3911_Aiming_IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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Aiming(3911 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

単一タイトルが業績牽引している点は不安だが、当面は高評価が期待
 スマートフォン向けゲーム制作を行っており、マーケットでの評価は高くなることが十分予想される。15.12期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約28倍となるが、これを上回る評価は十分可能だろう。

 ただ、現状では1タイトルが業績の半数を占める状態のため、今後の業績面での高成長が維持できるかのリスクは相当程度にあるものとみられる。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 13/12 14/9 14/12 15/12予
売上高(百万円)
2,626

4,079
148.6%
6,527
46.2%
9,541
営業利益(百万円)
-278

91

351
464.6%
1,979
経常利益(百万円)
-283

81

340
473.1%
1,949
当期利益(百万円)
-210

74

553
108.8%
1,154
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,870
1,377
2,992
1,917
3,813
2,394
--
--
株主資本比率(%) 73.6% 64.1% 62.8% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
--
--
2.7%
3.9%
8.9%
23.1%
--
--
発行済株式数 35,298 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
--
39.0
2.1
54.3
15.7
67.8
32.7
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
オンラインゲームの企画、開発及び運営
 Aimingグループは、主にスマートフォン向けに基本無料のオンラインゲーム事業を主たる業務としている。オンラインゲーム事業は、オンラインゲーム配信サービスとオンライン制作/運営受託サービスの2つに分類される。

1 オンラインゲーム配信サービス
 Aimingグループの提供するオンラインゲームは、主にスマートフォン向けとして、基本無料をコンセプトとしており、利用者は基本無料でゲームを利用することができ、一部のアイテムの獲得や有料機能を利用する際に課金が必要となり、利用者の有料課金分がAimingの収入となっている。

 また、Aimingグループが保有するゲームライセンスを他の配信事業者に提供することにより、利用料収入を得ている。

2 オンライン制作/運営受託サービス
 一部のゲームについて、他の配信事業者から企画・開発・運営を受託している。受託サービスの収入は一定額の受託料に加えて、売上が一定額を超過した際の成功報酬を得ている。

情報開示の状況
開示なし
 Aimingのウエブサイトには、3月2日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
14.12期に黒字化、15.12期は大幅な増益の見通し
■13.12期実績
 既存タイトルでは、スマートフォン向けの主力タイトル「Lord of Knights」が累計200万ダウンロードを突破し、またPC向けブラウザ型ゲーム「剣と魔法のログレス」も堅調な売上高を継続し、収益に貢献した。

 新規タイトルでは、合計16タイトルを提供開始したものの、新規タイトルはリリース間もなくゲームの安定性を図る時期であり、収益の貢献はなかった。

 以上の結果、売上高は対前期比+66.4%の増収となり、営業損失・経常損失の額は前期より縮小した。

株式の状況
ストックオプションの大半は上場後即行使可能に
 ベンチャーキャピタルからの出資が大量にある。ロックアップの対象となっているものもあり、ロックアップ非対象分も保有確約の対象となっているが、価格基準の売却オプションがついているものもある。ストックオプションに関しては、大部分が上場後に即行使可能となるため、注意が必要。

A. 発行済み株式数 29,495,500株(単元100株、14.10に1:500株式分割後)
B. 公募 2,400千株、増資によるオーバーアロットメント 840千株
C. 売出し 3,200千株(売出し元はベンチャーキャピタル2,535千株、残は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 2,924,500株
 E. うち潜在株式に算入する数 2,562,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 35,298,000株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 19,495,400株
既存株主へのロックアップ情報:ベンチャーキャピタル2組合に対して90日間、但し発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。更に、会社関係者3名とベンチャーキャピタル1組合に対して、売却オプション無しで90日間。その他、上場前の第三者割当増資については、ベンチャーキャピタル等が継続所有の確約。ロックアップの対象株数は26,604,900株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
11年6月  765,000株  1円 13年6月〜21年5月
11年12月 690,000株 160円 13年12月〜21年12月
12年6月 330,000株 160円 14年6月〜22年5月
13年4月 777,500株 190円 15年5月〜23年4月(15.5月以降行使可能)
14年6月 362,000株 300円 16年6月〜24年6月(16.6月以降行使可能)

 目論見書でのAimingの想定発行価格は900円で、この価格に基づく公募によるAimingの手取り概算額は約1,973百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額約695百万円と合わせた資金使途は、主にMMOジャンルの新規ゲームのコンテンツ開発費と運営費に約1,541百万円、Aimingグループのコンテンツ配信サービスを効果的に拡大していくためのテレビCMをはじめ各種宣伝広告費に1,127百万円を充当する予定。



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