6255エヌ・ピー・シー(NPC)IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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エヌ・ピー・シー(6255 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:機械

取扱製品のもつ成長余力は評価できるだろう
 決算期ごとに対前期伸び率にばらつきがある点は気になるものの、ならして見れば増収増益のトレンドになっている。取り扱っている製品も太陽電池関連であり、最近のエネルギー・環境対策の状況から見れば、追い風業種になるだろう。

 将来的な成長余力はまだあると見込まれる。その一方、07.8期予想ベースEPS約200円に対する想定されている公募価格のPEは約15倍にとどまるので、公募価格は十分にディスカウントされているとみる。PER約25倍の5,000円までが目処と考える。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/8 06/8 07/2中 07/8予
売上高(百万円)
3,795
10.4%
4,190

39,973
54.9%
6,490
営業利益(百万円)
319
102.1%
645

653
21.7%
785
経常利益(百万円)
271
118.7%
594

648
28.8%
765
当期利益(百万円)
165
112.6%
351

379
26.1%
443
総資産(百万円)
純資産(百万円)
3,240
328
4,232
731
3,485
1,103
--
--
株主資本比率(%) 10.1% 17.3% 31.7% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
8.4%
50.4%
14.0%
48.0%
18.6%
34.4%
--
--
発行済株式数 2,133.14 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
77.4
154
164.6
343
177.8
517
207.7
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
太陽電池製造装置及び真空包装機の開発・製造・販売
 エヌ・ピー・シーグループは、当社エヌ・ピー・シーと海外連結子会社2社から構成されており、太陽電池製造装置と真空包装機の開発・製造・販売を行っている。

 太陽電池製造装置事業では、国内外の太陽電池メーカーに対して、その関連装置を販売している。太陽電池の製造工程は、セルを製造するセル工程と、それらのセルをソーラーパネルとしてモジュール化するモジュール工程に大別される。

エヌ・ピー・シーグループは、そのうち、セルテスターやセル自動配線装置、真空ラミネーター、モジュールテスターなどモジュール工程における各種製造装置と一貫製造ラインを提供している。

 また、製品の開発・設計・製造から、販売・設置・保守サービスまでの全てをグループ内で行っている点が特徴。

 これらの工程に対応する製品は、現在の太陽電池の主流である結晶系シリコン太陽電池を対象としたものになっている。一方、一部の太陽電池メーカーでは、より低コストが見込める薄膜系シリコン太陽電池や化合物系薄膜太陽電池の比重を高める動きがある。こうした動きに対応して、エヌ・ピー・シーグループでは薄膜太陽電池の製造ラインも提供している。

 真空包装機事業では、各種真空包装機の製造・販売・保守サービスを一貫して提供している。主たる販売先は国内の食品業界だが、最近では、電機・電子部品業界、自動車部品業界、医薬品業界等、市場の多角化を図っている。

 太陽電池製造装置事業の主要製品の一つである真空ラミネーターは、真空包装機の技術を応用して開発したもので、エヌ・ピー・シーグループが太陽電池製造装置事業に進出する契機となった製品。
収支の状況
決算期ごとのバラつきはあるが、増収増益のトレンド
 06.8期は、太陽電池製造装置事業では、国内市場は国内太陽電池メーカーの製造拠点が海外へ移転したことの影響などがあって、対前期比で減収となった。海外市場では、ドイツなどの欧州市場、中国などのアジア市場、北米市場が好調に推移した。

 製品別では、太陽電池製造の後工程にかかわる主要装置と一貫製造ラインが好調で、更に累積出荷台数の増加に伴って、メンテナンスにかかわる補修部品やサービスの売上も着実に増加した。

 以上から、太陽電池製造装置事業セグメントでは、売上高では対前期比+約8%の増収、営業利益では、対前期比+約39%の増益となった。

 真空包装機事業では、主力の食品業界から、産業部品・電子部品業界へと販売先の多角化を計ったことで、電子部品業界への特殊真空包装機の売上が伸びた。主力の食品業界でも増収となり、セグメントでは対前期比+約20%の増収となった。売上高の増加に伴って、セグメントの営業損失も、前期の約171百万円から30百万円へと損失幅は縮小したが、依然として営業赤字になっている。

表1 事業の種類別セグメントの利益率(百万円、%、売上高/ 営業利益/売上高営業利益率)
             06.8期      07.2中
太陽電池   3,578/ 838/ 23.4%  3,682/ 824/ 22.4%
真空包装機   611/ -30/ --     290/ -51/ --
合計      4,189/ 645/ 15.4%  3,972/ 652/ 16.4%

 07.8期は対前期での増収率の割には増益率が高く、08.8期予想では、増収率が高い割には増益率が低い見通しになっている。決算期ごとにばらつきがあるようだが、基本的には増収増益トレンドにあると見てよいだろう。

株式の状況
ベンチャーキャピタルの保有分とストックオプションの行使には注意が必要
 発行済み株式数に対して、そのうち約2割がベンチャーキャピタルの保有でロックアップなし、かつ、約1割がストックオプションの行使で増加予定となっている。公募・売り出しの合計300千株だけではなく、約540千株の追加売り出しが存在するとみたほうが良い状態で、株式需給の点では、期待できない。

A. 発行済み株式数 1,708,640株(単元100株、06.11に1:500株式分割後)
B. 公募 250千株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 50千株(売出し元はベンチャーキャピタル30千株、残は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 174,500株
 E. うち潜在株式に算入する数 174,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,133,140株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 374千株
既存株主へのロックアップ情報: なし

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
05年7月 174,500株 251円 07年7月〜11年7月

 目論見書での想定発行価格は2,900円で、この価格に基づくエヌ・ピー・シーの手取り概算額は約656百万円とされている。資金使途は、生産能力の増強を目的とした工場の増設と機械設備購入の設備資金に398百万円、内部統制強化を目的としたERP統合システム導入資金に68百万円、残額については研究開発の費用に充当する予定。

情報開示の状況
開示あり
 エヌ・ピー・シーのウエブサイトには投資家向け情報開示のページが、既に設置されている。現在掲載されているコンテンツは、上場関連の資料と、業績予想。



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