6199セラクIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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セラク(6199 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

業績は伸びており、価格の上振れは十分期待できると思われる
 セラク独自の強みがどこにあるのかは目論見書からは読み取りにくいが、結果としての業績はここまで順調に伸びてきており、16.8期も大幅な増収増益の見通しとなっている。

 16.8期業績予想のEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約15倍となっている。現在の成長性を考慮すると、もう少し高い評価をすることは十分可能と思われる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 14/8 15/8 16/2 16/8予
売上高(百万円)
3,877
37.8%
5,340

3,005
21.7%
6,500
営業利益(百万円)
246
25.6%
309

242
69.3%
523
経常利益(百万円)
253
27.1%
321

247
61.9%
520
当期利益(百万円)
146
45.8%
213

162
46.8%
312
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,377
549
1,905
770
2,036
913
--
--
株主資本比率(%) 39.9% 40.4% 44.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
18.4%
26.5%
16.9%
27.6%
12.1%
17.8%
--
--
発行済株式数 3,442.9 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
42.3
159
61.7
224
47.1
265
90.6
--
配当(円/株) -- 6.8 -- 9.3

事業概要
ソリューションサービスおよびオンサイトサービス(ITインフラ事業、スマートソリューション事業、WEBマーケティングコミュニケーション事業)、農業IoTソリューションサービス
 セラクは、インターネットを通じたITインフラ、ウェブマーケティングコミュニケーション、スマートソリューションの3つのソリューションを提供する事業を行っている。

 セラクが提供するサービスは主に、企業が抱えるIT及びインターネットを用いた問題解決策の提案とその実現を行うソリューションサービスと、直接クライアント先で技術提供を行うオンサイトサービスの2つの形態がある。

 ITインフラ事業におけるソリューションサービスとしては、ネットワークの設計構築・運用、サーバ設計構築・運用、ITインフラ機器のリプレース等を行っている。

 ITインフラ事業におけるオンサイトサービスとしては、主に企業の情報システムやヘルプデスク部門、ISerに常駐し、クライアント社内や商用のネットワーク及びサーバの設計構築・運用保守業務を行っている。

 ウェブマーケティングコミュニケーション事業では、コーポレートサイト、ECサイト等のコンテンツ企画及びデザイン制作、ディレクションや、ウェブサイトやメールマガジン等の定期的・定型的なコンテンツ制作・更新、ECサイトに付随する顧客データベースの構築・管理、メール配信、アクセス解析などを行うためのウェブシステムの運用、インターネット広告などオンラインプロモーションの企画・運営等を行っている。

 スマートソリューション事業では、ウェブや携帯電話上で利用するチケット発券システム顧客管理システム、問い合わせ管理などのウェブシステム開発を行っている。
収支の状況
16.8期も大幅な増収増益の見通し
■16.8期業績予想
 ITを基本としたサービス市場全般については、システム統合やマイナンバーなどの大型案件が終息した後も、クラウドやIoTなどに関するシステム投資が徐々に増えていくとの想定を前提としている。

 ITインフラ事業、ウェブマーケティングコミュニケーション事業、スマートソリューション事業とも、オンサイトサービスでは、ITエンジニアの需要が引き続き好調であることから平均稼働人員は対前期比+12.9%の増加を見込んでいる。ソリューションサービスでは、前期並みの売上高を見込んでいる。

 この結果、全体の売上高は、対前期比+21.7%の増収の見通し。

 研究開発費の増加等を見込むものの、増収効果によって、営業利益・経常利益はそれぞれ対前期比+68.7%、+61.9%の増益の見通し。

株式の状況
VC出資無し、ストックオプションは行使制限付きが多い
 ベンチャーキャピタルからの出資は無い。ストックオプションの未行使残高があるものの、行使制限が付されているものが多く、当面行使可能な数量は限定的になっている。全体として、株式需給に大きな影響を及ぼす要素は無いとみられる。

A. 発行済み株式数 3,086千株(単元100株、16.4に1:100株式分割後)
B. 公募 406千株(うち238千株は自己株式)、増資によるオーバーアロットメント 122,100株
C. 売出し 408千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 133,900株
 E. うち潜在株式に算入する数 66,780株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 3,442,880株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者等多数に対して180日間。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
07年6月 50,000株  50円 07年9月〜22年8月
14年8月 54,000株 180円 16年8月〜21年8月(上場直後は20%まで、その後は決算実績に応じた行使制限あり)
14年12月 29,900株 550円 16年12月〜21年12月(同上)

 目論見書でのセラクの想定発行価格は1,360円で、この価格に基づく公募によるセラクの手取り概算額は約500百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限約152百万円と合わせた資金使途は、ITインフラ受託業務の受託能力増強に係るサーバ等機器の設備資金に75百万円、研究開発費に120百万円、自社WEB開発に係るソフトウエア投資に50百万円、人員増に伴う研修設備増強や事務所スペース拡張に伴う本社増床費用に167百万円など。

情報開示の状況
開示なし
 セラクのウエブサイトには5月28日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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