6636シスウェーブIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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シスウェーブ(6636 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:電気機器

08.3期にも増益が期待できるか
 LSI関連の事業という面で、急成長している印象を受けるが、競合が激しい模様で、業績はそれほど目覚しい伸びを示してはいない。07.3期業績予想ベースでのEPS約780円に対する想定されている公募価格のPERは約16倍となり、足元の業績をもとにすれば妥当な価格設定だろう。

 手掛けている事業のうち、システム開発に関しては、来期に売上の増加があることを匂わせるコメントが目論見書には記載されている。他の事業の動向等も関係するので、これだけで来期の増益を予想するとリスクがあるだろうが、ポジティブな評価は出来る。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/3 06/3 06/9中 07/3予
売上高(百万円)
1,880
6.3%
2,000

1,084
12.5%
2,250
営業利益(百万円)
354
-3.8%
340

168

--
経常利益(百万円)
355
-3.7%
342

167
16.9%
400
当期利益(百万円)
186
0.8%
187

99
26.2%
236
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,284
921
1,378
1,108
1,486
1,207
--
--
株主資本比率(%) 71.7% 80.4% 81.2% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
27.7%
20.2%
24.8%
16.9%
11.3%
8.2%
--
--
発行済株式数 304.023 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
611
3,029
615
3,644
324
3,969
776
--
配当(円/株) -- -- -- 80

事業概要
LSI開発の受託とLSI等のテスト関連のシステム開発
 シスウェーブは、LSI等の半導体メーカーを主な顧客として、LSIの開発の受託と、LSI等のテスト関連のシステム開発を行っている。

 LSI開発事業では、自動車用のマイクロコンピュータ、DVDレコーダー、衛星放送の受信機用に使われる画像処理用LSIなどの開発受託について、回路設計からレイアウト設計、テスト開発を行っている。

 システム開発事業では、半導体メーカーの設計開発部門に対して、LSI等の専用試験装置やシステム評価ボード、LSI開発用のソフトウエアのテストソリューション製品の提案・開発・販売を行っている。


収支の状況
競合が激しいようだが、07.3期はなんとか増収増益の見通し
 06.3期はLSI開発事業では、コスト開発で、携帯電話やDVD、マイコン等で好調だったが、回路設計とレイアウト設計は競争が激しく、また比較的採算のよいテスト開発に人材の重点配置を行ったこともあって、前期と比べて減収となった。事業合計では、対前期比マイナス約0.5%の微減収となった。

 システム開発事業では、テストソリューション製品の開発に取り組み、LSI評価用の専用測定器や簡易メモリー測定システム等を提供したことで、対前期比+約22%の増収となった。

 以上によって、売上高では対前期比+約6%の増収となったが、コスト面では労務費の増加やLSIテスター導入の費用が発生したこと。このため、利益ベースでは、営業利益と経常利益で対前期で若干の減益となった。

表1 事業部門別の販売実績(百万円、前期比%)
          06.3期  06.9中
LSI開発   1,303  -0.5%  757
システム開発 696 +22.0%  326
合計     1,999  +6.3% 1,084

 07.3期の業績予想では、LSI事業では、人員増やLSIテスターの導入によるテスト開発強化の取り組みなどによって受注が増加していることを踏まえて、対前期比+約24%の増収の見込み。システム開発事業では、受注は増加傾向にあるものの、当期の売上への計上とはならない案件があることで、対前期比マイナス約9%の減収、全体では対前期比+約12%の増収を見込んでいる。

 また、コスト面では研究開発費などが増加することで、販売費・一般管理費は対前期比+48%の大幅な増加が見込まれている。このために営業利益以降の利益項目では、対前期で増益の見込みとはなっているものの、16〜17%程度の対前期増益率に留まる見通し。

 システム開発事業については、上記のように受注は増加しているものの、今期の売上計上には結びつかない案件が多い模様。つまり、来期には、大幅な売上増加が期待できることになる。

 シスウェーブの取引先としては、NECエレクトロニクスが売上高シェアで半分を占め、次いでエルピーダメモリ、ソニーとなっており、上位取引先3社で売上高シェアの約70%強を占める状態。

株式の状況
ストックオプションもVC保有もない
 ストックオプションもベンチャーキャピタルの保有株もない。約半数を超える株式はロックアップの対象になっている。比較的、株式の需給はタイトになると想定する。

A. 発行済み株式数 264,023株(単元10株、06.12に114,023株の新株引受権行使後)
B. 公募 40,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 30,000株(売出し元は会社関係者等)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 304,023株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: 売り出し人である会社関係者4名とその関連法人2社、会社関係者1名に180日間。対象株数は158,193株。

 目論見書での想定発行価格は13千円で、この価格に基づく公募によるシスウェーブの手取り概算額は約508百万円とされている。資金使途は、116百万円を基幹システムの導入資金に、133百万円をLSIテスターの新規導入資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 シスウェーブのウエブサイトには、2月20日時点で投資家向け情報開示のページは開設されていない。参考になる情報としては、会社概要、決算広告程度しかない状態。

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