3657ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス(3657 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

上場にあたっては高い評価が期待できるだろう
 主な事業内容が、家庭用ゲームのデバッグとネット看視事業と、株式マーケットで注目を受けそうな内容になっている。足元の業績も、利益が倍増とまでは行かないものの、堅実に増益ペースを維持している。

 12.1期業績予想ベースのEPS約116円に対して、想定されている公募価格のPERは約19倍となる。公募価格には既に一定の成長性が織り込まれているとみられるが、マーケットでの評価としては、更に高い評価を十分に狙えるだろう。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 10/1 11/1 11/7 12/1予
売上高(百万円)
6,450
6.4%
6,866

3,820
12.6%
7,733
営業利益(百万円)
482
60%
771

527
29.5%
998
経常利益(百万円)
525
47%
769

555
29.5%
996
当期利益(百万円)
217
75.6%
382

299
41.7%
541
総資産(百万円)
純資産(百万円)
2,941
2,103
3,536
2,479
3,804
2,675
--
--
株主資本比率(%) 71.5% 70.1% 70.3% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
17.8%
10.3%
21.8%
15.4%
14.6%
11.2%
--
--
発行済株式数 4,670.3(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
46.5
450.3
81.7
530.9
63.9
572.8
116
--
配当(円/株) -- 28.5 -- 31

事業概要
デバッグ・検証事業、ネット看視事業他
 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスは、家庭用ゲーム分野におけるデバッグ作業のアウトソーシングサービスを提供している日本初の独立系デバッグ専門企業であるポールトゥウィンと、ネット看視のアウトソーシングサービスを提供しているピットクルーの株式移転により、グループ全体を統括する持株会社として設立された。

 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスは、当社と連結子会社8社から構成されており、ソフトウエア・ハードウエアの品質向上をサポートするために不具合の検出を行うデバッグ・検証事業、インターネットの健全な成長をサポートするための種々のコンテンツに含まれる違法有害情報の検出や不正利用の検出を行うネット看視事業を主要な事業としている。

情報開示の状況
開示なし
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスのウエブサイトには投資家向け情報開示のページは、設置されていない。
収支の状況
11.1期実績に続き、12.1期業績予想でも、増収増益の見通し
■11.1期実績
 デバッグ・検証事業では、ゲームチューニングを行う会社を子会社化したこと等によって、売上高は、対前期比+8.7%の増収となった。

 ネット看視事業では、青少年のネット利用トラブルの増加に関連して、「スクールネットパトロールサービス」を開始し、新たに山形県、三重県等の教育委員会から受託した。また広告審査サービスも順調に拡大しており、売上高は対前期比+1.7%の増収。

 以上の結果、売上高全体では対前期比+6.4%の増収、営業利益以下では、対前期比+40%以上の増益となった。

株式の状況
VC出資なし、ストックオプションあるが多くは無く、特に課題は見当たらない
 発行済み株式(公募前)のうち半数以上を会社関係者2名で保有しており、ベンチャーキャピタルによる既存出資はない。ストックオプションの未行使残高はあるものの、大きなボリュームとはなっていない。ロックアップも過半数以上が対象となっており、株式需給に関しては、特に問題はないように見える。

A. 発行済み株式数 3,616千株(単元100株、11.7に1:20株式分割後)
B. 公募 640千株、増資によるオーバーアロットメント 192千株
C. 売出し 640千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 222,300株
 E. うち潜在株式に算入する数 222,300株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 4,670,300株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者13名に対して180日間。対象株数は約3,224千株。

表1 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
10年4月 222,300株 625円 12年10月〜20年9月

 目論見書でのポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスの想定発行価格は2,250円で、この価格に基づく公募によるポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスの手取り概算額は約1,429百万円とされている。

 資金使途は、1,200百万円を関係会社投融資資金に、残額を当社グループ内での人材採用・教育研修及び関係会社の事業領域の拡大に係わる投資資金に充当する予定。

 融資を受ける子会社での資金使途は、業務受託拡大のための国内事業所の新設にかかるネットワーク機器や建物付属設備等の設備資金や、業務用機材の拡充、ネットワーク機器の更新・増強等の社内IT基盤の整備、海外展開強化のための欧州事業拠点の新設等に充当する計画。



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