3079ディーブイエックスIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ディーブイエックス(3079 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:卸売業

新規事業分野の貢献も織り込めるか
 業績には季節変動があるのかもしれないが、06.9中間期段階での進捗率を前年実績と比較すると、若干ペースが悪いように見える。仮に07.3期の通期EPSを前期並みの250円とすると、想定されている公募価格のPERは約12倍となる。既存事業分野の業績はまずは安定的なので、これだけで評価するとPER15倍程度までが妥当なところと考える。

 ただ、ディーブイエックスの場合には、新規事業として人工血管事業を計画している。この事業は、技術的には既に確立しているようで、事業投資に関しても、助成金制度によってリスクが軽減される模様であり、この新規事業による業績貢献を多少は織り込むことも可能と考える。この要素を織り込んで株価4,000円が目処と考える。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/3 06/3 06/9中
売上高(百万円)
7,020
13.0%
7,929

4,509
営業利益(百万円)
312
10.8%
345

143
経常利益(百万円)
314
3.9%
326

140
当期利益(百万円)
164
7.4%
176

62
総資産(百万円)
純資産(百万円)
3,277
729
3,767
879
4,217
916
株主資本比率(%) 22.3% 23.3% 21.7%
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
9.6%
22.5%
8.7%
20.0%
3.3%
6.7%
発行済株式数 704.2 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
233.0
1,036
250.2
1,248
87.8
1,301
配当(円/株) 37.5 45 --

事業概要
心臓ペースメーカー、植込み型除細動器、電極カテーテル等の循環器疾病分野の医療機器販売等
 ディーブイテエックスの事業内容は、商品に応じて、心臓ペースメーカー、植込み型除細動器、電極カテーテル等などの販売を行う「不整脈事業」、自動造影剤注入装置やエキシマレーザ血管形成システムなどの販売を行う「虚血事業」と、「その他」に3区分される。

 不整脈事業では、関東地域において、商社・メーカーから仕入れた商品を医療施設に直接販売している。

 虚血事業では、海外・国外製造者より直接仕入れた商品を、販売代理店を経由して、全国の医療施設に提供している。

 その他の事業では、術者の被爆を防ぐ放射線防護シートの販売や、心臓ペースメーカーや植込み型除細動器の全データを集録したデータブックの販売、学会や学術誌等で発表する英語論文をネイティブによってチェック・校正する英文校正サービスの提供などを行っている。

情報開示の状況
開示なし
 ディーブイエックスのウエブサイトには、4月3日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
既存事業は安定的に推移、新規事業も計画
 06.3期は、不整脈事業で、メーカーとの共同市場開拓や営業部員の増強、付加価値サービスの提供、新規顧客の開拓に取り組んだ結果、電極カテーテルを中心に販売が伸びた。同事業では、対前期比+約11%の増収となった。虚血事業でも対前期比+約25%の増収。売上高全体では、対前期比+約13%の増収となった。

表1 事業区分別の販売実績(百万円、%)
       06.3期  06.9中
不整脈 6,701 +11.0% 3,853
虚血  1,187 +25.6%  634
その他   39  +9.4%  21
合計  7,929 +13.0% 4,508

 ディーブイエックスでは、超極細繊維を用いた人工血管を製造し、販売する計画を進めている。07年2月から製品の再現・安全性評価のための研究を開始しており、開発が順調に進んだ場合には、08年8月に製造承認を取得し、同年11月〜販売を開始する予定。

 この製品は、既に製品化された実績があるため、過去に製造された製品と同品質の製品を再現することで、この製品の販売が可能であると、ディーブイエックスでは考えているとのこと。

 人工血管事業は、独立行政法人科学技術振興機構から委託開発事業に選定されており、この事業に関する2010年度までの設備額の大半は、同機構の開発助成金枠420百万円で賄う予定になっている。

 助成金は、開発が不成功であった場合には、返済する必要がなく、成功した場合にのみ、半額は8年以内に、残額は製品の売上高に応じて15年以内に返済する。

株式の状況
ストックオプションはあるが、大きな影響はなさそう
 ストックオプションの未行使残高はあるが、希薄化効果は大きいものではない。既存株式に対するロックアップのシェアも比較的高い。

A. 発行済み株式数 538千株(単元100株、04.2に1:100、05.8に1:4株式分割後)
B. 公募 130千株、増資によるオーバーアロットメント 10千株
C. 売出し 50千株(売出し元は会社関係者とその関連法人)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 36,200株
 E. うち潜在株式に算入する数 36,200株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 704,200株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: 売り出し人である会社関係者とその関連法人に180日間。対象株数は432,800株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
04年3月  18,800株 1,325円 06年4月〜09年3月
04年10月 14,400株 1,900円 06年11月〜09年10月
04年10月  1,600株 1,900円 06年11月〜09年10月
05年6月   1,400株 1,900円 07年7月〜10年6月

 目論見書での想定発行価格は2,900円で、この価格に基づく公募による手取り概算額は約366百万円とされている。第三者割当増資の手取り概算額約29百万円と合わせた資金使途は、エキシマレーザ血管形成システムの薬事関連費用に100百万円、人材獲得のための採用活動費に100百万円、新商品市場の調査費用に70百万円、営業拠点の開発と本社事業所の拡充費用に30百万円、残額は借入金の返済に充当する予定。



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