6055ジャパンマテリアルIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ジャパンマテリアル(6055 東証二部)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

想定公募価格が、ちょうど妥当な水準ではないか
 最近の新規上場案件の中では、比較的わかりやすい「モノ作り」の会社であり、利益成長率もそこそこ。株主構成も複雑ではなく、ストックオプションやベンチャーキャピタルからの出資の無いシンプルな構造となっている。

 12.3期業績予想ベースEPSに基づく、想定公募価格のPERはちょうど約10倍となる。株価評価についても、比較的かりやすい構造になっている。この価格水準が妥当なところではないか。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 10/3 11/3 11/9 12/3予
売上高(百万円)
6,651
21.3%
8,067

4,792
18.8%
9,586
営業利益(百万円)
338
242.0%
1,157

590
12.8%
1,305
経常利益(百万円)
418
184.3%
1,188

548
10.0%
1,306
当期利益(百万円)
386
81.6%
700

319
11.0%
777
総資産(百万円)
純資産(百万円)
6,981
5,197
8,051
5,782
8,120
5,892
--
--
株主資本比率(%) 74.4% 71.8% 72.6% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
6.0%
7.4%
14.8%
12.1%
6.7%
5.4%
--
--
発行済株式数 2,740(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
141
1,897
256
2,110
116
2,150
284
--
配当(円/株) 40 88 -- 87

事業概要
エレクトロニクス関連事業およびグラフィックスソリューション事業
 ジャパンマテリアルグループは、当社ジャパンマテリアルと連結子会社6社から構成されており、エレクトロニクス関連事業とグラフィックスソリューション事業の2つの分野で事業を展開している。

 エレクトロニクス関連事業では、半導体、液晶及び2次電池関連工場向けに、製造工程において不可欠な特殊ガスを主軸に、超純水、薬液等に関連するインフラ事業を行っている。特殊ガス関連では、特殊ガス供給装置製造、供給配管設計施工及び特殊ガス販売管理業務(TGM)に至る一貫した機能を提供している。その他関連として、真空ポンプのメンテナンスサービス、各種薬液の管理・運搬等のトータルケミカルマネジメント(TCM)や超純水プラント運転管理請負業務及びメンテナンス(TWN)の技術サービスを行っている。また液晶関連メーカー向けに液晶バックライト用フレキシブルプリント基板販売等の電子部材販売業務を行っている。

 特殊ガス供給装置製造に関しては、半導体や液晶関連の製造では、蒸着、露光、エッチング、イオン注入/不純物熱拡散といった各工程で特殊ガスが使用されているが、その特殊ガスは、可燃性、毒性、腐食性といった危険性が高いものが多いため、安全に安定的にかつガスの純度を損なうことなく供給するための装置を開発製造している。

 供給配管設計施工に関しては、半導体、液晶及び2次電池関連工場において、特殊ガスを使用するためには、特殊ガス供給装置から製造装置までを繋ぐ配管が必要である。特殊ガスの性質上、配管設計施工については、特殊な加工機器、検査機器やノウハウが必要とされ、配管材は耐腐食性、パーティクルレス、水分レス等を考慮した選定が重要となるが、ジャパンマテリアルグループは、その配管設計施工技術や配管材等の評価技術を有しており、その技術をベースとした供給配管設計施工を行っている。

 特殊ガス販売管理業務(TGM)に関しては、半導体、液晶及び2次電池関連工場において、設置された特殊ガス供給装置は、それぞれの特殊ガス使用量に応じて充填されたボンベを取付け、空ボンベを回収する作業と、安全かつ安定供給を維持するための日常点検や保守が必要となる。これら全般の業務と特殊ガス受発注管理代行業務を行っている。

 グラフィックスソリューション事業では、グラフィックボード(コンピュータで映像を信号として出力、または入力する機能をボード(電子基盤)として独立させたもの)等のパソコン関連部品の販売、CADCAM用三次元ツールソフトの開発や三次元データ処理に関するアプリケーションソフトの受託開発ならびに三次元CADビュワーソフトの販売を行っている。グラフィックボードの具体的な用途は、
・ 複数のディスプレイ表示を必要とする銀行や証券会社のボード
・ レントゲンなど高画質を必要とする医療システム用のボード
・ デジタルサイネージ用(電子看板による広告媒体)のボード
・ 広大なデスクトップ環境を必要とする地図データ、航空画像、衛星画像データ
・ GIS関連データを取扱う監視用モニタや航空管制用モニタ
・ 空港の発着案内表示
収支の状況
12.3期も前期ほどではないものの、増益を維持できる見通し
■11.3期実績
 売上高では、エレクトロニクス関連事業で、半導体、液晶及び2次電池関連工場の設備投資が順調に行われたことから、特殊ガス供給装置製造、供給配管設計施工、特殊ガス販売管理業務において、対前期比+22.7%の増収となった。

 グラフィックスソリューション事業では、新規顧客の拡大、医療向け、デジタルサイネージ分野の受注が順調に推移したことから、売上高は対前期比+8.4%の増収となった。

 以上の結果、全体の売上高は対前期比+21.3%の増収となり、増収効果によって営業利益以下の利益項目では、対前期比で大幅な増益を達成した。

■12.3期業績予想
 12.3期の電子デバイス業界は、スマートフォンやタブレット型端末の需要拡大により、NAND型フラッシュメモリや中古型液晶メーカーの設備投資が順調に行われている。この状況を背景として、ジャパンマテリアルでも受注拡大が見込まれることから、同期の売上高は対前期比+18.8%の増収を見込んでいる。

 営業利益以下の利益項目では、対前期比+10%強の増益を見込んでいる。

株式の状況
株式需給上の問題点は見当たらない
 ストックオプションなし、ベンチャーキャピタルの出資なし、ロックアップのカバー率も十分と、株式需給には特に問題点は見当たらない

A. 発行済み株式数 2,382,720株(単元100株、11.10に1:3株式分割後)
B. 公募 270,000株、増資によるオーバーアロットメント 87,300株
C. 売出し 312,100株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,740,020株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者15名と法人2社に対して180日間。対象株数は1,952,760株。

 目論見書でのジャパンマテリアルの想定発行価格は2,800円で、この価格に基づく公募によるジャパンマテリアルの手取り概算額は約685百万円とされている。資金使途は、子会社の事業所新設のために100百万円を、残額については本社工場拡充と基幹システムへの設備資金等に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 ジャパンマテリアルのウエブサイトには11月18日時点で、投資家向け情報開示のページは、設置されていない。トップページには電子公告へのリンクが張られているが、リンク先での電子公告掲載は、まだされていない。


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