6173アクアラインIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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6173アクアラインIPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

足元の業績ベースでは、想定公募価格は十分にディスカウントされている印象
 わかりやすい事業内容で、足元の業績は順調に伸びている。16.2期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約17倍となる。

 現在の業績の伸びを考慮すると、想定公募価格は十分なディスカウントがされているものとみられる。参入が容易な業種・業態のため、今後は他社との競合がリスク要因になると思われる。


連結データ(肩は対前期比(%))、16.2期は個別
決算期 14/2 15/2 15/5 16/2予
売上高(百万円)
2,996
10.2%
3,302

854
8.4%
3,579
営業利益(百万円)
131
40.8%
184

47
47.5%
272
経常利益(百万円)
125
42.4%
178

48
46.3%
261
当期利益(百万円)
43
114.4%
92

28
64.5%
152
総資産(百万円)
純資産(百万円)
894
124
1,095
215
1,061
238
--
--
株主資本比率(%) 13.9% 19.6% 22.4% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
14.0%
34.8%
16.3%
43.0%
4.5%
11.6%
--
--
発行済株式数 2,004 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
22
62
46
107
14
119
76
--
配当(円/株) -- 3 -- 8

事業概要
「水道屋本舗」の屋号による水まわり緊急修理サービスの提供等
 アクアラインの主要事業は、台所、トイレ、浴室、洗面所又は給排水管で起きる急な水回りのトラブルを解消する水回り緊急修理サービス事業であり、迅速にトラブルを解消するために、24時間365日修理依頼を受け付け、北海道から沖縄県までの全国で「水道屋本舗」の屋号にて、事業を展開している。

 トラブル解消のほかに、水回りの器具及び商品の販売、部品の交換、漏水調査及び給排水管の取り替えも行っている。

 また、09.2期よりウォーターディスペンサー充填式ミネラルウォーターの販売、10.2期よりペットボトル入りのナチュラルミネラルウォーターの販売を開始した。

情報開示の状況
開示なし
 アクアラインのウエブサイトには、7月30日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
15.2期実績に続いて16.2期も増収増益の見通し
■16.2期業績予想
 消費税増税後の駆け込み需要の反動によって、耐久財や大規模な住宅リフォームについては減少があったものの、昨今の住宅の築年数の上昇による、住宅の水回り設備の老朽化及び水回り商品の経年劣化を背景に、水回りの修理、トラブル解消に関する需要が高まっている。

 こうした外部環境を背景として、アクアラインの主要事業である水回り緊急修理サービス事業においては、緊急修理に加え、水回りの商品販売及び修繕工事の営業展開による受注拡大により、足元の業績は順調に推移する見通し。

 売上高は対前期比+8.9%の増収となり、営業利益・経常利益では同+20%超の増益となる見通し。前期に関係会社株式売却損等の特別損失を計上していたことにより、当期利益では対前期比で倍増以上の増益となる見通し。

株式の状況
VC出資とストックオプションがあり、合算すると一定の規模感に
 ベンチャーキャピタルからの出資があり、ロックアップ対象となっていないものの、ボリュームは大きいものではない。ストックオプションの未行使残高もあり、全数が上場直後から行使可能になるとみられるが、こちらもボリュームは大きくない。

 ただし、両者を合算すると発行済株式数の約1割に相当することとなり、一定の考慮は必要と思われる。

A. 発行済み株式数 1,624千株(単元100株、15.5に1:100株式分割後)
B. 公募 300千株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 0株(売出し元は)、既発株のオーバーアロットメント 300千株
D. ストックオプション等の残高総数 80千株
 E. うち潜在株式に算入する数 80千株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,004千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 100千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者5名と法人4社に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は1,443,500株

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
08年1月 80,000株 120円 08年2月〜18年1月

 目論見書でのアクアラインの想定発行価格は1,200円で、この価格に基づく公募によるアクアラインの手取り概算額は約321百万円とされている。

 資金使途は、設備資金に173百万円、運転資金(広告宣伝費)に82百万円を充当し、残額を長期借入金の返済に充当する予定。

 設備資金の内訳は、営業車両の取得、機材の購入、システム開発等。広告宣伝費は、アクアライン事業の屋号である「水道屋本舗」の認知率の向上のために新たに路線バスへのラッピング広告を計画しており、この広告制作費と掲載費用に充当する。


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