9025鴻池運輸IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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鴻池運輸(9025 東証)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:陸運業

配当政策の見直しが必要か
 年間売上高2千億円の大企業の上場となる。業績面では、13.3期は対前期で微増収、当期以外減益の見通しとなっており、企業規模の大きさや業態の安定性などもあって、大きな成長は今後見込みにくい。

 13.3期業績予想でのPERに基づく想定されている公募価格のPERは約9倍となる。足元の業績ベースでは、この価格水準が精いっぱいのところかと見られる。この価格水準よりも上を目指すためには、もう少し思い切った配当政策が必要だろう。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 11/3 12/3 12/12 13/3予
売上高(百万円)
211,102
7.5%
226,984

172,805
0.5%
228,029
営業利益(百万円)
5,739
38.5%
7,946

6,733
-7.7%
7,332
経常利益(百万円)
5,371
42.8%
7,671

6,558
-7.7%
7,084
当期利益(百万円)
402
577.4%
2,723

3,598
28.2%
3,490
総資産(百万円)
純資産(百万円)
157,024
59,514
162,601
62,195
163,295
65,725
--
--
株主資本比率(%) 37.9% 38.3% 40.2% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
3.4%
0.7%
4.7%
4.4%
4.0%
5.5%
--
--
発行済株式数 31,896 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
12.6
1,866
85.4
1,950
112.8
2,061
109.4
--
配当(円/株) 8 10 -- 15

事業概要
国内物流・国際物流・定温物流・工場構内物流・重量物運搬据付等総合物流事業、製造請負事業およびエンジニアリング事業他
 鴻池運輸グループは、当社鴻池運輸と関係会社49社で構成されている。鴻池運輸の祖業は運輸業だが、顧客からの運搬請負から発展して事業を拡大した結果、現状では、顧客工場構内での工程請負、プラント設備機器の据付等の業務を池王に至っている。

 複合ソリューション事業では、鉄鋼、非鉄・金属、ガス、化学などの素材産業分野から、食品・日用品などの消費産業分野、航空産業分野、医療産業分野にいたる様々な業種・業態を対象として、顧客企業の事業活動における各種工程の業務請負を行っている。

 具体的な業務事例は以下の通り。
1. 生産工程領域
 資材・原料の受入、製造請負、工場構内運搬、製品検査

2. 流通工程領域
 工場・配送センターにおける製品出入庫、配送等、物流センターにおける製商品の流通加工

3. その他専門工程等
 医療機器の滅菌消毒、病院内での医療機器洗浄・輸送、産業廃棄物の収集運搬、製鉄所における再資源化原料のリサイクル

 国内物流事業では、国内に保有する冷凍・冷蔵倉庫を拠点とした定温物流業務、ドライ倉庫を拠点とした一般物流業務を実施している。主な対象業種は、食品製造業(飲料・食品・食品原料の製造メーカー)、流通・小売業(スーパー、コンビニエンスストア、食料品卸会社等)、機械・危機製造業、衣料品取り扱い業、小売業(量販店)等

 国際物流事業では、国内外において海上貨物、航空貨物取扱業務と輸出入貨物の倉庫業務等を実施している。
収支の状況
13.3期は売上高はほぼ前期並み、やや減益の見通し
■12.3期
 複合ソリューション事業では、欧州経済の停滞や円高の進行によって鋼材輸出量が低迷したことで、鉄鋼関連業務は苦戦した、一方、中国のインフラ整備に伴う鉄道用資材の製造請負業務が堅調に推移したほか、電力不足に対応するための省エネ関連工事や家庭用燃料電池の保管・輸送業務が好調となった。以上の結果、セグメント売上高は対前期比+7.4%、セグメント利益は同+19.8%となった。

 国内物流事業では、流通センターや子会社倉庫の被災による減収影響があったものの、復興のための機器輸送や猛暑による冷菓取扱い量の大幅な増加や、アパレル新規業務の獲得等によって、急回復した。年度後半からは、タイ洪水被害からの挽回生産やエコカー補助金の復活によって自動車部品の配送業務が好調となった。以上の結果、セグメント売上高は対前期比+7.5%、セグメント利益は同+9.2%となった。

 国際物流事業では、円高の継続と海外経済の低迷によって輸出取扱量が大幅に減少したものの、震災直後は国内の生産不足を補うための代替品や食料金の輸入業務が増加したことに加えて、年度後半からは、電子部品の三国間輸送等が好調に推移した。以上の結果、セグメント売上高は対前期比+8.6%、セグメント利益は同+155.4%となった。

 以上の結果、連結売上高は対前期比+7.5%の増収となり、営業利益・経常利益はそれぞれ+38.4%、42.8%の増益となった。

株式の状況
VC出資はあるが、ウエイトは小さく、ストックオプションなし
 ベンチャーキャピタルからの出資はあるが、大きなウエイトとはなっていない。ストックオプションもない。上位株主は取引先や創業者一族で、大多数はロックアップの対象ともなっており、株式需給面では特に課題は見当たらない。

A. 発行済み株式数 28,449,601株(単元100株、12.12に自己株式消却後)
B. 公募 2,550,000株、増資によるオーバーアロットメント 896,300株
C. 売出し 3,425,700株(売出し元は法人2社)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 31,895,901株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 506,725株
既存株主へのロックアップ情報: 法人18社と会社関係者等40名に対して180日間。

目論見書での鴻池運輸の想定発行価格は1,000円で、この価格に基づく公募による鴻池運輸の手取り概算額は約2,375百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資による手取り上限額約842百万円と合わせた資金使途は、全額を設備投資資金に充当する予定。

 設備投資資金の内訳は、宮城県の鴻池運輸物流センターにおける冷凍冷蔵倉庫建設資金として999百万円、厚木流通センター増設資金に1,743百万円、残額は、綾瀬市物流センターでの自動荷役倉庫建設資金の一部に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 鴻池運輸のウエブサイトには、2月16日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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