9418 U-NEXT_IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research
| IPO初値分析・株式投資  | What's New  | LINKs  | SITE MAP  | IPO株日記  |

U-NEXT(9418 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

成長性は高く、想定公募価格では、一定のディスカウントが織り込まれている印象
 デジタルコンテンツの販売を主たる事業としており、足元の成長性は非常に高くなっている。14.12期業績予想のEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約23倍となる。一定の成長性は織り込まれている模様だが、若干のディスカウントはされている印象。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 12/12 13/12 14/9 14/12予
売上高(百万円)
15,435
15.9%
17,897

16,760
26.0%
22,544
営業利益(百万円)
-1,094

704

922
73.0%
1,218
経常利益(百万円)
-1,101

673

911
80.8%
1,216
当期利益(百万円)
-892

1,176

581
-39.3%
714
総資産(百万円)
純資産(百万円)
2,922
-933
4,240
381
4,875
971
--
--
株主資本比率(%) -- 9.0% 19.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
--
--
15.9%
308.4%
18.7%
59.9%
--
--
発行済株式数 5,521 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
--
--
213
69
105
176
129
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
ブロードバンドインターネット回線の販売代理店サービス、MVNOサービス及び「U-NEXT」の名称で行っている映像・電子書籍・音楽配信サービス
 U-NEXTグループは、当社U-NEXTと連結子会社4社・持ち分法適用関連会社2社から構成され、「U-NEXT」の名称で映像をはじめとしたデジタルコンテンツ配信サービスを提供するコンテンツプラットフォーム事業と、通信事業者が提供するインターネットサービス等の代理店販売や「U-mobile」の名称で自社サービスとして展開するモバイル通信サービスを提供するコミュニケーションネットワーク事業を展開している。

 コンテンツプラットフォーム事業では、映画館で上映された映画、テレビで放送されたドラマやアニメ、バラエティなどの映像コンテンツや、小説・コミック・写真集などを取りそろえた電子書籍コンテンツ、及び邦楽・洋楽・クラシック・演歌などが聴ける音楽コンテンツを、同一のプラットフォームからインターネットを通じてテレビ、PC、スマートフォン、タブレットなどで視聴できる個人向けサービスを展開している。

 コミュニケーションネットワーク事業では、NTT各社の提供するフレッツを中心商材としたインターネットサービスの販売代理店サービスと、NTTドコモやYモバイルから回線を仕入れて、ユーザーにU-NEXTのサービス「U-mobile」として提供するMVNOサービスを行っている。

情報開示の状況
開示なし
 U-NEXTのウエブサイトには、11月15日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。
収支の状況
13.12期に黒字化し、14.12期は対前期比で大幅増益の見通し
■13.12期実績
 コンテンツプラットフォーム事業では、コンテンツ調達コストや映像配信インフラコスト等のサービス外科の適正化や、通信キャリア・小売り流通事業者・不動産事業者などでのOEM方式のアライアンスパートナーの拡大、映像コンテンツの拡充・高画質配信等のサービス品質の向上などに努めた結果、売上高は対前期比+10.0%の増収となった。営業損益では、前期の営業損失から、黒字化した。

 コミュニケーションネットワーク事業では、二次代理店へ支払う販売手数料の固定費から変動費化や、通信事業者からの受取手数料の一部遺族型への変更による長期収益化を図るとともに、モバイルルーターとSIMのセット販売等の新規サービスを開始した。この結果、同事業の売上高は対前期比+19.4%の増収となり、営業損益では、前期の営業損失計上から、黒字化した。

 以上の結果、全体の売上高は対前期比+16.0%の増収となり、営業損益・経常損益は前期の赤字計上から、黒字化した。

株式の状況
当面株式マーケットに流通する株式数は、限定的とみられる
 ベンチャーキャピタルからの出資は無い。ストックオプションの未行使残高があり、かつ全数が上場後即、行使可能となるものの、ボリュームは大きいものではない。

 実質的に会社関係者が大半の株式を保有している上、その筆頭株主がロックアップの対象となっているため、この分の売却リスクは小さく、当面の株式マーケットには、公募・売り出しの他、ストックオプションと従業員持ち株会保有株式程度しか流通しないとみられる。

A. 発行済み株式数 4,311,200株(単元100株、13.11に1:20,000 株式分割後)
B. 公募 960,000株、増資によるオーバーアロットメント 204,000株
C. 売出し 400,000株(売出し元は会社関係者の法人1社)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 45,500株
 E. うち潜在株式に算入する数 45,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 5,520,700株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:売出し人である法人1社に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は4,200千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
13年11月 45,500株 450円 16年12月〜23年11月

目論見書でのU-NEXTの想定発行価格は2,910円で、この価格に基づく公募によるU-NEXTの手取り概算額は約2,776百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額上限約591百万円と合わせた主な資金使途は、セットトップボックスとスマートフォン等の機器販売・貸与のための調達資金に2,000百万円、U-mobileサービスのシステム開発・設備導入のために500百万円、U-NEXTサービスのコンテンツ配信設備の拡充に300百万円を充当する予定。



IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します > 「IPOのための証券会社・銀行選び」

 | 2014年IPO一覧(既上場)  | IPO初値分析・株式投資 |
本資料における個別銘柄に関する注意事項
 EPS・BPS・株主資本比率の計算の元となる、純資産・総資産・株主資本は、各決算期末時点の会社公表数値を用いている。発行済株式数は、自己保有株を含まない。また、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
 一株当りの配当は、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
その他の重要な注意事項
本資料は、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものであり、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資対象となる有価証券の価値や投資から得られる収入は、証券価格の変動のほか、発行体の経営・財務状況の変化、金利や為替相場の変動やその他の要因によって変化する可能性があり、投資額を下回る場合があります。また過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
本資料は、当サイトが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、その情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、本資料に記された意見や予測等は、資料作成時点での当サイトの判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。本資料の著作権は当サイトに帰属し、その目的のいかんを問わず無断で本資料を複写・複製・配布することを禁じます。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送