3909ショーケース・ティービーIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ショーケース・ティービー(3909 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

業績の伸び悩み感が価格想定に反映されているとみられる
 IT関連で独自の事業内容であることは理解できるものの、どこに強みや新奇性があるのかは、わかりにくい。業績の伸びも、13.12期は大幅な増益を達成したものの、以降は大きな伸びが見込まれていない。

 15.12期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約19倍となる。業績面では伸び悩み感がある点を考慮すると、いたって妥当な価格想定になっているものとみられる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 12/12 13/12 14/12 15/12予
売上高(百万円)
719
23.5%
888
10.7%
983
22.6%
1,205
営業利益(百万円)
134
63.9%
220
13.8%
250
4.4%
261
経常利益(百万円)
132
67.0%
221
13.2%
250
4.4%
261
当期利益(百万円)
80
75.0%
140
10.3%
154
1.4%
156
総資産(百万円)
純資産(百万円)
423
246
576
410
685
538
--
--
株主資本比率(%) 58.2% 71.2% 78.4% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
31.2%
32.4%
38.4%
34.0%
36.5%
28.6%
--
--
発行済株式数 1,717.8 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
46
143
81
239
90
313
91
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
Webサイト最適化技術により成約率を高める「ナビキャストシリーズ」の提供及び、DMPを活用したWebマーケティング支援
 ショーケース・ティービーは、独自の自社開発ツールを用いて顧客の売上拡大に寄与すべく、Webサイトを運営する法人向けに、Webサイトにおけるコンバージョン(成約)率アップを支援するeマーケティング事業と、Webマーケティングのノウハウを活かしECサイトの運営や不動産物件サイト向けコンテンツ管理システム(CMS)、スマートフォン用のアプリ開発やWebサイトとの連携機能を実現するクラウドサービスなどを提供するWebソリューション事業を行っている。

 eマーケティング事業では、Webサイトを運営する法人向けに、月額課金を行うクラウド型のソフトウェアを提供している。すべてのソフトウェアは顧客の運営するWebサイトを最適化することによって、問題点の可視化とWebサイトの費用対効果を高めることを目的に開発しており、ショーケース・ティービーによる直接販売、代理店経由での販売、OEM提供と3つの販売チャネルで提供している。

 当事業のサービスは主に、顧客のWebサイトにユーザが訪問後、購入や問い合わせ等の入力フォームなどに入力を行い商品購入などのコンバージョンに至る過程で、Webサイトから離脱するという機会損失を最小限に抑えることを目的に開発されており、インターネット通販業界、金融業界、人材サービス業界、不動産業界などの企業にサービスを提供している。

 Webソリューション事業では、ショーケース・ティービーでECサイトを運営することにより、eマーケティング事業で販売をしている自社のクラウド型ソフトウェアを使いこなし、そのノウハウを蓄積し、eマーケティング事業にフィードバックしている。

 運営している主なECサイトは以下の通り。
■仲介名人: 不動産会社のWebサイトコンテンツ管理システム
■Basketgoal.com: バスケットゴール専門のオンラインショップ

収支の状況
15.12期予想は増収だが、利益増加幅は微小
■13.12期実績
 eマーケティング事業では、入力フォーム最適化の各業界における需要が非常に高く、市場も堅調に拡大したことにより販売は好調に推移し、売上増加に寄与した。サイト内誘導最適化では、当期から新製品として投入された「サイト・パーソナライザ(ユーザの様々な条件に応じて最適な個別バナーを自動表示することで、One to Oneマーケティングを実現するサービス)」が、インターネット通販業界や、金融業界などの各業界において、新規導入数が順調に増加した。

 スマートフォン、スマートデバイス最適化では、スマートフォンなどの非PC端末の普及率の増加により、Webマーケティング支援の場がより拡大したことから、販売が好調に推移した。

 以上の結果、eマーケティング事業全体における売上高は対前期比+28.6%の増収、営業利益は同+31.1%の増益となった。

 Webソリューション事業では、不動産会社向けWebサイトのコンテンツ管理システムである「仲介名人」やバスケットゴール専門のオンラインショップである「Basketgoal.com」もeマーケティング事業とのシナジー効果が顕在化し、収益性の向上に寄与した。

 以上の結果、全体の売上高は対前期比+23.5%の増収となり、営業利益と経常利益はそれぞれ同+63.9%、+67.0%の増益となった。

株式の状況
VC出資はロックアップ対象、ストックオプションの過半は上場即行使可能に
 ストックオプションの未行使残高があり、過半は上場直後から行使可能となる見通し。一方、ベンチャーキャピタルからの出資も大量にあるが、こちらは全数がロックアップの対象となっている。ストックオプションの行使状況には注意が必要。

A. 発行済み株式数 1,343,400株(単元100株、13.7に1:200株式分割後)
B. 公募 150千株、増資によるオーバーアロットメント 45千株
C. 売出し 150千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 224千株
 E. うち潜在株式に算入する数 179,400株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,717,800株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 340千株
既存株主へのロックアップ情報: ベンチャーキャピタル4組合と会社関係者2名、法人1社に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。それ以外の会社関係者7名に売却可能条件なしで90日間。対象株数は1,409,600株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
06年9月 82,000株 250円 08年10月〜16年8月
07年9月 33,000株 250円 08年10月〜16年8月
11年3月 10,000株 500円 11年4月〜21年3月
11年4月 54,400株 500円 13年4月〜21年3月
14年4月 32,800株 750円 16年5月〜24年3月
14年5月  1,200株 750円 16年6月〜24年3月
14年9月 10,600株 750円 16年10月〜24年9月

 目論見書でのショーケース・ティービーの想定発行価格は1,680円で、この価格に基づく公募によるショーケース・ティービーの手取り概算額は約225百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取概算額上限約69百万円と合わせた資金使途は、新サービスを開発・運用するための費用、業容拡大に伴う人件費並びに人材の採用及び教育に係る費用、販売促進及び認知度向上のための広告宣伝費等に計294百万円を充当する予定。

 具体的には、新サービス(主にDMP連動広告配信サービス)を開発・運用するためのコンサルティング費用及びサーバ費用に27百万円、業容拡大に伴い採用予定のシステムエンジニア及びコンサルタント営業職等に係る人件費並びに採用及び教育に係る費用に205百万円。

 上記以外の残額は、既存・新規サービスの販売促進及び認知度向上のための広告宣伝費等の運転資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 ショーケース・ティービーのウエブサイトには、2月16日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。

IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します > 「IPOのための証券会社・銀行選び」

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