新規上場の目論見書に基づいた、IPO=新規公開株式の銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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IPO株(新規公開株)入門10 >> IPO株の即金規制


「即金規制」とは

 正しくは、「新規上場銘柄の売買に関する規制措置」といい、証券取引所から実行される規制です。簡単に言えば、IPO銘柄が上場初日に初値がつかなかった場合に、通常は3営業日後の入金決済のところが、買付け代金が即日徴収されるという内容です。買い注文の時点で、代金が全額徴収されます。

 規制の意図は、上場初日に初値がつかなかったということは、それだけ需要量が多いということなので、買付け時点で現金を保有している人に需要を限定することで、需要量の減少を図って、需給バランスを整えることです。

 上場初日に初値がつかなかった場合の規制措置は、この「即金規制」だけではありません。東京証券取引所のケースでは、即金規制の他に、以下の項目が規制措置として実施されます。


初値決定日までの規制措置 >> いわゆる「即金規制」
初値決定日の買付け(取引一任契約に基づく買付けを除く。)について、買付顧客から買付代金(現金)の即日徴収を行う。初値決定日において、買付顧客が買付代金以上のMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の残高を有している場合には、初値決定日においてMRFの解約処理を行わなくとも、当該銘柄の受渡日において買付代金について当該MRF残高を充当するときには、買付代金(現金)を即日徴収したものとみなす。

初値を定める売買について、取引参加者の自己計算による買付け(取引一任契約に基づく買付けを含む。)の禁止

初値決定日までの売買について、成行買呼値の禁止

初値決定までの気配運用
気配更新の上限については、前日の最終気配値段の2倍を目途とする。最初の気配表示については、当該最終気配値段及び需給動向を踏まえて表示し、その後の気配更新については需給動向を勘案しつつ、当該最終気配値段の10%、5%、又は直前の気配値段に基づく気配の更新値幅で行う。

初値決定後の取扱い
初値決定後は、当該初値を基準値段として呼値の制限値幅が適用される。

即金規制情報の入手

 IPO株に即金規制がかかっているかどうかは、各証券取引所のウエブサイトで確認できます。普通、トップページに掲載されているニュースリリースとして、配信されています。




IPO株入門 目次


1. IPOとは何か
2. IPO投資は儲かるのか
3. IPO向きの投資スタイル
4. 公募価格<初値の仕組み
5. IPO初値の決まり方
6. オーバーアロットメント
7. IPO関連リンク集
8. IPO都市伝説
9. IPO初値予想の考え方
10. IPO株の即金規制
11. ベンチャーキャピタル
12. 東証の値付けプロセス
13. 大証の値付けと付表
14. ジャスダックの値付け
15. IPOのロックアップ規制


IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します >> 「どの証券会社・銀行がいいか、迷ったら」

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