6036_KeePer技研IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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KeePer技研(6036 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

足元の成長性は想定公募価格に十分に織り込み済みとみられる
 強みを持つ特殊技術を用いた自動車関連サービスを行い、店舗数の拡大に応じて事業が成長している。足元の業績の伸びは高い。15.6期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約20倍となる。想定公募価格には、足元の成長性は織り込まれているものとみられる。

 一方、日本国内では人口停滞や自動車保有率の低下など、自動車関連サービスを巡る状況は楽観できるものではない。現状の評価以上に期待することは難しいとみられる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 13/6 14/6 14/12 15/6予
売上高(百万円)
4,439
17.8%
5,229

1,383
12.9%
5,906
営業利益(百万円)
330
36.5%
450

199
40.7%
633
経常利益(百万円)
305
48.1%
451

198
33.2%
601
当期利益(百万円)
176
49.0%
262

126
33.5%
350
総資産(百万円)
純資産(百万円)
3,008
558
3,113
846
3,109
952
--
--
株主資本比率(%) 18.6% 27.2% 30.6% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
10.1%
31.5%
14.5%
31.0%
6.4%
13.2%
--
--
発行済株式数 3,272 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
54
171
80
259
38
291
107
--
配当(円/株) 7.81 7.81 -- 8

事業概要
カーコーティング「キーパーコーティング」等の施工
 KeePer技研では、キーパー製品等関連事業として、当社KeePer技研認定のコーティング技術一級資格者が在籍の技術認定店「キーパープロショップ」等のキーパー施工店向けに、自社開発のカーコーティング用ケミカル製品等のプロユース向けの道具や機器類の開発・製造・販売を行っている。14.6期のキーパープロショップ店舗数は3,952店、年間研修受講者数は31,437名。

 キーパーLABO運営事業では、一般のカーユーザー向けに自動車のコーティングを中心としたキーパーLABO店舗を展開している。キーパーLABOではKeePer技研開発の専用ケミカルでキーパーコーティングの施工を行っている。その他、仕上げに純水を使用した高品質な手洗い洗車、室内清掃・板金塗装等を行っている。店舗数は、直営31店舗、FC店10店舗の計41店舗。

情報開示の状況
開示なし
 KeePer技研のウエブサイトには、1月17日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
14.6期実績に引き続き15.6期も増収増益の見通し
■14.6期実績
 キーパー製品等関連事業では、キーパープロショップ認定やケミカル製品等の開発・製造、販売だけでなく、キーパーコーティング施工店向けにコーティング知識及び施工技術習得のためのサポート事業に注力している。各店舗における技術レベルの向上と共に、商品品質が向上してリピート顧客が増加していること等によって、同事業の売上高は対前期比+16.9%の増収、セグメント利益は同+22.0%の増益となった。
 
 キーパーLABO事業では、5年以上続いているクリスタルキーパーのリピート増加によって、クリスタルキーパーの施工台数は対前期比+24.1%の増加となった。また、キーパーのブランドが認知されてきたこと等で、新車への施工が増加傾向にあり、より高価で新車への施工率が比較的高いダイヤモンドキーパーの施工台数が対前期比+49.3%の増加となった。

 以上の結果、同事業の売上高は対前期比+19.9%の増益となり、セグメント利益は同+96.2%の増益となった。

 全体の売上高は対前期比+17.8%の増収となり、営業利益・経常利益では同+36.5%、+48.0%の増益となった。

株式の状況
ストックオプションは行使期間入りまで約半年の猶予
 ストックオプションの未行使残高があるものの、当面は行使可能期間に入らない。ベンチャーキャピタルからの出資があるものの、ボリュームは大きいものではなく、ロックアップの対象ともなっている。総括としては、当面の株式需給に大きな影響を与える要素はみられない。

A. 発行済み株式数 2,552千株(単元100株、14.7に1:800株式分割後)
B. 公募 600千株、増資によるオーバーアロットメント 120千株
C. 売出し 200千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 223,200株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 3,272千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 104千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者12名、法人2社、ベンチャーキャピタル1社に対して180日間。対象株数は約2,566千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
13年7月 223,200株 174円 15年7月〜22年7月

 目論見書でのKeePer技研の想定発行価格は2,120円で、この価格に基づく公募によるKeePer技研の手取り概算額は約1,160百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額約234百万円と合わせた資金使途は、新規出店と本社機能の拡充等にかかる資金に787百万円、事業の知名度向上や新規顧客獲得のための広告宣伝費に100百万円、残額を金融機関からの借入金返済の一部に充当する予定。


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