IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research |
IPO株(新規公開株)入門8 >> IPO株(新規公開株)にまつわる都市伝説についての私見 |
■IPOに当り易くなるウラ技が存在する @各証券会社に、家族名義を含めて出来るだけたくさんの口座を開設する。 Aともかく資金量を増やす。 Bこまめに応募する。 この3点以外には、当選しやすくなる方法は無いと思います。 しかし、家族であっても実質的に口座を維持管理する者以外の名義等で口座を増設することには、問題がありますので、お勧めは出来ません。 また、口座の開設・維持と資金移動だけでも、相当な手間がかかりますので、その手間ヒマに見合ったリターンがIPOから得られるかどうかは、微妙でしょう。 ■100株1単元の銘柄や、東証二部の銘柄の初値騰落率は、比較的低い データ検証したわけではありませんが、感覚的には、どうも、こうした傾向はあるようです。銘柄の属する業種等であれば、それによって人気・不人気が出ることは当然ですが、取引単位や市場によって、こうした傾向があるのは、確かに一種の都市伝説と言えるでしょう。 ■主幹事証券に申し込むと当選確率が高い 理屈では、「申込み数 / その証券会社・その支店への配分数」 が高いところが、当選確率が高くなります。主幹事の場合には、配分数も多いですが、申込み数も多くなるため、一概には言えません。 おそらく、そうした傾向にあるとは思われますが、申込み数のデータを証券会社が持っており、しかもそのデータは非開示ですから、当選確率の高い低いについては、憶測の域を出ません。 ■資金豊富な客や、証券会社が売りたい金融商品を買ってくれる客に優先的に配分している 確認したことはありませんが、どうもそのようです。 しかし、このこと自体は違法行為ではありませんし、どのように配分するかは証券会社の独自判断で良いことになっています。道徳的な問題はあるにせよ、大口顧客・上得意客向けの優遇サービスと捉えれば、資本主義の必然という見方もできます。家電量販店のポイントサービスと、やっていることは同じではあります。しかも、ポイントサービスは元本保証ですが、IPOの場合には一応、元本保証ではありません。 ■当選後に、キャンセルしたら、次から当りにくくなる ポイント制もない完全抽選制で、かつ資金量の多い少ないが抽選確率に影響しないマネックス証券などの証券会社であれば、関係ありませんが、窓口等での申し込みの場合には、一旦キャンセルをすれば、次から当り難くなるようです。管理人はキャンセルしたことがありませんので、推測ですが。 誰にどれだけ配分するかは、証券会社のサジ加減一つですから、証券会社にとって「良いお客さん」でなければ、配分してもらいにくくなるのは当然でしょう。逆に、良い客には良いサービスをしてくれるのが、世の常です。 ■複数の証券会社で同一のIPO銘柄を公募で取得してはいけない これは本当です。証券会社の自社規制ルールとなっています。ブックビルディングの際に証券会社に電話をすると、このことを電話口で確認されることもあります。 ただ、これを証券会社サイドで把握するには、各証券会社の申込みリストを集めてきて、名寄せし、チェックする必要があります。公募の申込み〜上場までの短い期間に、名寄せチェックが出来るかどうかは、実際の作業手間を考えると、難しいこととは推測します。 「オレは複数証券会社で当選したけど、問題なかった」という方もいらっしゃると思います。背景には、こうした事情もあるようです。 なお、上場後であれば、複数の証券会社で同一銘柄を購入することは、問題ありません。念のため。 |
1. IPOとは何か 2. IPO投資は儲かるのか 3. IPO向きの投資スタイル 4. 公募価格<初値の仕組み 5. IPO初値の決まり方 6. オーバーアロットメント 7. IPO関連リンク集 8. IPO都市伝説 9. IPO初値予想の考え方 10. IPO株の即金規制 11. ベンチャーキャピタル 12. 東証の値付けプロセス 13. 大証の値付けと付表 14. ジャスダックの値付け 15. IPOのロックアップ規制 |
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