4242タカギセイコーIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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タカギセイコー(4242 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:化学

可も無く不可もない業績と株価想定に
 業績面では、07.3期には急回復したものの、以降にそれ以上の伸びは見られず、08.3期は若干の増収と減益の見通しになっている。

 08.3期業績予想ベースEPS60円に対して、想定されている公募価格のPERは約11倍。業績が安定的である点、業種が従来型産業であり、新奇性には乏しい点、ベンチャーキャピタルの保有株とストックオプションの行使リスクがあって株式需給に恵まれていない点を考慮すると、想定されている公募価格は妥当な水準とみる。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/3 06/3 07/3 08/3予
売上高(百万円)
25,047
85.8%
46,530
18.8%
55,261
1.1%
55,844
営業利益(百万円)
809
-28.9%
576

--

--
経常利益(百万円)
818
-20.6%
649
198.0%
1,935
-7.4%
1,792
当期利益(百万円)
24
839.1%
226
350.8%
1,018
-15.7%
858
総資産(百万円)
純資産(百万円)
32,509
5,623
36,588
6,324
--
--
--
--
株主資本比率(%) 17.3% 17.3% -- --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
2.5%
0.4%
1.8%
3.6%
--
--
--
--
発行済株式数 14,302 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
1.7
393.1
15.8
442.2
71.2
--
60.0
--
配当(円/株) -- 5 10 --
05.3期は7ヶ月決算
事業概要
プラスチック製品と、その製作に使用する金型の製造・販売等
 タカギセイコーグループは、タカギセイコーと子会社・関連会社の計15社で構成されており、プラスチック製品とその製作にしようする金型の製造・販売を行う成形品事業と、通信機器端末の販売、不動産賃貸、損害保険の販売代理と人材派遣業等を行う、その他の事業から構成されている。

 成形品事業は、主に車両分野とOA分野、通信機器分野に区分される。

 車両分野では、二輪・四輪の内外装部品と、ガソリンタンク等各種タンクの生産を行っている。ガソリンタンクでは、米国カリフォルニア州の規制に対応できる量産体制をもち、カリフォルニア州大気資源局の認定を受けている。また、金属プレスによる四輪用消音・遮熱部品の生産にも、新たに取り組んでいる。

 OA分野では、パソコン、プリンター、複写機等、OA機器の外観部品や、高精度を要求される機構部品の生産、プラスチックとそれ以外の部品との複合した部品の生産を行っている。

 通信機器分野では、携帯電話筐体部品の生産を行っている。製品のライフサイクルが短いことに対応して、短期間での金型製作に対応するとともに、マグネシウム等の代替として、高剛性樹脂での成形・板金部品の複合等にも取り組んでいる。また、携帯電話メーカーの加飾要求に応えるために、塗装に加えて、金属蒸着、フィルムインサート等の加飾技術開発にも取り組んでいる。

情報開示の状況
実質的に開示なし
 タカギセイコーのウエブサイトには5月11日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。決算公告が開示されているだけとなっている。
収支の状況
08.3期は対前期で減益の見通し
 07.3期は、主力分野である車両分野で受注増を見込み、通信機器分野では、技術を活用した営業展開を行うことを前提に、対前期比+約18%の増収となった。売上原価と販売費・一般管理費では、売上高の伸び率以下に増加率を抑え、経常利益段階では、前06.3期と比較して、大幅な増益。

表1 セグメント別販売実績(百万円)
        06.3期  06.9中
 車両分野   30,199 14,685
 OA分野    10,010  4,630
 通信機器分野 4,899 4,386
成形品事業計 45,109 23,702
その他の事業  1,420   775
合計       46,529 24,477

 08.3期の業績予想では、売上高では、前期に好調だった通信機器分野での携帯電話番号ポータビリティ制度の開始に伴う買い替え促進が収まることと、車両分野で国内外での売上拡大とが相殺する形で見込み、対前期比+約1%程度の増収の見通し。

コスト面では、売上原価はほぼ前期並みの水準の見通しになっているが、販売費・一般管理費では、車両分野の売上拡大による運賃の増加や、税制改正に伴う減価償却費の増加によって、対前期比+7%の増加が見込まれている。

 以上の結果、経常利益でマイナス約7%、当期利益でマイナス約16%の減益の想定。

 05.3期には、富山県のゴルフ場経営を行っている持分法適用会社の株式について、出資金の全額である約366百万円を減損処理した。このために、経常利益と比較して、当期利益が極端に小さく計上されている。保有株式の減損は行ったが、同会社に対するタカギセイコーの債務保証は残っており、06年9月末時点で約296百万円になっている。これについては、引当を行う必要はないと会社サイドでは判断している。

株式の状況
VC保有株とストックオプションには注意が必要
 ベンチャーキャピタルの保有シェアが10%以上あり、ロックアップの対象にはなっていない。更に、ストックオプションは上場後に即行使可能な状態になっている。公募増資と売り出しによる市中流通分が約250万株だが、ストックオプションとベンチャーキャピタルからの売却によって約135万株が追加的に出回る可能性がある。

A. 発行済み株式数 11,514,860株(単元1,000株、06.12に1:10株式分割後)
B. 公募 1,700千株、増資によるオーバーアロットメント 300千株
C. 売出し 500千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 787千株
 E. うち潜在株式に算入する数 787千株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 14,301,860株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 約1,667千株
既存株主へのロックアップ情報: なし

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
04年11月 787千株 350円 06年12月〜12年11月

 目論見書での想定発行価格は660円で、この価格に基づく公募によるタカギセイコーの手取り概算額は約1,058百万円とされている。第三者割当増資による手取り額約198百万円と合わせた資金使途は、全額を設備投資資金に充当する予定。



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