6073アサンテIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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アサンテ(6073 東証二部)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

時流に乗った業態と12.3期実績からは、もう少し成長性があるかと思われるが
 耐震補強に太陽光発電、環境診断と、時流に乗った事業を展開しており、12.3期実績では目覚ましい業績の伸びを示したものの、13.3期は一転して伸びが抑制される見通しになっている。

 13.3期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約10倍となる。足元の抑制基調を考慮すると、現在の実力からは十分な価格設定になっているとみられる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 11/3 12/3 12/12 13/3予
売上高(百万円)
9,657
16.0%
11,199

9,485
6.1%
11,879
営業利益(百万円)
1,388
39.0%
1,930

2,070
6.1%
2,047
経常利益(百万円)
1,301
46.0%
1,901

2,052
5.1%
1,998
当期利益(百万円)
670
49.9%
1,005

1,232
14.0%
1,146
総資産(百万円)
純資産(百万円)
7,402
4,033
8,821
4,913
9,363
5,990
--
--
株主資本比率(%) 54.5% 55.7% 64.0% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
17.6%
16.6%
21.5%
20.5%
21.9%
20.6%
--
--
発行済株式数 12,388.9 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
54.1
326
81.1
397
99.5
484
92.5
--
配当(円/株) 12 15 -- 20

事業概要
シロアリ防除関連の施工、家屋補強・基礎補修などのリフォーム業
 アサンテグループは、当社アサンテと非連結子会社1社から構成されており、HA事業(ハウスアメニティー事業)、TS事業(トータルサニテーション事業)を行っている。

1. HA事業
 木造家屋を対象に、シロアリ防除等の各種施工によって木材をシロアリや湿気等から守るとともに、家屋補強・基礎補修施工により構造的な強化を図る。また、家庭用太陽光発電システムや住宅リフォーム等も取り扱っており、これらのアフターメンテナンスとの組合せによって、総合ハウスメンテナンスサービスを効率的に提供している。

2. TS事業
 主に、オフィスビル・飲食店等の法人所有物件を対象に、ゴキブリ・ネズミ等の害虫・害獣防除を行う。また、快適な空間を維持するための総合的な環境改善提案を行う。

収支の状況
13.3期も増収増益見通しだが、12.3期までの伸びは見られない想定
■12.3期実績
 HA事業では、震災の影響によって営業活動エリアと管理顧客の減少があったものの、CM放送やポスティング等の販促活動を展開した結果、シロアリ防除関連サービスの販売は堅調に推移した。また、震災によって住宅リフォームの受注が増加したほか、既存家屋の保全意識の高まりを受けて、基礎補修施工を中心とした家屋補強・補修関連サービスの販売も好調に推移した。

 太陽光発電システムでは、専門営業員の増員や新規販売チャネルの開拓等、販売体制の拡充を図った。以上の結果、同セグメントの売上高は対前期比+16.3%の増収、セグメント利益は同+30.2%の増益となった。

 TS事業では、法人顧客の管理費削減意識が一層強まったことにより、既存契約先向けの売上高は前期を下回ったものの、提携先農協や一般顧客向けの新規契約が堅調に推移した。更に、宿泊施設向けに開発した、独自の調査ノウハウによるトコジラミ対策サービスも、増収に寄与した。

 以上の結果、同セグメントの売上高は対前期比+0.9%の増収、セグメント利益は同+9.1%の増益となった。

株式の状況
ストックオプションの行使だけ注意が必要
 ベンチャーキャピタルの出資はあるものの、ウエイトは極めて小さい。ロックアップのカバー率も、まずまずの水準。ただ、ストックオプションは全数が上場即行使可能となっている。

A. 発行済み株式数 10,500千株(単元100株)
B. 公募 1,000千株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 1,600千株(売出し元はベンチャーキャピタル60千株、法人300千株、残は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント 390千株
D. ストックオプション等の残高総数 888,900株
 E. うち潜在株式に算入する数 888,900株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 12,388,900株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 60千株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者7名と関連法人1社、金融機関12社に対して180日間。対象株数は8,714千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
10年1月 888,900株 300円 12年1月〜15年1月

 目論見書でのアサンテの想定発行価格は930円で、この価格に基づく公募によるアサンテの手取り概算額は約843百万円とされている。資金使途は、既存の教育施設の老朽化に伴い、新たに建設するための費用に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 アサンテのウエブサイトには2月16日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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