3091ブロンコビリーIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ブロンコビリー(3091 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

初値の高騰は期待しにくいので、株主優待期待での長期保有が吉か
 ステーキレストランチェーンの業態であり、近年はBSEの問題があり、更に直近では豪州の干ばつ影響など、逆風の強い中、業績は安定的に推移している。

 07.12期業績予想ベースのPERは約240円で、想定されている公募価格のPERは約10倍となる。業態や業績の伸びからは、PER12倍程度までが上限と考えられるので、若干の安全サイドを織り込んだ、ほどほどの公募価格の設定になりそうな印象を受ける。

 初値が高騰することは考えにくく、トレードの対象と考えるよりは、名古屋地区の投資家が株主優待(会社側では未発表)があることを期待して長期保有することが好ましい銘柄だろう。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/12 06/12 06/6中 07/12予
売上高(百万円)
7,423
1.0%
7,497

4,146
11.4%
8,350
営業利益(百万円)
1,326
-9.2%
1,204

658
18.8%
1,431
経常利益(百万円)
1,280
-7.8%
1,180

651
18.9%
1,403
当期利益(百万円)
586
4.1%
611

427
36.4%
833
総資産(百万円)
純資産(百万円)
4,436
1,313
4,230
1,912
4,499
2,314
--
--
株主資本比率(%) 29.6% 45.2% 51.4% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
28.9%
44.6%
27.9%
31.9%
14.5%
18.5%
--
--
発行済株式数 3,420 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
171
384
179
559
125
677
244
--
配当(円/株) 5 10 -- 40

事業概要
ステーキ、ハンバーグ専門の郊外型レストラン「ブロンコビリー」の運営
 ブロンコビリーは、「ブロンコビリー」の店名で、郊外型レストランのステーキハウスを名古屋地区を中心として、幹線道路沿いに展開している。

 メインメニューであるステーキやハンバーグは豪州産牛肉を使用。07年8月末時点で、愛知、岐阜、三重、静岡の4県下で、直営店58店舗を展開している。

情報開示の状況
開示なし
 ブロンコビリーのウエブサイトには、10月4日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。サイト自体の最終更新日が8月末になっており、1ヶ月以上更新されていない模様。上場後には、もう少し頻繁な情報開示を期待したい。
収支の状況
原料費高騰の見込みだが、07.12期は増収増益の見通し
 06.12期は600gステーキを商品化したことで客単価が上昇したこと等はあったものの、売上高は対前期比+1%と、ほぼ横這い。費用面では、25店舗の改装を行ったことや、豪州産牛肉が需要増加や干ばつの影響によって仕入れ価格が上昇したこと、販促方法の見直しによって、顧客の再来店によって食事券の利用頻度が向上したことで販促費が増加したことなどによって、増加。

 以上の結果、営業利益では対前期比マイナス約9%、経常利益で同マイナス約8%の減益となった。当期利益だけは、対前期比でプラスになっているが、これは前05.12期に減損損失等の特別損失を約135百万円計上したことの反動によるもの。

 07.12期は、新規出店を期中に3店舗予定しており、新規出店の売上高貢献を見込んでいる。更に既存店舗では、3月のメニュー改定によって客単価が約170円向上したことを織り込んで、売上高全体では、対前期比+約7%の増収の見通し。

 費用面では、売上原価でオーストラリアの干ばつの影響によってオージービーフの仕入れ価格が約5%値上がりする想定としており、更に既存店舗30店舗の改装を計画していることから、改装にと伴う減価償却費の増加などが予定されている。しかし、増収効果によって、営業利益以下の利益項目では、対前期比で増益となる見通し。

株式の状況
ストックオプションなし、ロックアップのないVC保有はあるが、極端に多くはない
 ストックオプションはない。ベンチャーキャピタルの保有株式があり、一部は売り出しの対象だが、売り出し後も約350千株が残ることになる。これはロックアップの対象にはなっていないが、発行済み株式数の1割程度であり、極端にウエイトが高いと言うわけではない。

A. 発行済み株式数 2,815千株(単元100株、07.4に1:10株式分割後)
B. 公募 500千株、増資によるオーバーアロットメント 105千株
C. 売出し 200千株(売出し元は会社関係者112千株、ベンチャーキャピタル88千株)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 3,420千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 440千株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者4名に対して180日間。対象株数は、1,697千株。

 目論見書での想定発行価格は2,450円で、この価格に基づく公募によるブロンコビリーの手取り概算額は約1,212百万円とされている。第三者割当増資による手取り概算額約257百万円とあわせた資金使途は、出店と調理工場の移転等の設備投資に1,020百万円、残額を借入金の返済に充当する予定。



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