3415_STUDIOUS_IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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STUDIOUS(3415 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

上場意義は認めるものの、想定公募価格は既に十分な水準に
 ブランド衣料品の販売事業となっており、実店舗の規模・店舗数拡大と知名度向上・ブランド浸透・流行等により、事業拡大していく成長モデルとなる。

 その点では、上場に伴う知名度向上には業績向上との相乗効果が期待でき、逆に株主の獲得の点では同社ブランドファン層をターゲットとすることが出来る点では、上場のメリットがあるとみられる。

 16.2期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約21倍となる。16.2期の業績予想での利益額がほぼ前期比横ばいの見通しとなっており、現時点では、想定公募価格以上の評価は難しいとみられる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 14/2 15/2 15/5 16/2予
売上高(百万円)
3,086
44.9%
4,470

1,240
33.7%
5,976
営業利益(百万円)
499
25.9%
628

117
2.1%
641
経常利益(百万円)
498
26.0%
627

117
2.1%
640
当期利益(百万円)
307
25.6%
385

74
2.8%
396
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,340
551
1,947
936
2,069
1,010
--
--
株主資本比率(%) 41.1% 48.1% 48.8% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
37.1%
55.7%
32.2%
41.2%
5.7%
7.3%
--
--
発行済株式数 3,048 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
101
181
126
307
24
331
130
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
日本国内ブランド商品等の販売を行うセレクトショップ「STUDIOUS」及び日本国内での生産に特化したオリジナルブランド「UNITED TOKYO」の運営
 STUDIOUSは、衣料品及び身の回り品、雑貨類の小売販売事業を主な事業としている。日本こくないの最先端TOKYOブランドに特化したセレクトショップ「STUDIOUS」と、日本の高い技術と品質によって作られた商品に特化したグローバルコンテンポラリーブランド「UNITED TOKYO」の運営を行っている。

 実店舗販売としては、国内では東京・原宿や大阪・南堀江島の路面店を4店、大都市圏ターミナル駅前ファッションビルに入居するビルイン店舗を15店、展開している。STUDIOUSの店舗スタッフは販売に加え、仕入れに直接かかわるほか、店舗独自の販促企画にも関わっている。

 インターネット販売では、自社直営ウエブサイトのほか、オンラインモール「ZOZOTOWN」に出店している。
収支の状況
15.2期実績では大幅な増益を達成したが、16.2期業績予想は、ほぼ横ばいの見通し
■15.2期実績
 当期内には、大阪、横浜、福岡に2店舗を出店した一方、渋谷、心斎橋の2店舗をクローズした。店舗の移転としては、大阪店を同一建物内で拡張移転した。

 以上の結果、売上高は対前期比+44.9%の増収となり、営業利益・経常利益では同+約26%の増益となった。

株式の状況
VC出資はともかく、ストックオプションが大量に即行使可能となるリスクあり
 ベンチャーキャピタルからの出資があるが、過半が上場時の売出対象とロックアップ対象となっている。ストックオプションの未行使残高が大量にあり、一部は行使期間に入っていないものの、多数が極端に安い行使価格で、上場直後から行使可能となる見込み。十分に注意が必要な水準となっている。

A. 発行済み株式数 2,050千株(単元100株、15.5に1:1,000株式分割後)
B. 公募 119千株、増資によるオーバーアロットメント 501千株
C. 売出し 215千株(売出し元はベンチャーキャピタル)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 415千株
 E. うち潜在株式に算入する数 378千株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 3,048千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 430千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者2名と法人3社に対して180日間。ベンチャーキャピタル1組合に対して、その保有株式のうち107,500株について90日間。対象株数は約1,628千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
12年4月  225,000株 100円 14年4月〜22年4月
13年12月 153,000株 200円 15年12月〜21年12月
14年12月  39,000株 470円 16年12月〜21年12月

 目論見書でのSTUDIOUSの想定発行価格は2,770円で、この価格に基づく公募によるSTUDIOUSの手取り概算額は約298百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限約127百万円と合わせた資金使途は、新規出店のための設備投資資金と差入保証金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 STUSIOUSのウエブサイトには、7月30日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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