新規上場の目論見書に基づいた、IPO=新規公開株式の銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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IPO株(新規公開株)入門5 >> IPO株の初値の決まり方


オークション方式での初値の決まり方


 オークション形式の場合、公募価格からスタートして需要量と供給量をマッチングさせていきます。両者がマッチするまで、一定時間ごとに、価格を切り上げていきます。オークションのスタート当初は、普通、需要量>供給量ですが、価格が上がっていくことで、需要が減り、供給が増加します。これを繰り返すと、両者のボリュームがバランスする価格に到達し、それが初値となります。

【例】
 スタート当初価格 30万円 買い100枚、売り20枚

>> まだオークション開始当初で設定価格が安いため、この値段なら買いたいという人は大勢いる一方、「こんな安い値段では売れない」という人も多い状況です。このため、買い注文が多く、売り注文が少なくなっています。

 1時間後 気配値 35万円 買い80枚、売り40枚

>>価格が上がってきたため、買い注文は減り、売り注文は増加しています。それでもまだ、買い注文が売りの数を上回る状態のため値段はついていません。引き続き、価格は上がります。

 2時間後 気配値 40万円 買い60枚、売り60枚

>> ここまで価格が上昇して、買い注文数と売り注文数が一致しました。これで、需要と供給が一致し、40万円が初値となります。このケースでは、公募価格が30万円ですから、初値騰落率は+33%ということになります。


 なお、値幅制限や、気配値の刻み方などは、公募価格や取引所によって異なりますので、詳細は、各証券取引所のウエブサイトでご確認ください。また、当サイトでも、証券取引所ごとの値付けプロセスの概要について、説明しています。

【当サイトの参考ページ】
12. 東証の値付けプロセスについて
13. 大証の値付けと値幅制限や気配値についての付表
14. ジャスダックの値付けプロセスについて




IPO株入門 目次

1. IPOとは何か
2. IPO投資は儲かるのか
3. IPO向きの投資スタイル
4. 公募価格<初値の仕組み
5. IPO初値の決まり方
6. オーバーアロットメント
7. IPO関連リンク集
8. IPO都市伝説
9. IPO初値予想の考え方
10. IPO株の即金規制
11. ベンチャーキャピタル
12. 東証の値付けプロセス
13. 大証の値付けと付表
14. ジャスダックの値付け
15. IPOのロックアップ規制



IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します >> 「どの証券会社・銀行がいいか、迷ったら」

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