3633paperboy&co.IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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paperboy&co.(3633 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

品薄感はあるが、それ以上の評価はしにくい
 08.12期の業績予想ベースEPS約174円に対して、想定されている公募価格のPERは約13倍となる。ネット関連ビジネスであり、もう少し高いPERが容認されてもいいのではないかと思える面もあるが、足元の増益率は10%台まで低下しており、現状では、公募価格以上には評価できる要素は考えにくい。情報開示面で、12月上場で9月末までの第3四半期決算が事前開示されていない点や、GMOインターネットとの親子上場となる点は、ネガティブ材料となる。

 ただ、公募と売り出しを合わせても1,500単元しかない、極端に品薄の上場となるので、株式需給の面で短期的な過熱は発生する可能性もある。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 06/12 07/12 08/6中 08/12中
売上高(百万円)
1,316
36.3%
1,794

1,065
24.6%
2,236
営業利益(百万円)
260
40.5%
366

222
19.6%
437
経常利益(百万円)
261
40.5%
367

222
11.9%
411
当期利益(百万円)
154
31.9%
203

112
17.4%
238
総資産(百万円)
純資産(百万円)
902
337
1,274
471
1,415
494
--
--
株主資本比率(%) 37.4% 37.0% 34.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
29.0%
45.6%
28.8%
43.1%
15.7%
22.7%
--
--
発行済株式数 1,365.2 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
113
247
149
345
82
362
174
--
配当(円/株) 54.3 70 -- 80

事業概要
個人向けホスティング事業とオンラインショップ構築サービス、広告メディア事業等
 paperboy&co.は親会社であるGMOインターネットを中心とした企業集団に属しており、公募増資前の段階で、GMOインターネットはpaperboy&co.株式の59.6%(760千株)を保有している。

 paperboy&co.では、ホスティング、EC支援、コミュニティの3事業を展開している。

 ホスティング事業では、ウエブサイトやホームページを開設するためのサーバーや各種機能、ドメイン等を提供し、各サービスの利用料を主な売上げとしている。

 EC支援事業では、電子商取引(EC)の運営を支援するオンラインショップ構築サービスとオンラインショッピングモールを提供しており、サービスの利用料金が主な売上げとなる。オンラインショップ運営が初めての方でもブログを作成する感覚で簡単に開店できるシステムを提供しており、08.10月末現在で18千件以上のオンラインショップが開店している。

 コミュニティ事業では、ブログやSNSなどのインターネットサービスを提供しており、無料サービスについては広告掲載料、有料サービスについては、利用料金やシステムのライセンスフィーが主な売上げとなる。

情報開示の状況
上場関連資料のみ掲載あり
 paperboy&co.のウエブサイトには、11月19日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。上場関連の資料はニュースリリースとして掲載されている。
収支の状況
伸び率は低下傾向だが08.12期も増収増益の見通し
 07.12期は、ホスティング事業では、機能追加やキャンペーンの実施を行い、日本語ドメインの取得を開始し、同事業の売上高は対前期比+約28%の増収となった。EC支援事業では、運営されているショップ数が07.4月に1万件を超え、売上高は対前期比+約94%の増収。コミュニティ事業では、モバイル向けコンテンツ連動型広告など、新たな収益を確立するための施策を実施し、対前期比+約74%の増収となった。全体の売上高では、対前期比+約36%の増収。

 08.6中間期時点では、ホスティング事業では、レンタルサーバーサービスで約51千名の新規会員、ドメインサービスで約88千件のドメインが増加。EC支援事業では、約2千件が新規出店した。

表1 事業部門別の販売実績(百万円、前期比%)
          07.12期  08.6中
ホスティング 1,476 +28.9% 878
EC支援     175 +94.7% 125
コミュニティ   140 +74.1%  61
そ の 他     1   --   --
合    計  1,793 +36.3% 1,065

 08.12期は、paperboy&co.のサービスを1つのドメインで利用できる「ムームーDNS」を軸としたサービス間シナジーの創出を図っている。売上高の見通しは、コミュニティ事業において、広告単価下落の影響で対前期比マイナス約3%の減収の見通しだが、ドメイン市場の成長を受けて、「ムームーDNS」を軸としたドメインによる囲い込みを進めることで、ホスティング事業では対前期比+約23%、EC支援事業では同+約58%の増収を見込み、全体の売上高では、対前期比+約24%の増収の見通し。

 人員増員に伴う労務費の増加や、ドメイン売上増加に伴う手数料の増加、会員数の増加や新規サービスの立ち上げ・機能向上に伴うサーバー外注費の増加等が見込まれるものの、増収効果によって、営業利益では、対前期比+約19%の増益の見通し。

株式の状況
ロックアップ条項はないが、既存株主の売却可能性は高くないと想定
 ストックオプションは存在するものの、ボリュームは大きくない。また、行使価格も想定されている公募価格よりもやや高い水準になっているので、実際に行使できるかどうかは微妙。

 既存株主に対するロックアップ条項はない。ただ、筆頭株主である親会社GMOインターネットの株式シェアは、公募増資後には、あまり売却すると過半数を割り込む可能性があるぐらいのぎりぎりの水準であり、支配権の維持を考慮するならば、持ち株売却の可能性は、あまり高くないと想定される。

A. 発行済み株式数 1,275,000株(単元100株、08.6に1:50株式分割後)
B. 公募 50,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 100,000株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 40,200株
 E. うち潜在株式に算入する数 40,200株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,365,200株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:なし

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
07年5月 40,200株 2,468円 09年5月〜14年5月

 目論見書での想定発行価格は2,200円で、この価格に基づくpaperboy&co.の公募による手取り概算額は約93百万円とされている。資金使途は、サービス提供用のサーバー設備等に約78百万円、残額を内部統制システムの強化に伴う設備等に充当する予定。



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