3185夢展望IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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夢展望(3185 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

高い評価となる可能性が十分
 インターネットを活用した小売り形態であり、足元の業績の伸びは目覚ましい。13.9期業績予想でのEPSに基づく、想定されている公募価格のPERは約24倍となるが、現状の成長性を考慮すると、更に高い評価は可能とみられる。業態的にも、マーケットに受け入れられ易いと考えられ、人気化する可能性がある。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 11/9 12/9 13/3 13/9予
売上高(百万円)
5,857
5.9%
6,200

3,680
14.3%
7,086
営業利益(百万円)
-21

162

227
52.5%
247
経常利益(百万円)
-54

102

210
97.8%
202
当期利益(百万円)
-57

28

127
409.0%
141
総資産(百万円)
純資産(百万円)
2,166
157
2,047
184
2,136
317
--
--
株主資本比率(%) 7.2% 9.0% 14.8% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
--
--
5.0%
15.0%
9.8%
40.0%
--
--
発行済株式数 1,404(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
--
111.7
19.7
131.1
90.2
225.6
100.4
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
衣料品・雑貨のインターネット販売、玩具の卸売販売等
 夢展望グループは、当社夢展望と連結子会社4社の計5社で構成されており、衣料品販売事業、玩具・雑貨販売事業を主な事業としている。事業セグメントは、衣料品販売事業と、玩具・雑貨販売事業、その他事業に区分される。

 衣料品販売事業では、10代後半から20代前半の女性をメインターゲットとする衣料品販売を主にSPA(Speciality Store Retailer of Private Label Apparel)の方法で展開している。当事業は、インターネット販売のみで展開しており、スマートフォン等のモバイル端末から手軽に購入でき、かつ、安価で流行にいち早くマッチした衣料品を、お客様に適時に提供している。また、夢展望グループでは、自社でスタジオを保有し、商品撮影、画像加工、WEBページのアップまでを一貫して行っている。

 当事業で展開しているブランド構成は以下のとおり。
・ディアマイラブ / 男の子が連れて歩きたくなる上品キュートなフェミニンスタイルを提案
・ソーレディー / 格好いい大人の女性を感じさせるエレガントなスタイルを提案
・リノッシュ / デニムをメインにしたカジュアルの中にも女らしさやエレガンスを取り入れたブランド
・ディアブルベーゼ / 程よい露出でメリハリをきかせた女性らしいラインを提案
・メアリーローズ・オードパルファム / 大人の女性の美しさにちょっぴり甘えたキュートなスタイルを提案

 玩具・雑貨販売事業では、国内玩具メーカーからの発注に基づき、玩具製品を主に中国の協力工場より仕入れ、玩具メーカー向けに販売しております。夢展望は創業以来中国において雑貨の企画製造管理を行ってきたことから、中国現地での生産管理及び仕入についてのノウハウを有しており、当事業では、そのノウハウを活かし、仕入先工場との連携をとりながら、仕入販売を行っている。

 その他事業では、販売チャネルの多様化を図るため、テレビショッピングチャンネルを運営している事業者や他のインターネット店舗を運営する事業者に対して衣料品等商品を販売する卸売販売事業を行っている。また、当社サイトにて商品を購入したお客様に対して、当社商品送付時に広告元企業の商品PRのチラシ等を同梱することにより収入を得る広告販売事業も行っている。

収支の状況
12.9期に単年度黒字化達成、13.9期は大幅に増収増益の見通し
■12.9期
 衣料品販売事業では、計画的なマーチャンダイジングが行えた事などにより、秋冬商品の売れ行きが例年よりも順調に推移した。その結果、売上高は対前期比+1.4%の増収、営業利益は対前期で黒字化となった。

 玩具・雑貨販売事業では、消費者による購買の二極化が進み、定番商品や一部のヒット商品販売は堅調に推移したが、市場全体の落ち込みを埋めるまでには至らなかった。主力取引先より安定的な受注が確保できた一方、工場開拓に係る費用負担も増加したものの、売上高は対前期+38.9%の増収、営業利益は対前期で黒字化となった。

 以上の結果、全体の売上高は対前期比+5.9%の増収となり、営業利益、経常利益では前期の損失計上から黒字化となった。

株式の状況
VC保有株の一部はロックアップ対象外、ストックオプションの行使は当面不可
 ベンチャーキャピタルからの出資があり、一部はロックアップの対象になっているが、売却可能なものも含まれている。ストックオプションの未行使残高については、発行済株式数の1割以上を占めるウエイトになっているものの、当面は行使可能期間に入らない。

A. 発行済み株式数 1,044千株(単元100株、13.4に1:300株式分割後)
B. 公募 300千株、増資によるオーバーアロットメント 60千株
C. 売出し 100,300株(売出し元は会社関係者40千株、ベンチャーキャピタル42,300千株、残は金融機関)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 162,600株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,404千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 288千株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者5名とベンチャーキャピタル6組合に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は、974,400株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
06年2月 72,000株 625円 15年2月〜16年2月
07年3月  7,800株 1,000円 15年2月〜17年3月
13年2月 82,800株 1,667円 15年2月〜23年2月

 目論見書での夢展望の想定発行価格は2,400円で、この価格に基づく公募による夢展望の手取り概算額は約652百万円とされている。

 別途予定されている第三者割当増資の手取概算額上限132百万円と合わせた資金使途は、衣料品販売事業におけるシステム、ソフトウエア等への設備資金として自社サイト改修費用に120百万円、商品化計画及び販売動向の分析精度向上のためのマーチャンダイジングシステム導入費用に25百万円、販売管理、棚卸資産管理等を担う基幹システム改修費用に50百万円、新規顧客獲得のための広告宣伝費に340百万円、財務体質向上のための借入金返済に230百万円、残額はPCのオペレーティングシステム入替えや人材の採用費用等の運転資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 夢展望のウエブサイトには、6月7日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。



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