IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research |
ソトー(3571)〜敵対的買収への対抗TOBを画策した後、大幅増配で買収回避 |
当時900円程度で推移していたソトーに対して、スティール・パートナーズ(以下SP)が買付け価格1,150円で公開買付けを開始。公開買付け価格と同水準の1,150円程度で推移。 03年12月26日 SP社によるこの敵対的買収に対して、ソトー側が反対を表明。 04年1月16日 ソトーと組んだ大和証券系投資会社でエヌアイエフ・ベンチャーズ(8458)の子会社NIFバイアウトマネジメントが、価格1,250円で敵対的買収に対抗する公開買付けを開始。株価はこれを受けて、1,300円水準へ上昇。 04年1月26日 ソトー・NIFの実施した敵対的買収への対抗策に対して、SP社は公開買付けの条件変更を発表。内容は、買付け価格を当初1,150円から1,400円(この時点でNIFより150円高い)へ変更、買付け株数を当初約3.2百万株を13.3百万株に変更し、応募された株券の全数の買付けが可能としたこと、買付け期間を当初04年1月26日から2月16日まで延長したこと。株価は買付け価格の変更に呼応して、1,500円水準へ上昇。 04年2月6日 SP社の条件変更に対抗して、NIFも買付け条件を変更。買付け価格を当初1,250円から1,470円とし、SP社よりも70円高くなった。 04年2月12日 NIFの買付け条件の変更を受けて、SP社は二回目の条件変更を実施。買付け価格は1,400円から、NIFの価格を80円上回る1,550円とし、買付け期間も2月16日までとしていたものを2月23日までに延長した。 04年2月16日 ソトーが大幅増配を発表。これと同時にNIFによる公開買付けへの賛同の撤回とSPによる買付けへの反対を表明。増配発表の内容は、04.3期にかかる期末配当を従来予想6.5円から193.5円に大幅増配し、支払い済みの中間配当6.5円と合せて、年200円とするもの。また、04.3期からの3決算期で1株当り500円の配当を実施する方針を発表した。株価はこれを受けて2,100円台まで上昇した後、1,800円程度で推移。 04年2月24日 前日に締め切られたSP社の公開買付けの結果が発表された。応募は発行済み株式数の0.76%に当る11.5万株に留まり、敵対的買収は失敗に終わった。 04年2月27日 NIFによる公開買付けの結果が発表。応募株数が買付け予定数に満たなかったため、買付けは実施されず。 |
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