新規上場の目論見書に基づいた、IPO=新規公開株式の銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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株式会社ポスコ(5412 東証)

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セクター:鉄鋼
ADRの日本上場となるため、価格はNYSEでの取引価格に収斂

 今回の上場の対象となる有価証券は同社普通株式米国預託証券(ADR:American Depositary Receipt)である。1米国預託株式(ADS:American Depositary Shares)は、4分の1株となっている。
 ADRは、預託機関は当社の委託に基づき、原株式1株の4分の1を表章する米国預託株式を作成し交付するもの。当社株式は、原株及びADRで、韓国証券先物取引所・NY証券取引所・ロンドン証券取引所で既に取引されている。

 NYSE(ニューヨーク証券取引所)での取引価格は、ここからチェックできる。10月26日時点では、50$/1ADR 前後で取引されている。日本での公募価格は、価格決定日時点でのニューヨークでのADR価格が参照されて決定し、上場段階では、前日のニューヨークでの取引価格に収斂するのが、通常の動き方となる。

特記事項
 売出価格決定日は05年11月中旬予定だが、ブックビルの結果を勘案した上で最大1週間繰り下げられることがある模様。

 今回のポスコと同様のケースとしては、IIJ(インターネットイニシアティブ)の上場計画が今年は予定されていた。IIJのケースでは、日本での上場予定の件がニュースリリースされた直後から、米国での取引価格が投機的な思惑から乱高下した。公募価格が、価格決定時点で異常な高値で取引されたことを背景に高値で決定された後、米国での取引価格は急落したため、上場時点では、公募価格を大幅に下回ることが確実視され、最終的には、需要が公募株数に達しなかったことを理由として、上場は中止されたという経緯を持つ。
 今回のポスコの場合も、公募価格決定までに、こうした投機的な動きがないかを注視する必要があろう。


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