IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research |
05年10月上場予定 IPO初値予想・銘柄コメント |
ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社(3390 JASDAQ) ■爆発的成長力は無いが、好需給は期待できる IT関連企業ではあるが、顧客マーケットが外食チェーン等の一部業態の法人が中心となっている特性を持つ。このため、売上高の成長率で約10%程度、利益面でも売上高と同等の成長率となっており、成長性に爆発力は無い。 上場時点での株式需給は、公募のみで売り出しが予定されていないこと、過半の既存株式がロックアップ対象となっていること、公募枚数が比較的少ないことの3点で好需要が期待できる。一方で、ベンチャー・リンク(9609東証)との親子上場となる点がネガティブ要素となる。 想定公募価格帯86,000円は、今期想定EPS3,800円に対してPER約22倍であり、爆発力は無いものの一定の成長が期待できることと好需給が想定されることを考慮すると、PERは40〜50倍程度には評価されると考えられる。想定される株価水準は、少なくとも15万円と想定され、初値段階では更に高騰する可能性も考えられる。
株式会社東京スター銀行(8384 東証) ■業績は、非常に安定的、公募価格には適切なディスカウント 業績はいたって安定しており、下振れも上振れもほとんど考慮する必要は無いと考えられる。過去の決算期とほぼ同水準のEPS約2万円が、当期の予想値と考えて問題ないだろう。 一方、PERについては、銀行業種の東証平均PERは一部・二部ともに30倍を超えているが、経営再建途上で、今後ある程度の利益増加が期待できる他行と、既に決算上では再建済みと見做せる当行では、状況が異なると考えられる。また、年に数件規模の大型上場であり、需給面での強みも無いと考えられる。このため、当行の場合には、PER25倍前後と考えたほうが無難と思われる。この場合の想定株価は、50万円程度となり、想定公募価格帯35万円には、一定の割安感はあると考えられる。
株式会社フルキャストテクノロジー(2458 JASDAQ) ■子会社ディスカウントはあるが、高成長性と公開株数の希少性で人気化か 05.9期の業績見通しは会社発表値がほぼ達成される状況となっている。この場合のEPSは約2万円となる。 人材派遣関連では、今年上場した2430デジタルスケープが同業となるが、同社の初値騰落率は3倍以上、現在の株価の今期予想EPSベースでのPERは約50倍となっている。 当社の場合には、フルキャストの子会社としてのディスカウントはあるものの、売り出しの無い公募だけでの公開株数2,000枚という希少性と事業の高い成長性がある。初値段階ではPER約70〜80倍の140万〜150万円で初値騰落率3倍の可能性もある。初値がついた後も、デジタルスケープ並みのPER50倍で、株価100万円は維持すると考えられる。
株式会社オハラ(5218 東証) ■04年10月期実績は出来すぎか?05年4月中間期ペースでは前期並み業績となる ガラスの製造・販売が主力だが、むしろ、デジタル関連製品の市況に業績が左右されると考えられる。業績面では、05.10期は堅調に推移しているものの、前期並みの利益水準となる進捗ペースとなっている。また、株式の需給面でも、大型上場であり需要過多は見込みにくい。 こうした背景を考慮すると、今期の想定EPS300円に対して、PERは15〜17倍程度が妥当と考えられ、株価水準は約5,000円近辺と想定される。 デジタル関連の業績が上振れすることが見込めるとすれば、PER20倍の6,000円でも妥当であろうが、現時点での織り込みにはリスクがある。 >> 05年11月上場予定 IPO初値予想・銘柄コメント |
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