3197すかいらーくIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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すかいらーく(3197 東証)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

(9/23修正) 特段のリスク要素が見当たらない、安定的な案件
 店舗数は目立った増加なく、業績面でも売上高はほぼ横ばい、コストダウン等によって増益を捻り出している印象を受ける。14.12期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約30倍となる。

 PERだけをみれば想定価格が高いように思われるが、グローバルオファリングの場合には確実に需要を積み上げ、妥当な価格水準に落としてくる可能性も高く、最終的な公募価格水準に価格は収斂すると思われる。大きく価格変動することは見込みにくい。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 12/12 13/12 14/6 14/12予
売上高(百万円)
329,685
0.8%
332,484

165,684
1.6%
337,860
営業利益(百万円)
17,345
30.1%
22,563

11,273
-7.5%
20,870
税前利益(百万円)
8,497
38.9%
11,800

8,399
38.9%
16,387
当期利益(百万円)
7,006
1.3%
7,097

4,462
33.5%
9,475
総資産(百万円)
純資産(百万円)
304,397
93,707
306,892
73,983
300,269
78,781
--
--
株主資本比率(%) 30.8% 24.1% 26.1% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
2.8%
7.5%
3.8%
9.6%
2.8%
5.7%
--
--
発行済株式数 194,209(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
36
483
37
381
23
406
49
--
配当(円/株) -- 146.21 -- 13.52

事業概要
「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」等、ファミリーレストラン事業の運営及びその他付帯事業
 すかいらーくは、1962年に総合食品小売業のチェーン展開を目指して設立されたことぶき食品有限会社を前身とする。ことぶき食品有限会社の事業を承継した旧すかいらーくは、としてファミリーレストランを展開していたが、外食産業の市場規模の継続的な縮小と競合が激化する厳しい経営環境の下、将来の経営環境の変化に柔軟に対応しつつ、ブランドの見直しや不採算店の閉店等の中長期的な視野に立脚した経営戦略を、短期的な業績の変動に左右されることなく可及的速やかに実行する体制を整備することを主な目的として、2006年9月に、マネジメント・バイアウトを行って東京証券取引所市場第一部の上場を廃止した。

 すかいらーくグループは、当社すかいらーくと子会社7社で構成され、レストランの経営を主体としているほか、食品の販売、グループ会社支援等の事業も展開している。事業展開しているブランドは、以下の通りで、13.12期末時点の合計店舗数は3,006店舗(うちガストだけで1,330店舗)。
 ガスト、バーミヤン、ジョナサン、ステーキガスト、夢庵、グラッチェガーデンズ、おはしカフェ・ガスト、藍屋、魚屋路(ととやみち)、Sガスト

情報開示の状況
開示なし
 すかいらーくのウエブサイトには、9月4日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。ただ、ニュースリリースとして、中期計画や業績予想は開示されている。
収支の状況
13.12期は増収増益だったが、14.12期予想では営業減益
■13.12期実績
 商品施策では、お客様に対するメニューの豊富さの表現を維持しつつ、メニューのシンプル化によるオペレーションコストの低減と粗利益率の適正化を実現するとともに、お客様の評価をもとにしたコアメニューのブラッシュアップに取り組んだ。

 コスト増への対応策としては、全社横断的プロジェクトの継続による購買方法の見直し(産地の新規開拓、メニュー改定に連動した計画的購買等)と食材のグループ店舗共通化による原価の低減、賃料の適正化及び省エネ機器導入によるエネルギーコストの低減を継続して推進した。

 以上の結果、当期の売上収益は対前期比+0.8%の増収にとどまったものの、営業利益・税引前利益では同+30%以上の大幅な増益となった。

株式の状況
VC出資が大量にあるが、ロックアップの対象
 MBOを実施した関係で、ベンチャーキャピタルからの出資が90%以上を占めている。既存株主の一部にはロックアップが付されているが、公募前シェアで91%を持つ筆頭株主がロックアップの対象となっていない。実質的にロックアップの意味が無い状態。目論見書のリスク情報としては、「上場後においても相当数の当社株式を保有する予定」と記載されているが、この予定がどの程度の拘束力をもったものか、判別できない。 (9/23修正) 当筆頭株主がロックアップ対象となっており、当面の株式需給は安定的とみられる。

 一方、ストックオプションの未行使残高があるものの、こちらは行使価格が非常に高く、当面の行使は不可能と思われる。また、一年経過ごとに20%増加するパターンの行使制限が付されている。

A. 発行済み株式数 190,070,700株(単元100株、14.8に1:100株式分割後)
B. 公募 4,138,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 66,452,600株(売出し元はベンチャーキャピタル)、既発株のオーバーアロットメント 7,092,800株
D. ストックオプション等の残高総数 233,516株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 194,208,700株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 190,070,700株
既存株主へのロックアップ情報:ベンチャーキャピタル2組合と会社関係者5名に対して180日間。対象株数は12,579,600(9/23修正) 189,040,400株

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
12年1月 212,213株 49,876円 12年12月〜22年12月(13年以降20%ずつ行使可能量が逓増)
13年1月 20,334株 64,839円 13年2月〜23年1月(同上)
13年9月   969株 64,839円 13年9月〜23年9月(同上)

 目論見書でのすかいらーくの想定発行価格は1,450円で、この価格に基づく公募による、すかいらーくの手取り概算額は約5,633百万円とされている。

 資金使途は、成長戦略の加速並びに将来の市場環境及び顧客ニーズへの対応力強化を目的として、全額を、レストラン事業における設備投資等に充当する予定。具体的には、ガストを中心とした複数ブランドの新規出店(ガスト大山駅前店他15店舗)に係る設備投資資金に596百万円、既存店売上高増加を目的とした内外装の刷新(リモデル)(ガスト鴨居店他193店舗)に係る設備投資資金に2,485百万円を充当し、残額は、新規出店(42店舗)に係る設備投資資金の一部に充当する予定。


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