新規上場の目論見書に基づいた、IPO=新規公開株式の銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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債券購入の手引き 6 >> 債券のデフォルト・リスク


格付けとは

 格付けとは、あくまでも、債券発行体についての将来の債務履行能力を示すものです。企業全体の能力・規模等を示すものではありません。

 従って、同一企業であっても、発行している債券の種類によって、格付けが異なる場合があります。一般的に、無担保の債券よりも有担保債券の格付けが高く、長期の債券よりも短期債券のほうが格付けは高くなります。当然、そのほうが債務の返済可能性が高くなるからです。

 格付けには、AAA(トリプルエー)が最上位で、以下、BB+(ダブルビープラス)、BB(ダブルビーフラット)、と段階が付けられており(Moody’s社のみ、呼称は異なります)、デフォルトを起こした企業の場合ではDとなります。一般的には、BBB辺りまでが投資適格とされています。

 格付け会社は、原則として年に1回、当該企業の全体の経営状態に関するレビューミーティングを実施し、格付けの洗い替えを実施します。それに加えて、企業からのニュース発信等、格付けに影響を与える可能性のあるイベントが発生した都度、格付けを随時見直しています。

 また、格付け見直しの方向を、上げる方向で検討中=ポジティブ、下げる方向で検討中=ネガティブ という表示でアウトルックとして発表している格付け会社もあります。

格付けごとのデフォルト発生確率の違い

 下表は、格付けと経過年数別でのデフォルト発生率を示したものです。格付けが下がるほど、また、経過年数が大きくなるほど、デフォルト確率は上昇します。BB以下の債券のデフォルト確率は非常に高くなっていますが、これは米国を含めた統計のため、日本国内で見る場合には、若干割り引いて考える必要があります。

 日本の場合には、過去に適債基準なるものが存在し、社債が発行できる企業は、ごく一部に限られていました。現在では、適債基準は撤廃されていますが、元々日本では銀行融資などによる間接金融が主流であったこともあり、社債を発行する会社は高格付けの一部の会社に偏在しています。

 従って、日本国内の場合には、BB以下の格付けが付与されている公募社債は、実際にはほとんど存在しません。

 また、もう一つの注意点としては、この表が示すデフォルト率は、全ての発行済み債券をバスケットで保有していた場合の確率であることが挙げられます。実際の投資家、特に個人の場合には、全ての債券を同じウエイトで保有することは不可能で、特定の債券を保有することになります。その特定の一部の債券にデフォルトが発生した場合、その投資家の被る被害は、統計値を当然超えるものになります。

  5年 10年 15年
AAA 0.10% 0.48% 0.65%
AA 0.31% 0.94% 1.45%
A 0.65% 1.95% 3.10%
BBB 3.41% 6.93% 10.02%
BB 12.38% 21.00% 24.57%
B 26.82% 35.41% 40.56%
CCC/C 53.00% 58.44% 61.58%
投資適格計 1.31% 2.91% 4.28%
投機格付計 21.58% 30.04% 34.45%
総合計 7.55% 11.13% 13.39%
Standard & Poor’s(Feb.2004)より





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