6076アメイズIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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アメイズ(6076 福証)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

総合的には、若干の上値を狙える、順当な公募での評価となっている模様
 ホテルチェーンの展開規模としては足元で約30店となっており、現在のところ新規出店が、直接業績の拡大に寄与する程度の規模であるため、新規出店数に応じた業績の伸びは高くなっている。

 13.11期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約10倍となっている。地方市場での上場となることや、業態としての新奇性には乏しい点などのネガティブ要素はあるものの、足元の同社の成長性やマーケット環境を考慮すると、もう少し高く評価することは可能だろう。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 11/11 12/11 13/5 13/11予
売上高(百万円)
7,351
15.7%
8,505

4,407
7.4%
9,136
営業利益(百万円)
341
152.5%
861

760
28.8%
1,109
経常利益(百万円)
199
256.8%
710

709
27.9%
908
当期利益(百万円)
108
283.3%
414

446
30.4%
540
総資産(百万円)
純資産(百万円)
19,042
2,666
18,997
2,958
18,748
3,199
--
--
株主資本比率(%) 14.0% 15.6% 17.1% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
1.0%
4.1%
3.7%
14.0%
3.8%
13.9%
--
--
発行済株式数 7,602 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
14.2
351
54.5
389
58.7
421
71.0
--
配当(円/株) -- 33 -- 40

事業概要
宿泊、貸席及び宴会等のためのホテル施設の営業とそれに付帯するレストラン等の飲食の提供、九州地区を中心に「亀の井ホテル」、「HOTEL AZ」を展開
 アメイズは、宿泊、貸席及び宴会等のためのホテル施設の営業とそれに付帯するレストラン等の飲食の提供を主として行っており、九州地区を中心に「亀の井ホテル」、「HOTEL AZ」を展開している。

 ホテル宿泊事業では、アメイズは、一般にビジネスホテルが集中するターミナル駅ゆ飲食・歓楽街のそばではなく、主として都市部と郊外のボトルネックに位置する幹線道路沿いやターミナル駅を結ぶ中・小規模の駅のそばの、他のホテルが少ない地域を中心に店舗展開を図っている。

 アメイズでは現在、直営の亀の井ホテル29店舗、HOTEL AZ2店舗とフランチャイズ3店舗を運営している。なお、ホテル店舗の多くにはファミリーレストラン棟を併設し、宿泊機能に加えて飲食機能にも力を入れている。

 館外飲食事業では、ホテル施設とは独立した館外における飲食事業として、焼肉レストランほか2店舗を運営している。
収支の状況
12.11期に続き13.11期も増収増益の見通し
■12.11期
 アメイズでは、前年度に出店した5店舗(901室)が通期稼働したことに加えて、大型店が比較的堅調に推移したことにより、売上高は対前期比+15.7%の増収となった。経常利益は、増収効果に加えて、前年度に実施した関係会社の吸収合併、仕入れ先の統合整理等によって原価率が改善したこと等によって、大幅な増益となった。

株式の状況
ストックオプションやVC出資は無い
 オーナー一族が株式の大多数を保有しており、ストックオプションの未行使残高やベンチャーキャピタルからの出資は無い。[7/12訂正] 株式需給面では、目立った問題点は見られない。

A. 発行済み株式数 6,187,500株(単元100株、13.6月に1:15株式分割後)
B. 公募 1,230千株、増資によるオーバーアロットメント 184,500株
C. 売出し 株(売出し元は)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 7,602千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者2名に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株式数は、5,370,180株

 目論見書でのアメイズの想定発行価格は730円で、この価格に基づく公募によるアメイズの手取り概算額は約857百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資による手取り概算額の上限約134百万円と合わせた資金使途は、全額を土地・建物躯体を貸借する方法で店舗展開を図る際に必要となる店舗開設に伴う敷金と付属設備購入等に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 アメイズのウエブサイトには7月10日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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