3377アイケイコーポレーションIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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アイケイコーポレーション(3377 JASDAQ)IPO

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セクター:卸売業
販売は好調だが、広告宣伝費が増加基調となっている点が気懸かり
 販売の維持・強化のため、広告宣伝費が04.8期以降に大きく増加している点は気になるが、売上高は順調に増加しており、その他財務指標も好調に推移している状態にある。

 足元の状況をみると、05.8期会社予想はほぼ達成可能とみられる。この会社予想でのEPSは約25,000円であり、7599潟Kリバーインターナショナル等の予想ベース連結PERから、当社のPERを22倍と想定すると、株価水準は約55万円、BPS水準を考慮すると、最低60万円には達すると見られる。

事業概要
中古オートバイの買取販売事業
 当社は、中古オートバイの買取販売事業を主たる業務としている。当事業は、中古オートバイ買取販売と、パーツ販売の2つの商品販売区分に分けられる。中古オートバイ買取販売では、雑誌・WEB・テレビ・ラジオ等の各抗告媒体を通じて、オートバイ所有者に対し買取を勧誘することで中古オートバイの買取・仕入れを行っている。これらの中古オートバイはオークション会場を通じて業者に販売、又は直接業者に対して販売している。パーツ販売については、中古オートバイの買取を行い、二次市場に流通させる前の車輌整備時に発生するオートバイ専用の中古パーツをパーツオークション会場や当社直営のパーツ販売店を通じて業者に販売している。

 仕入れ・販売においては、一般ユーザーが使用したオートバイを出張にて査定し、現金にて買取を行う「現金出張買取」を基本とし、販売時には、オートバイオークション会場を使用している。買取査定にあたっては、全店舗共通のコンピュータによってネットワークされた査定データベースを使用し、査定価格を算定することで、査定員個々の車輌知識及び相場知識によって買取価格がばらつくことを抑制している。また、当社が展開している「バイク王」の店舗は、原則としてロードサイド型店舗で、平均的には60坪前後の敷地・建物を賃借している。

収支の状況
売上高は順調だが、04.8期には広告宣伝費が大幅増加
 当社は、04.8期内で、上期に14店、下期に8店を新規出店し、期末店舗数は32店に増加した。店舗数の増加を受けて、販売台数は表1のように順調に増加している。また、1台当りの販売単価についても、下表のように上下動を繰り返している状態で、安定的な価格推移となっている。売上高については、店舗数の増加に応じて、今後も安定的に推移すると考えてよいと考えられる。

 05.8期の会社予想でも、売上高は04.8期比約20億円の増加となっている。当社の場合には、上期と下期の売上高ウエイトがほぼ4:6であることを、中間期実績に加えて考慮すると、この会社予想はほぼ達成可能とみられる。

 一方、費用面では、販売のための広告宣伝費の計上によって、収支が大きく振れる結果となっている。04.8期には、売上高が対前期比で約14億円増加したにもかかわらず、表2のように広告宣伝費が約8億円増加したことやその他販売管理費・一般管理費で約7億円増加したことで、営業利益では約5億円の減となり、ほとんど利益が出ない決算となっている。

05.8期についても、中間決算の数値をみる限り、04.8期並みのペースで広告宣伝費が計上されている。しかし、むしろ、前期並みのペースで維持され、それ以上に増加しないのであれば、売上高の増加によって、利益ベースでは、会社予想のように05.8期は03.8期並みの水準に回復することは、妥当と考えられる。会社予想の前提では、05.8期の広告宣伝費の想定は、1,657百万円となっており、04.8期とほぼ同水準となっている。

株式の状況
ストックオプションによる希薄化効果は小さい
 当社の発行済み株式数は、05年5月時点で10,560株となっている。今回の上場にあたっての公募が1,600株あり、ストックオプションの未行使残高が下表の通り378株あることから、上場時点での想定発行済み株式数は、12,538株とした。ストックオプションによる希薄化効果は3%程度であり、留意が必要な水準ではない。

【表3 ストックオプション未行使残高の状況】
行使株式数 行使価格  行使期間
  378株   72,000円  05年8月〜08年7月

情報開示の状況
現段階でも十分な開示水準、今後も期待できる
 当社のHPには、既に投資家向け情報開示のページが設置されている。財務ハイライトや上場関連の資料、現決算期の業績予想等が開示されている。上場前段階での開示水準としては、十分であり、今後とも高い開示水準が期待できる。


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