3655ブレインパッドIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ブレインパッド(3655 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

高い成長性を示しており、期待感は十分
 正直、事業内容が理解しにくい業態だが、足元の業績の伸びは、最近の上場会社の中ではとりわけ高い。11.6期は売上高で対前期比で倍近く、利益額では対前期比で3倍以上の増加となる。

 これに対して、11.6期予想EPSから見た想定公募価格のPERは約11.5倍と、足元の目覚しい成長率から見ると、控えめな公募価格の設定となっている。マーケットの現状等を考慮して安全サイドで織り込んでいるということなのかとも思うが、上場その時の相場の状況はともかく、銘柄としては、成長性を十分評価できると思われる。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 09/6 10/6 11/6予
売上高(百万円)
647
40.1%
906
91.0%
1,731
営業利益(百万円)
54
42.7%
78
331.9%
335
経常利益(百万円)
58
26.4%
74
349.8%
332
当期利益(百万円)
41
7.4%
44
345.6%
197
総資産(百万円)
純資産(百万円)
329
178
450
222
--
--
株主資本比率(%) 54.1% 49.3% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
17.8%
23.1%
16.4%
19.9%
--
--
発行済株式数 1,127(修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
36.5
157.9
39.2
197.1
174.8
--
配当(円/株) -- -- --
11/6業績予想はBloombergから
事業概要
アナリティクス事業、ソリューション事業、ASP関連事業
 ブレインパッドは、統計学、数学や機械学習といった様々なデータ解析技術(データマイニング)によるアプローチによって、企業が営業活動等の結果取得した大量の販売等データから購買パターンや顧客属性毎の購買確率を当社のノウハウにより分析し、経営・企画立案者が適切な施策、方針立案等の意思決定が速やかに可能となることを支援する事業を展開している。

 事業区分は、アナリティクス事業、ソリューション事業、ASP関連事業の3セグメントとなっている。

 アナリティクス事業では、インターネット、PCの普及等により、企業内に大量に蓄積されるようになった各種データから、企業の営業やマーケティング活動に効果的な情報を導き出すための分析及び最適化作業を、企業に代わって行い、具体的な施策を提供している。当事業の顧客企業は、業種を問わず、広範な顧客基盤や大量の取引履歴を有する大企業が中心となっている。

 ソリューション事業では、顧客企業に対して、データ分析やそれに基づく一連のマーケティング活動を実施する上で利用できるソフトウエアのライセンス提供とシステム構築を行っている。ブレインパッドは、ソフトウエア開発会社等の販売代理店として、ソフトウエアのライセンス供与を受け、提供を行っているが、顧客企業の所有するシステムや、求める機能等に合わせて独自にカスタマイズを行うことにより、最適なシステムとして納入している。導入後のソフトウエアに対する追加カスタマイズを含めたメンテナンスなどのサービスを提供している。

 主な取扱い製品の用途と概要は以下の通り。
 データマイニングツール: 大量変数を利用した高精度データマイニングを自動化し、精緻な予測モデルを生成可能
 Web解析エンジン: Webサイト訪問者のアクセス行動を効果的に収集するためのログ解析エンジン
 キャンペーンマネジメントシステム: キャンペーンごとに対象顧客を抽出し、優先順位をつけて実施管理をするための解析ツール

 ASP関連事業では、アナリティクス事業で蓄積したノウハウを活用したアルゴリズムを用いたツールを自社開発し、ASPにて顧客企業に提供、また、これに付随する保守業務等を行っている。

収支の状況
11.6期は10.6期を上回り、大幅な対前期増益となる見込み
■10.6期実績
 売上高では、アナリティクス事業は、昨年度から引き続き実施した人員の増強及び人材育成の推進により新規案件を受注した結果、対前期比+30.0%の増収、ソリューション事業では大型の新規案件の獲得や前事業年度より取り扱いを開始したキャンペーンマネジメントシステムの積極展開により、対前期比+74.5%の増収、ASP関連事業も顧客基盤の拡大に伴い、対前期比+23.2%の増収となった。

 大型案件の獲得による開発関連費や社内管理体制の強化に伴う人件費の増加等があったものの、営業利益は対前期比+42.7%の増益、経常利益は同+26.4%、当期純利益は同+7.4%の増益となった。

株式の状況
ストックオプションとVCの株式保有あるが、あまり影響は無さそう
 ストックオプションの未行使残高はあるものの、ウエイトは小さい。また、ベンチャーキャピタルの保有株式があるが、その全数が売出しかロックアップの対象になっており、当面の株式需給には影響が無い模様。

A. 発行済み株式数 852千株(単元 100株、11.8に1:100株式分割後)
B. 公募 190千株、増資によるオーバーアロットメント 40,500株
C. 売出し 80千株(売出し元は会社関係者55千株、ベンチャーキャピタル25千株)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 44,500株
 E. うち潜在株式に算入する数 44,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,127千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 100,000株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者5名とベンチャーキャピタル4組合、2法人に対して90日間。但し、発行価格の1.5倍以上での市中売却は可能。対象株数は、831,600株。

表1 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
07年6月44,500株 400円 09年6月〜17年6月

 目論見書でのブレインパッドの想定発行価格は2,010円で、この価格に基づく公募によるブレインパッドの手取り概算額は約344百万円とされている。資金使途は、データマイニング及び最適化にかかる研究開発のための設備投資とソフトウエアの購入に133百万円、ソフトウエア開発投資に110百万円を充当する予定。研究開発のための設備投資とソフトウエアの購入の内容は、より大規模なデータを処理するためのシステム環境整備のためのサーバー等のインフラ整備やライセンスの購入で、ソフトウエア開発投資の内容は既存ソフトウエアのバージョンアップ。

情報開示の状況
開示なし
 ブレインパッドのウエブサイトには、8月22日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。


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