
そ の 他     688    278
合   計   13,573   6,802

 08.3期は、07.3期に引き続いてデジタル化・IT化が進展すると共に、企業の設備投資に伴って半導体製造装置市場も好調に推移、オリンピックイヤーを迎えるにあたって、薄型テレビ市場やゲーム関連市場が順調に推移すると、大西電気では想定している。

 上記経済環境を背景として、売上高では、ゲーム機市場向けの商品やフラットパネルディスプレイ関連材料が伸びることと、半導体製造装置・液晶製造装置の関連商品の販売増加を見込んで、対前期比+約5%の増収を見込んでいる。

 販売費・一般管理費を前期実績よりも抑制する計画であり、営業利益では対前期比+約11%の増益を見込んでいるが、上場関連費用を営業外費用に織り込んだことで、経常利益段階では減益の見通しとなっている。

 中間期時点での進捗率は、利益項目ではちょうど半分のペースになっている。この点では、通期の業績予想の達成には問題なさそう。

株式の状況
ストックオプションもベンチャーキャピタルの出資比率も格別高くはないが
 ベンチャーキャピタルの保有シェアは低い上にロックアップ対象になっているので、特に気にする必要はないだろう。ストックオプションは発行済み株式数の4-5%を占め、上場後に即行使が可能になっている。希薄化効果は格別高いわけではないが、ストックオプションに関しては、全数が即行使されると考えたほうが手堅いと思われる。

A. 発行済み株式数 1,870千株(単元100株、07.7に1:10株式分割後)
B. 公募 200千株、増資によるオーバーアロットメント 60千株
C. 売出し 200千株(売出し元はベンチャーキャピタル100千株、残は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 95,500株
 E. うち潜在株式に算入する数 95,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,225.5千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 350千株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者13者とベンチャーキャピタル1組合に対して180日間。対象株数は、1,421千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
05年5月 45,500株 250円 07年5月〜10年5月
06年3月 50,000株 250円 08年3月〜11年3月

 目論見書での想定発行価格は1,000円で、この価格に基づく公募による大西電気の手取り概算額は、オーバーアロットメントの第三者割当増資分と合わせて、約173百万円とされている。資金使途は、社内ネットワークシステムの増強等による設備投資資金として50百万円、残額を運転資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 大西電気のウエブサイトには、1月28日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。上場承認に関するニュースリリースも掲載されていない。

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