3928マイネットIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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マイネット(3928 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

人気化する可能性は十分あるが、既に成長性は織り込み済
 スマホゲームの再生ビジネスという、ひねりの効いた事業形態であり、足元の業績は大幅に伸びている。

 ビジネスモデルの新奇性や成長性、話題性といった点では申し分ないが、15.12期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは70倍に達する。

 成長銘柄としての評価はするものの、この価格水準ではさすがに十二分に高評価されていると考えられる。短期的に人気化する可能性はあるものの、中期〜長期保有には注意が必要と追われる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 13/12 14/12 15/9 15/12予
売上高(百万円)
801
24.1%
993

1,879
190%
2,889
営業利益(百万円)
-318

2

39

132
経常利益(百万円)
-320

1

35

130
当期利益(百万円)
-9

10

15

83
総資産(百万円)
純資産(百万円)
193
67
500
269
1,855
1,167
--
--
株主資本比率(%) 34.5% 53.8% 62.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
--
--
0.1%
3.8%
1.9%
1.2%
--
--
発行済株式数 3,485 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
--
19
3
77
4
335
24
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
スマートフォン向けオンラインゲームの運営
 マイネットはスマートフォンゲームの領域でゲームサービスの開発・運営を主たる業務とし、とりわけリリース済のスマートフォンゲームをゲーム事業者から買収ないしは協業という形で再生・運営を行うリビルド事業を中心に提供している。

 また、リビルド事業以外に、自社ゲーム事業として、自社で開発したスマートフォンゲームタイトルの運営を行っている。

 リビルド事業は、買収型リビルド事業と、協業型リビルド事業の形態でサービスを提供している。

 買収型リビルド事業は、他社ゲーム事業者が企画・開発・リリースしたスマートフォンゲームを買収し、マイネットのスマートフォンゲームタイトルとして自社タイトル同様に提供し、スマートフォンゲーム内の一部アイテムや機能の追加等を有料でユーザーに提供することで収益を得るビジネスモデル。

 他社ゲーム事業者が開発したスマートフォンゲームを買収した結果、15年10月末現在にマイネットのタイトルとしてユーザーに提供している主力スマートフォンゲームは以下の通り。
 神姫覚醒メルティメイデン
 ドラゴンジェネシス
 幻獣姫
 騎士姫
 ドリランド 魔王軍vs勇者!
 ボーダーブレイクmobile〜疾風のガンフロント
 リバースドライブ
 レジェンド オブ モンスターズ / Legend of the Cryptids

 協業型リビルド事業は、他社ゲーム事業者が企画・開発・リリースしたスマートフォンゲームのリリース後の企画・運営等をマイネットが行うことの対価として、他社ゲーム事業者がプラットフォーム事業者を通じて得られる収入の一定割合を、マイネットが収受するレベニューシェアモデルを採用している。
収支の状況
15.12期は大幅な増益見通し
■15.12期業績予想
 リビルド事業のうち買収型リビルドでは、期末時点の運営タイトルを対前期末比+7タイトルの8タイトルと見込んでいる。但し、うち2タイトルは期中10月に取得したため、業績予想に与える影響は軽微となる。協業型リビルドでは、期末時点の運営タイトルを対前期末比+4タイトルの7タイトルと見込んでいる。

 自社ゲームの期末運営タイトル数は対前期末比1タイトル減の2タイトルとなる見通し。

 以上の結果、売上高は対前期比+190%の増収となる見通し。

 費用面では、要員が対前期末比+95名の147名となることによる人件費の増等を織り込むものの、増収効果によって、営業利益・経常利益はそれぞれ、約65倍、228倍の大幅な増益となる見通し。

株式の状況
VC出資分は保有確約の対象、ストックオプションあるが即行使可能分は多くない
 ベンチャーキャピタルからの出資があり、ロックアップ対象となっていないものの、これとは別に上場後6ヶ月の保有確約の対象となっている。また、ストックオプションの未行使残高があり、このうち約半数が上場直後から行使可能となる見通し。即行使可能なストックオプションのボリュームは大きいものではない。

A. 発行済み株式数 2,603,900株(単元100株、15.10に1:100株式分割後)
B. 公募 600千株、増資によるオーバーアロットメント 128,100株
C. 売出し 254千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 298,600株
 E. うち潜在株式に算入する数 153,200株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 3,485,200株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 341千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者11名と法人1社に対して90日間、但し発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
08年9月 72,000株 450円 10年10月〜18年8月
13年2月 62,200株 400円 16年3月〜23年2月
13年2月 10,000株 400円 16年3月〜23年2月
14年3月  9,000株 400円 14年3月〜19年3月
14年3月  1,800株 400円 17年3月〜24年3月
15年1月 98,000株 1,169円 18年1月〜25年1月
15年5月 45,600株 1,406円 18年5月〜25年5月

 目論見書でのマイネットの想定発行価格は1,680円で、この価格に基づく公募によるマイネットの手取り概算額は約1,000百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限約213百万円と合わせた資金使途は、新規スマートフォンゲームタイトルの獲得費用に800百万円、人員採用費・新規獲得人員の人件費に414百万円を充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 マイネットのウエブサイトには、11月21日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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