6167冨士ダイスIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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冨士ダイス(6167 東証二部)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:機械

短期的に高い評価は得られなくとも、配当銘柄として評価可能
 浮ついたところのみられない製造業。足元の業績も堅調に推移している。16.3期業績予想でのEPSに基づく、想定されている売出価格のPERは約11倍となる。

 業種的にはマーケットから高く評価されにくく、更に東証二部銘柄という面も考慮すると、想定売出価格の水準は至極妥当とみられる。配当性向は50%が見込まれており、配当目的での保有には適している。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 14/3 14/12 15/3 16/3予
売上高(百万円)
15,041

11,997
8.0%
16,251
4.0%
16,897
営業利益(百万円)
1,020

790
6.7%
1,088
5.5%
1,148
経常利益(百万円)
1,088

808
3.9%
1,130
6.3%
1,201
当期利益(百万円)
732

609
4.8%
767
14.7%
880
総資産(百万円)
純資産(百万円)
21,200
15,600
23,610
17,095
24,383
17,306
--
--
株主資本比率(%) 73.6% 72.4% 71.0% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
5.1%
4.7%
3.4%
3.6%
4.6%
4.4%
--
--
発行済株式数 20,000 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
36.5
780
30.5
855
38.4
865
44.0
--
配当(円/株) 11 -- 19.2 22

事業概要
超硬工具(耐摩耗工具)、超硬合金の製造販売
 冨士ダイスグループは、当社冨士ダイスおよび子会社7社で構成され、超硬合金を用いた耐摩耗工具およびその素材である超硬合金チップの製造販売を主たる事業としている。

 超硬合金は、タングステンカーバイドに代表される硬質の金属炭化物と、コバルトなどの鉄系金属を粉末状にして混ぜ合わせ、型に入れて成形し、高温で焼き固める方法(粉末冶金法)によって作られる合金であり、鋼よりも硬く、変形しにくいという特性を有している。

 上記の方法で作られる超硬合金は、精密加工が施されて、主に塑性(切屑の出ない)加工に用いられる高精度かつ耐摩耗性に優れた工具・金型(耐摩耗工具)となるほか、一部は中間製品である超硬合金チップとしても販売される。超硬合金を用いた耐摩耗工具は、一般的に用いられる鋼製の工具等よりも摩耗、変形しにくいため、生産工程に効果的に用いることにより、被加工材を加工する速度や精度が向上し、生産性改善が可能となる。

 冨士ダイスグループの超硬合金を用いた製品は「超硬製工具類」、「超硬製金型類」、「その他の超硬製品」に分類され、輸送用機械、鉄鋼、非鉄金属、飲料缶に代表される金属製品、電機・電子部品、生産・業務用機械等の幅広い分野で使用されている。

 また、超硬合金の精密加工で培った加工技術、検査技術を活用し、超硬合金以外の素材(鋼やセラミックスなど)を用いた耐摩耗工具等の製造販売も行っている。

 15.3期の製品用途の主要な業種構成比は、輸送用機械19.0%、鉄鋼18.1%、非鉄金属・金属製品17.6%、電機・電子部品10.8%、生産・業務用機械9.7%、その他11.4%、金型・工具向け素材13.5%。

 営業体制は、国内17箇所、アジア5箇所(中国、タイ、インドネシア、インド、マレーシア)の営業拠点に約100名の営業担当者を配置。生産拠点は、国内に12箇所、海外に2箇所(タイ、インドネシア)。
収支の状況
15.3期に引き続いて16.3期も増収増益の見通し。
■16.3期業績予想
 超硬製工具類では、顧客の大型パイプ生産ライン増設に伴う大型のダイスの販売増加と、海外需要の復調による刃物類の販売増によって、対前期比+4.1%の増収を見込む。

 超鋼製金型類では、顧客の海外工場での需要増による粉末成形用金型の販売増加と、海外での生産拡大が続く自動車部品生産用金型の販売増加を見込む一方、製缶金型については前期の特需がなくなることによる減少を見込み、対前期比+1.5%の増収の見込み。

 その他の超鋼製品では、海外子会社が現地で販売する超硬合金チップや、産業機械向けの部品などの販売増加等により、対前期比+5.2%、超硬以外の製品では、自動車部品生産用の鋼製品などの販売増加によより、同+5.1%の増収となる見通し。

 以上により、売上高は対前期比+4.0%の増収となる見通し。営業利益・経常利益はそれぞれ同+5.5%、+6.3%の増益となる見通し。

株式の状況
ストックオプションとVC出資はないものの、社員持ち株会はロックアップ対象外に
 上場にあっての公募増資はなく、売出だけが計画されている。また、ストックオプションとベンチャーキャピタルからの出資はないため、シンプルな株主構造になっている。但し、筆頭株主である社員持ち株会と第二位株主である法人がロックアップの対象になっていないため、実質的にはロックアップが機能していない。特に社員持ち株会の売却動向には注意が必要と思われる。

A. 発行済み株式数 20,000千株(単元100株、15.1に1:100株式分割後)
B. 公募 0株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 4,415千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント 662千株
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 20,000千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者13名に対して90日間、但し発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。別途、会社関係者7名に対して180日間、売却可能条件なし。

 目論見書での冨士ダイスの想定売出価格は500円とされている。

情報開示の状況
開示なし
 冨士ダイスのウエブサイトには、5月23日時点で投資家向け情報のページは設置されていない。


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