4586メドレックスIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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メドレックス(4586 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:医薬品

現時点で積極的に投資することは難しいか
 創薬系ベンチャー企業であり、2012.12期・2013.12期と、当面は赤字決算が続く見通しとなっている。公募に応じること自体が、ベンチャー投資とほぼ同義となり、投資に当たっては慎重に意思決定する必要があると思われる。

 発行済株式数にほぼ匹敵する規模での公募増資が上場にあたって計画されており、既存の株主にとっても大幅な希薄化を伴う、重要な上場となる。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 10/12 11/12 12/12 13/12予
売上高(百万円)
292

741

82

277
営業利益(百万円)
-624

-435

-546

-714
経常利益(百万円)
-616

-480

-559

-729
当期利益(百万円)
-537

-433

-559

-732
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,085
1,005
952
847
--
--
--
--
株主資本比率(%) 92.7 88.9 -- --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
--
--
--
--
--
--
--
--
発行済株式数 5,463 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
--
184
--
155
--
--
--
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
医薬品製剤開発
 メドレックスグループは、当社メドレックスと連結子会社1社、持分法適用会社1社から構成され、現在開発中のETOREATなど、メドレックス独自の経皮吸収型製剤技術を基に、新たな医薬品を生み出す創薬事業を行っている。イオン液体を利用した独自の経皮吸収型製剤技術(ILTS)を中心とした医薬品製剤技術によって、薬効の極大化、副作用の低減、飲み忘れ防止や経口投与が困難な患者への投与を可能とする製剤開発を行っている。

 メドレックスのビジネスモデルは、メドレックスの製剤技術により新たに創出(製剤開発)した医薬品候補製剤を、医薬品としての製造販売承認を取得するために、開発(非臨床試験、臨床試験)する過程で、製薬会社等との間で開発・販売・製造に関する提携関係を築いて事業を推進している。メドレックスは、締結先の製薬会社等から、契約一時金・開発の進捗に応じたマイルストンフィーと、上市後の製品売上・ロイヤルティとして収入を得ている。

 ILTS開発パイプライン群の開発状況は以下の通り。
ETOREAT(消炎鎮痛貼付剤): 臨床第III相(米国)
RSC-414114(皮膚疾患治療用経皮製剤): 非臨床
MRX-7LAT(局所疼痛緩和貼付剤): 非臨床
MRX-10XT(がん疼痛緩和貼付剤): 処方最適化のための動物実験

 その他、生体分解性樹脂から成る微小針集合体(マイクロニードルアレイ)によって、現在は注射しか投与手段のないワクチンや核酸医薬・タンパク医薬等の、無痛経皮投与システムの確立に向けて、帝人と共同開発を行っている。事業化は帝人グループが行い、メドレックスは事業化により帝人グループが得た利益の一部を受領する。

 上市製品としては、メドレックスは水溶性高分子に関する製剤ノウハウを生かして開発し、日本で医療用医薬品として製造販売承認を取得した製品を、販売提携先を通じて上市している。皮膚潰瘍治療剤「ヨードコート軟膏」を販売している。
収支の状況
当面は赤字決算が続く見通し
■11.12期
 メドレックスグループの最重要パイプラインであるETOREATの米国・プエルトリコにおける独占的販売権を興和に許諾する等、製薬会社等との事業提携による契約金収入を中心に、売上高は対前期比+154%の増収となった。

 費用面では、ETOREATの開発進展により、米国での臨床開発費用を中心とした研究開発費が対前期比+35%増となったこと等によって、前期に続いて営業損失を計上した。

株式の状況
ストックオプションとVC出資があるものの、当面のリスクは小
 ベンチャーキャピタルが発行済株式の約半数を保有しているが、ロックアップの対象となっているものも多い。また、ストックオプションの未行使残高があるが、行使価格が想定公募価格と比較して高くなっており、実際に行使することは当面は難しいとみられる。

 結果的には株式需給面でのリスクは当面は小さいと思われるが、潜在的な売り圧力が相当残っている点には留意する必要がある。

A. 発行済み株式数 2,911,300株(単元100株、2012.12に1:100株式分割後)
B. 公募 2,202,200株、増資によるオーバーアロットメント 349,500株
C. 売出し 128,200株(売出し元は東京海上日動火災40千株、残はベンチャーキャピタル)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 199千株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 5,463千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 1,586千株
既存株主へのロックアップ情報: ベンチャーキャピタル21組合、会社関係者41名、その他取引先等に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
04年10月 22,000株 1,000円 06年10月〜14年10月
11年4月 177,000株 1,800円 13年4月〜21年4月

 目論見書でのメドレックスの想定発行価格は800円で、この価格に基づく公募によるメドレックスの手取り概算額は約1,608百万円とされている。別途予定されている第三者割当増資の手取り上限額約257百万円と合わせた資金使途は、開発品の第III相臨床試験と承認申請費用としての研究開発費に583百万円、その他自社開発パイプラインの研究開発費と製剤開発費用等に879百万円、借入金の返済に404百万円を充当する予定。

情報開示の状況
開示の用意あり
 メドレックスのウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。現在掲載されているコンテンツは上場承認のニュースリリースだけとなっているが、今後は株式情報、株価情報等が掲載される用意がされている。


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