2186ソーバルIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ソーバル(2186 JASDAQ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

一見、想定公募価格は安全サイドでの評価に思えるが
 09.2期業績予想ベースのEPS約170円に対して、想定されている公募価格のPERは約5倍となる。足元の業績の伸びを考慮すると、現在の市況下であっても非常に安全サイドの評価をしているように思える。

 問題点としては、主な取引先がキヤノン・ソニーとなっており、今後のキヤノン・ソニーの業績動向が、当面期待しにくい中、ソーバルの評価も割引が必要になりそうな点か。また、この点を相当に考慮した公募価格設定となっている可能性もある。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 07/2 08/2 08/8中 09/2予
売上高(百万円)
5,168
23.6%
6,387

3,447
9.6%
7,000
営業利益(百万円)
475
33.5%
634

444
13.1%
717
経常利益(百万円)
475
33.9%
636

447
10.1%
700
当期利益(百万円)
256
38.9%
355

248
8.4%
385
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,615
980
2,064
1,360
2,295
1,590
--
--
株主資本比率(%) 60.7% 65.9% 69.3% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
29.4%
26.1%
30.8%
26.1%
19.5%
15.6%
--
--
発行済株式数 2,251.5 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
114
435
158
604
110
706
171
--
配当(円/株) 8 10 -- 53

事業概要
ファームウエア等の開発・評価に関するサービスを、特定人材派遣・業務請負により提供するエンジニアリング事業
 ソーバルはファームウエア、ソフトウエア、ハードウエアの開発・評価に関するサービスを、ソーバル従業員の特定人材派遣と業務請負によって提供するエンジニアリング事業を主な事業として展開している。また、その他の事業として、RFID分野に関する製品の製造・販売・ソリューションの提供を行っている。

 エンジニアリング事業では、主としてデジタル製品メーカーに対して、ファームウエア・ソフトウエア・ハードウエアの開発を支援するサービスを提供している。同時に、開発中の試作品の不具合や、仕様誤りをプログラムレベルで評価・検証したり、生産前の製品の品質評価をする評価サービスも、併せて提供している。また、デジタル製品メーカー以外にも、精密機器や電子機器メーカーに対して、同様の技術支援サービスの提供を行っている。

 ソフトウエアでは、デジタル製品のアプリケーションツールやドライバの開発の他、ウエブアプリケーションの開発にも携わっている。ハードウエアでは、LSIやDSPの設計・開発・周辺回路設計と構造設計や機構設計の研究・試作・量産設計を開発範囲としている。

 併せて、組込みソフト開発で培った技術基板を活用して、製品開発コスト管理支援ソリューションや、組込みシステム設計支援ソリューション等の各種コンサルテーションを提供している。

 RFIDはRadio Frequency Identificationの略称で、電波・電磁誘導方式を用いた非接触型の自動認識技術を指す。物流・在庫管理等の分野において利用されている。

情報開示の状況
開示なし
ソーバルのウエブサイトには、11月11日時点で投資家向け情報開示のページは設置されていない。ただ、上場承認のニュースリリースは掲載されているほか、CSR情報等も開示されており、今後の開示には期待できる地盤になっている。
収支の状況
09.2期も前期に続いて増収増益の見通し
 08.2期は、キヤノン本体との取引の他に、キヤノン関係会社3社との取引実績を拡大できたこと、及び、その他の顧客に対する取引の増加を図れたことから、売上高は対前期比+約23%の増収となった。

 コスト面では、新入社員の採用数の増加や未経験者の教育費の増加、自社商品の研究開発費等の費用増加があったものの、増収効果により、営業利益では対前期比+約33%の増益。

 09.2期は、付加価値の高いデジタル製品等への需要は堅調に推移する見通しのもと、ソーバルが取引するデジタル製品メーカーの新製品開発意欲は、高い水準を維持し、ソーバルが受託する開発案件についても、順調に獲得が見込まれる前提となっている。

 エンジニアリング事業では、前期に続いて組込みエンジニアの需要は高まると想定しており、新規取引先の開拓を積極的に行うことを織り込んでいる。特定派遣形態については、採用計画に基づくエンジニア数の増加と、客先別単価平均、年間予測作業時間等から売上高を予測し、業務請負形態では、プロジェクト別の積み上げ方式で想定し、エンジニアリング事業全体の売上高としては、対前期比+約7%の増収を見込んでいる。

 その他事業では、RFID市場では、今後、物流・流通・サービス市場の伸びが期待されることを前提に、ICタグ情報収集キット等のソフトウエア製品系とHF帯組込用製品の両方で、営業活動を展開することで、売上高では対前期比+約90%の増収の見通し。

 売上高全体では、対前期比+9%の増収の見通しとして、増収効果等によって、営業利益・経常利益では、それぞれ対前期比+10-13%の増益の見通しとしている。

株式の状況
ストックオプションの希薄化効果が懸念材料になる程度
 ベンチャーキャピタルの出資はなく、創業者一族の出資ウエイトが高い。ロックアップのカバー率も高く、当面の株式需給には、特に問題点は見当たらない。ストックオプションについては、行使可能になるまで1年以上が必要な、最後に付与されたものだけを潜在株式からはずした。

A. 発行済み株式数 1,856千株(単元100株、06.7に1:100株式分割後)
B. 公募 300千株、増資によるオーバーアロットメント 75千株
C. 売出し 205千株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 23,700株
 E. うち潜在株式に算入する数 20,500株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 2,251,500株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:売出人である会社関係者4名に対して180日間。対象株数は1,752千株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
05年7月 11,100株 300円 07年7月〜15年7月
06年11月 1,800株 450円 08年12月〜16年10月
06年11月 7,600株 450円 08年12月〜16年10月
08年1月  3,200株 750円 10年2月〜18年1月

 目論見書での想定発行価格は850円で、この価格に基づく公募によるソーバルの手取り概算額はやく209百万円とされている。資金使途は、東北地方における技術センター開設に伴う敷金の差し入れ・附帯設備等の購入に40百万円、残額を東京都における技術センター・研修センターの開設に伴う土地・建物・附帯設備等の購入に充当する予定。



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