新規上場の目論見書に基づいた、IPO=新規公開株式の銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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IPO株(新規公開株)入門4 >> 公募価格<初値となる仕組み


多くのケースで、公募価格<初値 となる仕組み


公募価格がディスカウントされている
 公募価格は、主幹事証券会社を中心に検討されます。ファンダメンタルズ、同業他社の株価などを参考にして、最終的に発行会社の同意を得て決定されます。

 通常は、発行会社自体にはIPOに成功したいという思惑があります。発行会社にとってのIPOの成功とは、公募価格<初値で始まり、初値以後も安定的に高い水準で株価が推移することです。

 発行会社サイドにこうした思惑があるため、公募価格は、証券会社がはじいた適正株価から20%程度ディスカウントした価格とすることが通例です。つまり、公募価格は最初から、ある程度は儲かる価格に設定されていると言えます。

供給量と比べて需要量が多い
 IPO銘柄は比較的規模の小さい会社が多く、公開株数・市場放出株数も1万単元以下というケースがほとんどです。この株を欲しいと思うヒトの数が、市場放出株数を上回るケースが多くなります。これによって需要量が供給量を上回るために、価格は上昇します。

 結局、株価、特に初値を決めるのは、マーケットの需給バランスです。従って、上記と逆のケースとして、いくら適切にディスカウントした公募価格であっても、市場での需要量が少ない=人気が無い場合には、初値が公募割れを起こすことがあります。


IPO株入門 目次


1. IPOとは何か
2. IPO投資は儲かるのか
3. IPO向きの投資スタイル
4. 公募価格<初値の仕組み
5. IPO初値の決まり方
6. オーバーアロットメント
7. IPO関連リンク集
8. IPO都市伝説
9. IPO初値予想の考え方
10. IPO株の即金規制
11. ベンチャーキャピタル
12. 東証の値付けプロセス
13. 大証の値付けと付表
14. ジャスダックの値付け
15. IPOのロックアップ規制



IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します >> 「どの証券会社・銀行がいいか、迷ったら」

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