4587ペプチドリームIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ペプチドリーム(4587 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:医薬品

現時点では、評価できる水準まで商品化が進んでいない印象
 創薬ベンチャーだが、まだ商品化途上のため足元の業績は十分な収益が上がっていない。目論見書の開示情報を見る限りでは、早急に収益貢献できる製品は見当たらない。ストックオプションの未行使残高が多い点もリスク項目であり、公募時点では積極的に取得する理由づけは難しいと思われる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 11/6 12/6 13/3 13/6予
売上高(百万円)
602
-55.3%
269

484
148.7%
669
営業利益(百万円)
349

-18

141

171
経常利益(百万円)
343

-22

169

175
当期利益(百万円)
343

-22

169

175
総資産(百万円)
純資産(百万円)
661
333
406
327
1,318
1,058
--
--
株主資本比率(%) 50.4% 80.6% 80.3% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
52.0%
52.8%
--
3.0%
12.8%
12.6%
--
--
発行済株式数 16,051 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
11.0
20.8
0.6
20.4
8.3
65.9
8.5
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
独自の創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)を用いた特殊ペプチド創薬研究開発
 ペプチドリームは、当社独自の創薬開発プラットフォームシステムであるPDPS(Peptide Discovery Platform System)を活用して、国内外の製薬企業との共同研究開発のもと、新しい医薬品候補物質の研究開発を行っている。

 ペプチドリームは、生体内タンパク質を構成する20種類のL体のアミノ酸だけではなく、特殊アミノ酸と呼ばれるD体のアミノ酸やNメチルアミノ酸等を含んだ特殊なペプチド=「特殊ペプチド」医薬に特化した事業を展開している。ペプチドリームでは、創薬に適していると考えられるこの特殊ペプチドから医薬品候補物質を創製することを主たる事業としている。

 ペプチドリーム独自の創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)により、多様性を持った特殊ペプチドのライブラリーを作製し、標的分子(ターゲットタンパク)に対して適した特殊ペプチドを短期間でスクリーニングすることができるようになった。

 事業の概要は、まず、ペプチドリームと製薬企業との間で共同研究開発契約を締結し、製薬企業から契約一時金、研究開発支援金等の売上金及び標的分子(ターゲットタンパク)を受領する。その後、ペプチドリームでは、PDPSを活用して多様性のある特殊ペプチドのライブラリーを作製し、標的分子に対してアフィニティ(他の分子との特異的な親和性)のある特殊ペプチドをPDPSにより高速でスクリーニングして製薬企業に提供する。

 提供された特殊ペプチドは、その後、製薬企業において創薬開発が進められることになるが、製薬企業の創薬開発が成功裡に進めば、ペプチドリームは創薬開発の進捗段階に応じて、当該特殊ペプチドに係る製品の上市に至るまで及び上市後においても契約に基づき種々の対価を受領することができる。

 共同研究開発先は、米国ファイザー社、スイスノバルティス社、英国グラクソ・スミスクライン社、英国アストラゼネカ社、米国ブリストル・マイヤーズスクイブ社、米国アムジェン社、第一三共、田辺三菱製薬との間で研究開発の「受託」という形態によらず、共同研究開発の形態で協調して事業を行っている。
収支の状況
12.6期は経常赤字だが、13.6期は回復する見通し
■12.6期
当期は、研究開発活動の高度化や製薬各社とのより深化した共同研究プロセスにより、当初の想定より研究開発スケジュールの確定や新規契約締結完了の長期化が余儀なくされた。その結果、売上高は対前期比マイナス55.3%の減収となり、前期の黒字から赤字決算となり営業・経常損失を計上した。

株式の状況
ストックオプションの未行使残高の多さには注意が必要
 ベンチャーキャピタルからの出資のウエイトは小さい。その一方、ストックオプションが大量に存在している。行使価格は想定されている公募価格に対して十分に低く、行使可能期間にも入っている。公募による新規発行を上回るボリュームのストックオプションが上場直後から行使されるリスクが高く、要注意であるといえる。

A. 発行済み株式数 11,226,300株(単元100株、13.2に1:100株式分割後)
B. 公募 1,660千株、増資によるオーバーアロットメント 355千株
C. 売出し 1,040千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント 50千株
D. ストックオプション等の残高総数 2,810千株
 E. うち潜在株式に算入する数 2,810千株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 16,051千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 666千株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者6名に対して6か月間。但し、発行価格の2倍以上での市中売却は可能。対象株数は9,150千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
07年4月  120,000株 100円 07年6月〜26年12月
07年4月  120,000株 100円 08年2月〜18年1月
07年4月   70,000株 100円 10年2月〜18年1月
12年6月 2,600,000株  85円 11年6月〜21年5月

 目論見書でのペプチドリームの想定発行価格は1,720-1,920円で、この平均価格1,820円に基づく公募によるペプチドリームの手取り概算額は約2,755百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資による手取概算額594百万円と合わせた資金使途は、現行アライアンス事業の更なる強化のための設備投資と、アライアンス事業の一環として推進している自社パイプライン(新薬候補品)開発のための新規研究設備への投資に充当する予定。

情報開示の状況
開示の用意あり
 ペプチドリームのウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。掲載されているコンテンツは、上場承認のプレスリリースなど。



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