4248竹本容器IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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竹本容器(4248 東証二部)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:化学

まずは配当性向の向上を期待
 事業自体は、特徴・強みをもちグローバル展開しているため今後の成長も期待できるものの、基本的には地味な業態であり、足元の業績の伸びも、目覚ましいものではない。

 14.12期業績予想のEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約10倍となる。現時点でこれ以上に評価することは難しい。まずは配当性向の向上が必要と思われる。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 12/12 13/12 14/9 14/12予
売上高(百万円)
9,655
3.8%
10,017

8,396
8.2%
10,835
営業利益(百万円)
632
19.8%
757

792
10.9%
840
経常利益(百万円)
659
23.5%
814

792
-0.1%
813
当期利益(百万円)
435
36.3%
592

514
-12.2%
520
総資産(百万円)
純資産(百万円)
8,270
2,782
8,434
3,784
9,182
4,317
--
--
株主資本比率(%) 33.6% 44.9% 47.0% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
8.0%
15.6%
9.6%
15.6%
8.6%
11.9%
--
--
発行済株式数 5,682.2 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
76
490
104
666
90
760
92
--
配当(円/株) 4 5 -- 19

事業概要
プラスチック製等の包装容器の製造及び販売
 竹本容器グループは、当社竹本容器と連結子会社4社により構成されており、プラスチック製の包装容器等の製造販売を行う、容器事業を展開している。

 竹本容器グループは化粧品・美容事業者、食品・健康食品事業者、日用・雑貨事業者、化学・医薬品事業者を主な顧客層とし、その販売地域は日本、中国、アメリカなど世界に広がっており、販売先数はグループ全体で4,716社となっている。

 竹本容器では、顧客へのヒアリングやマーケット調査等により、顧客層の属する業界ごとに包装容器の嗜好に関する情報収集を行い、これらの情報を元に社内で製品企画を行い、スタンダードボトルの開発・設計を行う。

 製品企画の段階では包装容器を使用する顧客層を絞り込んだうえで、デザイン、機能、使用感などを考慮して設計図面や模型を作成し、金型の設計製作を行っており、その際、金型の標準化、共通化、小型化などの検討を行うとともに、中国の子会社での社内製作の可否も検討することでコスト低減を図っている。
収支の状況
14.12期は増収だが当期減益の見通し
■13.12期
 当期は6月に将来の東南アジア市場開拓の足掛かりとするためタイ国バンコク市に駐在員事務所を開設した。顧客からのクレーム件数は対前期比30%超の減少を実現することができたが、日本国内については金型開発が全体的に遅延し顧客のニーズに合致した製品提案が出来なかった結果、新製品の売上高への貢献が計画に届かず、また既存顧客からの受注金額の減少により、日本国内の売上は減少した。

 中国市場では、前期から取り組んだ価格改定交渉の結果、取引を継続できない先もあったものの全体的には受け入れられ、売上総利益率の改善が行われたため、売上高は続伸した。

 以上の結果、当期の売上高は対前期比+3.8%の増収となり、営業利益・経常利益では同+20%前後の増益となった。

株式の状況
ストックオプションなし、VC出資があるものの少量
 ストックオプションは存在しない。ベンチャーキャピタルからの出資があるものの、総量自体ごく少数のため、ベンチャーキャピタル出資分の過半がロックアップ対象となっていないものの、影響は限定的とみられる。

A. 発行済み株式数 5,124,700株(単元100株、14.9に1:10株式分割後)
B. 公募 445,000株、増資によるオーバーアロットメント 112,500株
C. 売出し 305,000株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 5,682,200株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 140,000株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者28名と金融機関2社、ベンチャーキャピタル1社に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。

 目論見書での竹本容器の想定発行価格は880円で、この価格に基づく公募による竹本容器の手取り概算額は約383百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取概算額上限98百万円と合わせた資金使途は、全額を設備投資に充当する予定。具体的には、スタンダードボトル開発のための金型代金に208百万円、プラスチック製容器製造に使用する成形機並びに顧客個々の要望に応じた印刷を施すための各種印刷機械、その他の二次加工用機器及びこれらの付随機器・施設等の生産機械代金に273百万円を充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 竹本容器のウエブサイトには、11月22日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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