| ＩＰＯ初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research |
フォトクリエイト（6075 東証マザーズ）IPO |
成長性の高いユニークな業態 ユニークな業態であり、足元の成長性は高い。13.6期業績予想ベースのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約22倍となる。現在の成長性を加味すると、一定程度の価格上振れは期待できる。 個別データ（肩は対前期比（%））、11.6期は6か月決算
フォトクリエイトは、インターネット写真サービスとこれらに関連した事業を展開しており、事業部門は、インターネット写真サービス事業とフォトクラウド事業、広告・マーケティング支援事業から構成されている。 インターネット写真サービス事業では、各地で開催されるイベントに、カメラマンを手配して撮影し、撮影した写真をフォトクリエイトが運営するウエブサイトに掲載し、イベントに参加した顧客に対して販売している。 撮影・販売するイベントのカテゴリーごとにウエブサイトを設けており、以下のサイトを開設している。 ・ スポーツ写真 ・ 社交ダンス写真 ・ イベント写真 ・ お祭り写真 ・ 音楽イベント写真 ・ スクール写真 フォトクラウド事業では、法人向けにフォトクリエイトのインターネット写真販売システムを提供し、サービスを受託している。主な取引先は、結婚式事業者や写真館。 広告・マーケティング支援事業では、顧客企業の認知度向上や販促施策を目的として、フォトクリエイトが運営しているウエブサイト・サービスを活用した広告メニューの提供やマーケティング上の課題解決を支援している。 主な広告メニューは、以下の通り。 ・ バナー広告 ・ 商品同梱広告 ・ メール広告 ・ リーフレット広告 |
■12.6期実績 インターネット写真サービス事業では、大阪・神戸・京都島の都市型マラソンの撮影受注を獲得、11年12月に開催されたホノルルマラソン2011において、日本企業として初の公式フォトサービスを実現した。 フォトクラウド事業では、結婚式場にサービスを提供するウエブサイト「グロリアーレ」の掲載挙式組数がサービス開始以来50千組を突破した。また、写真館・撮影事業者向けにもサービスを提供するウエブサイトでは新規開拓の営業活動に注力し、写真館との提携拡大を進める基盤を強化している。
ストックオプションの未行使残高があり、かつ、ベンチャーキャピタルからの出資がある。VC出資分はロックアップの対象とはなっているが、ロックアップ自体のカバー率は高いものではない。最大の課題は、大量のストックオプションの未行使残高であり、これは上場直後に即行使されるリスクが高い。注意が必要となっている。 A. 発行済み株式数 1,171,100株（単元100株、11.6に1:100株式分割後） B. 公募 100千株、増資によるオーバーアロットメント 30千株 C. 売出し 100千株（売出し元は会社関係者80千株、残は法人）、既発株のオーバーアロットメント なし D. ストックオプション等の残高総数 197,600株 E. うち潜在株式に算入する数 197,600株 F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,498,700株 【参考】（株数は売り出し考慮前） ベンチャーキャピタルの推定保有株数 248千株 既存株主へのロックアップ情報： 会社関係者8名、ベンチャーキャピタル2組合1社に対して180日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は、667,100株。 表2 ストックオプションの未行使残高の状況 総会決議 対象株数 行使価格 行使期間 06年2月 191,100株 497円 08年2月〜16年2月 08年6月 6,500株 1,250円 10年7月〜18年6月 目論見書でのフォトクリエイトの想定発行価格は1,500円で、この価格に基づく公募によるフォトクリエイトの手取り概算額は約130百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資の手取り概算額約41百万円と合わせた資金使途は、設備資金に122百万円、運転資金に49百万円を充当する予定。 設備資金の内訳は、画像サーバ増設等の事業インフラ強化に76百万円、バッチサーバ増設等の社内ネットワーク環境整備に30百万円、事業拡大のための増床関連費用に15百万円を充当する予定。
フォトクリエイトのウエブサイトには、6月7日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 本資料における個別銘柄に関する注意事項 EPS・BPS・株主資本比率の計算の元となる、純資産・総資産・株主資本は、各決算期末時点の会社公表数値を用いている。発行済株式数は、自己保有株を含まない。また、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。 一株当りの配当は、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。 その他の重要な注意事項 本資料は、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものであり、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資対象となる有価証券の価値や投資から得られる収入は、証券価格の変動のほか、発行体の経営・財務状況の変化、金利や為替相場の変動やその他の要因によって変化する可能性があり、投資額を下回る場合があります。また過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。 本資料は、当サイトが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、その情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、本資料に記された意見や予測等は、資料作成時点での当サイトの判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。本資料の著作権は当サイトに帰属し、その目的のいかんを問わず無断で本資料を複写・複製・配布することを禁じます。 |
| SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||
