8707岩井証券IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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岩井証券(8707 東証)

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セクター:証券、商品先物取引業
カブドットコム証券、イー・トレード証券の再来は、期待薄か
 市況が好調だったために今期業績は前期と比較して大幅に向上する想定となっているが、口座数が増加し、業界の中でのシェアが向上することで売上高が増加したという証拠が目論見書からは発見出来なかった。

 最近上場した証券会社では8703カブドットコム証券・8701イー・トレード証券が業績を大きく伸ばして、株価面でも高PERになっていることと比較すると、これらオンライン専業会社並みの成長力が当社にあるとは考えにくい。既存中小証券会社の平均的PER20倍に若干のプレミアムを上乗せしたPER25倍程度が妥当な水準と想定し、2,500〜3,000円付近が適正水準と考える。

 公募価格が2,000円付近になるとすると、一定の割安感はある。

事業概要
株式等の売買の委託の媒介、取次等
 当社は、有価証券の売買、売買等の委託の媒介、引受け及び売り出し、募集、その他の証券業に関連する業務等を実施している。取引形態としては、対面・コールセンター・インターネットの3形態に対応すると共に、トレーディング部門の強化を図っている。また、03年8月からは、インターネット取引による外国為替証拠金取引を開始している。

収支の状況
市場の活況によって今期は大幅増益予想
 事業部門別の販売実績の推移は表1の通り。売上高の中で最も大きいウエイトを委託手数料が占め、次いで自己売買によるトレーディング損益のウエイトが高い。この2項目で売上高の大半を占めている状況となっている。

 時系列でみると、委託手数料では05.9中間期は、前中間期と比較すると、前上期も今上期同様に市場自体が活況であったことが影響していると考えられるが、販売実績ではほぼ前期並みとなっている。開設口座数のデータが開示されていないので詳細は不明だが、口座数が増加し、取引高は増加しているものの、手数料の引き下げ影響によって、売上高としては横ばい程度に留まっていると推測する。

 06.3期予想では、下期には上期よりも更に取引が活発になっていると推測できるので、通期でみた場合には、前期を上回る業績となると想定される。会社発表の06.3期業績予想も、下期に業績が伸びることを相当程度に織り込んでいる。

 一方、自己売買部門では、市況の変化にかかわらず、安定した収益を計上している。

株式の状況
ストックオプション無し、ベンチャーキャピタル保有分も希少
 当社の発行済み株式数は05年9月時点で20,512,800株となっている。上場にあたっての公募が4,500,000株予定されているので、上場時点の想定発行済み株式数は、25,012,800株とした。

 目論見書による想定公募価格は1,850円で、この価格に基づく公募による当社手取り概算額は、約7,775百万円と想定されている。資金使途は、全額運転資金に充当する予定。

 株主名簿から判明したベンチャーキャピタルの保有株式数は154株と希少であり、無視しても良い水準であろう。ストックオプション等の既存株式の希薄化要素も無い。

情報開示の状況
業界特性もあって既に開示内容は充実
 当社は証券業という業態特性もあって、ウエブサイトには投資家向け情報開示のページが既に設置されている。現在掲載されているコンテンツも、決算短信・財務ハイライト・ディスクロージャー誌と充実している。ただし、業績は掲載されているものの、その業績の元となる口座開設数が開示されていない点が、残念。

 証券業界自体の開示水準も高く、高い業界水準にあわせてくると考えられるため、今後も高水準での情報開示が期待できる。


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