新規上場の目論見書に基づいた、IPO=新規公開株式の銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research
| IPO初値分析・株式投資   | What's New   | LINKs   | SITE MAP   | IPO株日記  |

日本パーキング(8997 JASDAQ)

HTML版では表・データを掲載していません。データの確認にはPDF版をご覧ください。>> 日本パーキング
セクター:不動産業
安定的な成長性は認めるが、公募価格には割高感がある
 運営する駐車場数の増加に伴って、売上高は毎年堅調な増加を持続している。これに加えて、MBOによる独立時の営業権償却が前期までで終了したことで、今期からの増益要因となっている。こうした要因によって、今期には業績は一段向上し、中間期の進捗を持続すれば、EPSは11,000円程度となる。

 同業他社として、4666パーク24の足元のPER約25倍を参考にすれば、株価水準は約28万円となり、公募価格以下となる。安定的な成長性は評価できるが、公募価格には割高感がある。

事業概要
時間貸し駐車場の運営
 当社グループは、全国規模で時間貸し駐車場を運営する会社として、当社及び連結子会社パーキングサポートセンター(以下PSC)で構成されており、当社が駐車場の新規開設及び運営を担当し、PSCが駐車料金の回収業務のほか、維持管理業務を担当している。当社グループの事業区分は、駐車場用地が賃借であるか、または自社保有であるかによって、「賃借駐車場」及び「自社駐車場」の二分類の運営形態となっている。また、「その他」の事業として、経営指導料の収入がある。

 賃借駐車場は、当社グループの基本となる事業形態で、当社グループが土地オーナーに固定の賃借料(地代)を払い、無人の時間貸し駐車場の運営を行う。当社グループが7年以上の長期にわたって土地を賃借し、立体駐車場を建築した上で運営するものや、土地オーナーに立体駐車場を建築してもらった上で長期に賃借するもの、商業施設の付設駐車場の一括借受け運営するものなど、契約・運営管理の形態には、様々な形態がある。駐車場には、平面駐車場と立体駐車場があり、立体駐車場の中には自走式とタワー式がある。

 自社駐車場では、平面駐車場よりも自走式の立体駐車場の比重が増加している。その他事業として、積極的にフランチャイズ事業を展開しているわけではないが、一部の関係取引先との間で、時間貸し駐車場事業についての経営指導を行うケースがある。具体的には、当社グループの関係取引先が指名入札等に参加して落札し、当社グループのブランドで時間貸し駐車場を運営する場合に、設備の使用料及び利益配分を収受することがある。

収支の状況
年率6〜7%の安定成長に加えて、営業権償却終了で増益となる模様
 業績は比較的安定しながらも、下表のように運営する駐車場の規模は拡大を続けており、数量ベースでの拡大に伴って、年間売上高は漸増している。ほぼ年率6〜7%での売上高伸び率をキープしている。今中間期までのペースを基にした年間売上高も、この線上にある。

 当社は00年3月に伊藤忠商事からMBOによって独立したが、この時に発生した営業権を05.2期までに均等償却し、毎期418百万円の営業権償却を営業費用で計上していた。償却が05.2期で完了したことから、06.2期からはこの分が費用減少要因・増益要因となる。売上高の増加分に加えて、この営業権償却の消滅によって、今期から業績は一段向上することが確実となっている。

 リスク面では、表2のように有利子負債残高が大きく、株主資本比率が相当低い状態にある。本来であれば、公募資金は借入金の返済に充当するのが普通ではないかと考えられるのだが、当社の場合には、公募の資金使途は後述のように設備資金となっている。

株式の状況
ストックオプション・VC保有株の影響は小
 当社は05年8月に1:5の株式分割を実施し、23,015株となっている。上場にあたっての公募は、4,000株予定されている。ストックオプションの未行使残高が下表のように710株存在する。以上を考慮して、上場時点の想定発行済み株式数は、27,725株とした。

【表3 ストックオプションの未行使残高の状況】
総会決議 対象株数 行使価格  行使期間
02年5月   420株   5万円   04年6月〜12年5月
04年5月   290株   6万円   06年5月〜14年5月
合計 710株

 株主名簿から特定できたベンチャーキャピタル保有株式は、2,750株あり、これにはロックアップはかかっていない。

 目論見書での想定公募価格は33万円で、この価格に基づく公募による当社手取り概算額は、1,297百万円とされている。資金使途は、駐車場の建設に640百万円を充当し、残額については、駐車場舗装工事代等の運転資金に充当する予定。

情報開示の状況
もう一息で上場前段階としては平均水準だが
 当社ウエブサイトには、既に投資家向け情報開示のページが設置されている。現在掲載されているコンテンツは、マネジメント・メッセージと、財務ハイライトのみとなっている。これに加えて、上場関連の資料が掲載されていれば、上場前段階としては十分だと思われるが、残念ながら上場に関しては、ニュースリリースも資料掲載もされていない。


IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します >> 「どの証券会社・銀行がいいか、迷ったら」

| 2005年IPO銘柄レポート(既上場)  | IPO初値分析・株式投資  |
本資料における個別銘柄に関する注意事項
 EPS・BPS・株主資本比率の計算の元となる、純資産・総資産・株主資本は、各決算期末時点の会社公表数値を用いている。発行済株式数は、自己保有株を含まない。また、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
 一株当りの配当は、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
その他の重要な注意事項
本資料は、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものであり、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資対象となる有価証券の価値や投資から得られる収入は、証券価格の変動のほか、発行体の経営・財務状況の変化、金利や為替相場の変動やその他の要因によって変化する可能性があり、投資額を下回る場合があります。また過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
本資料は、当サイトが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、その情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、本資料に記された意見や予測等は、資料作成時点での当サイトの判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。本資料の著作権は当サイトに帰属し、その目的のいかんを問わず無断で本資料を複写・複製・配布することを禁じます。
SEO [PR]  カード比較 冷え対策 株価 動画無料 ライブチャット 小説 SEO